ページID:18082更新日:2019年2月1日

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知事記者会見(平成19年9月11日)

詳細内容

平成19年9月11日知事記者会見の様子(JPG:22KB)知事記者会見
平成19年9月11日(火曜日)11時30分~
本館2階特別会議室

●発表事項
・なし

●質疑応答
・「政治とカネの問題について」
・「企業立地の促進について」
・「米軍横田飛行場の軍民共用化について」


●「政治とカネの問題について」

(記者)昨今、政治とカネの問題が取り沙汰されていますけれども、横内知事もご自身の政治資金管理団体等をお持ちかと思うのですが、それらの団体について改めて政治とカネの問題についてチェックするようご指示されたことがあるのか、またその場合に記載漏れ等過誤がなかったかどうか、それらの点について教えてください。

(知事)おっしゃるように、政治とカネの問題が国民の関心をよび、日々マスコミに記載漏れがあったり、様々なことが報道されているという状況でありますので、私としても、事務所の政治資金を担当している皆さんに、よく気を付けて政治資金の経理をきちっとやるように、注意をするようにということは話をしてあります。過去のことについてまで今チェックはしておりませんが、私の事務所は職員がしっかりと経理をやってくれていますので、問題はないだろうと私は思っています。

(記者)そうしますと、特に改めて過去の件も含めて、記載漏れ等がないかというチェックを行う考えは、今のところないということでよろしいでしょうか。

(知事)そうですね。今のところ考えておりません。

●「企業立地の促進について」

(記者)先日、地域産業活性化協議会の第一回会議が開かれて、工場立地件数が昨年非常に少なかったということが示されたのですが、知事として改めてそういう現状をどうとらえていまして、協議会の場等を通じてどのように産業立地を進めていこうとされているかについてお伺いします。

(知事)確かに地域産業活性化協議会の挨拶におきまして、昨年の本県の企業立地件数が、これは経済産業省の産業立地調査の結果なのですが、件数、面積ともに全国で43番目で、割と下位にあるということは申し上げましたが、この件数の数字は毎年大きく変動しますので、昨年43番目で非常に低かったということ自体を問題にする必要はないと私は思っていますけれども、いずれにしましても、今全国的に都道府県の間で企業誘致競争が非常に激化している中で、本県の場合には、東京に近いという立地条件の有利性を持っているわけですから、それを最大限に生かして、経済の活性化のために企業誘致の努力していかなければならないと思っております。その体制の整備も行い、関係の職員が一生懸命努力をしてくれていると思っております。

(記者)他府県の事情とかをいろいろなところから聞くと、例えば東京の方から企業の担当者がくると、知事自ら工業団地を案内をしてやるとか、そういうかたちで受け入れ体制が非常にしっかりしているという話を聞くのですが、今後受け入れ体制の整備をさらにどのように進めて行かれるかということを伺います。

(知事)私もトップセールスということを言ってまして、今ご指摘があったような企業用地の引き合いがある時に、私も出掛けていってPRをするという労を惜しむつもりは全くありません。したがってそういう機会があれば、また必要があれば、いつでも出掛けていきたいということは、担当の職員に言ってあります。ご承知のように今年の4月1日付けで産業立地室を設置して、約10人近い職員を貼り付けたわけですが、さらに9月1日からは4名を増員をしておりまして一層の体制整備を図っているところです。加えまして、先日山梨サポーターズ倶楽部というものを発足させましたが、その会員の皆様にも、企業立地などの情報があれば是非お寄せ頂きたいというお願いをしたり、いろいろなルートを通じて企業誘致の促進に取り組んでいるところであります。

●「米軍横田飛行場の軍民共用化について」

※「米軍横田飛行場の軍民共用化について」は、9月19日(火曜日)の知事記者会見において、知事が本日(9月11日)の発言内容を撤回し、改めて正式な知事の見解を述べています。

(記者)米軍横田飛行場の軍民共用化なんですが、以前、知事が10月頃には一定の方向性が出るのではとのご発言があったかと思いますが、現在の進捗状況について、知事はどのように伺っているのか教えていただけますでしょうか。

(知事)一ヶ月ぐらい前でしょうか、東京都の参与さんですけれど、石原東京都知事が大変信頼している参与さんですが、その方がおいでになりまして、今の状況を説明をして行かれました。
確かに、10月末までに日米間のワーキンググループが検討しているわけです。今の段階ではどうも、10月末に一定の方向性が出るという段階ではなさそうでありまして、もう少し結論が先に延びるということのようです。
ただ、その場合にも日本側はこういう主張をし、アメリカ側はこういう主張をしたという、お互いの意見の食い違いを明らかにして、オープンにしたいという方向だと聞いております。
アメリカ側は米軍基地として、日本における重要な基地でありますので、軍事的な観点その他から、いろいろな問題点を指摘しているということなので、10月末までに明確な方向性は今のところ出るのは難しいという状況のようです。

(記者)先に延びるだろうということですが、いつぐらいまでに結論が先延ばしになるのか、また、この点については知事の公約でもありますし、知事ご自身も積極的に取り組んでこられたと思いますが、今後、どのように実現に向けて取り組まれるお考えなのか、その二点をお願いします。

(知事)私としては公約でありますから、石原東京都知事とともに必要なことは最大限の努力をしていきたいと思っております。既に外務大臣、国土交通大臣、防衛大臣には5月の県の施策の要望の際に要望しておりますし、先日、谷内外務事務次官にお会いした時も、強く要請しております。東京都と相談をしながら、山梨県としてこれからも最大限のことをしていきたいと思っております。
具体的にいつ頃を目途でということは、まだ分からないということでした。

(記者)なかなか意見の食い違いがあるということですが、知事が把握している段階で日米間でどんな点が意見の食い違いがあって、どの辺が軍民共用化にあたって障害になっているのでしょうか。

(知事)軍事上の機密もありますので、あまり具体的なことは聞いておりませんけれども、例えば、民間航空機が入ってくるとターミナルビルを造らなければならないと。そのターミナルビルを造る位置がどこが適当なのか。基地の中もかなり住宅地もあったりして、フルに利用されているようですので、そのような問題とか。
軍民共用化している空港というのは世界ではたくさんあるんです。例えば、ドイツのフランクフルト空港などがあるんですが、横田基地の場合は滑走路が一本なものですから、その運用の問題をどうするかとか。そのような議論があるようです。
いずれにしても軍事的な機密の問題もありますから、あまり具体的なことまでは、我々としては把握できないということであります。

(以上)

リリース日:2007年9月12日

知事政策局広聴広報課

甲府市丸の内1-6-1本館2F
TEL:055(223)1336
FAX:055(223)1525

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