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知事記者会見(平成19年9月4日)

詳細内容

平成19年9月4日知事記者会見の様子(JPG:22KB)知事記者会見
平成19年9月4日(火曜日)11時30分~
本館2階特別会議室

●発表事項
・「ユニバーサルデザイン推進本部の設置について」

●発表事項以外の質疑応答
・「やまなしサポーターズ倶楽部交流会の開催について」
・「昭和町の大型ショッピングセンター問題について」
・「県内における妊婦の緊急受入体制について」
・「コムスンの事業の受け入れ先について」
・「知事の後援会組織について」
・「参院選における選挙チラシについて」

<発表事項>
●「ユニバーサルデザイン推進本部の設置について」

(知事)本日、ユニバーサルデザインの推進に全庁挙げて取り組むため、私を本部長とするユニバーサルデザイン推進本部を設置いたしました。
お手元に資料がございますが、年齢や性別、身体的能力、国籍などの違いにかかわらず、全ての人に配慮した生活環境や製品、サービスなどを提供しようとするユニバーサルデザインの考え方というものは、「暮らしやすさ日本一の山梨」を目指していくうえで大変重要な考え方であると思っています。
今後、この本部を中心といたしまして、本年度には基本方針を策定し、ユニバーサルデザインの考え方に立った施策の推進を進めていきたいと思っています。同時に行政と民間が一体となって、全ての人にやさしいまちづくりができるよう、様々な機会を通じてこの考え方の普及啓発に努めていきたいと思っています。説明は以上です。

<質疑応答>

(記者)ユニバーサルデザインといっても、交通等のインフラとか、町中のサインとかかなり幅広いと思うのですが、現在の山梨県の充実度合いに照らして、特に重点をおかれるものがあるのかということと、これは実際の生活者の視点が重要だと思うのですが、民間からなる懇話会のようなものを設けられる予定があるのかの2点についてお伺いします。

(知事)まず懇話会的なものは、今のところ設ける考えは持っていません。しかし将来必要があれば、そういうことも考えていきたいと思っています。
重点として、確かにおっしゃるように非常に幅広いものですから、公共施設、建築物環境だけではなくて、いろいろな製品、例えばカップだとかスプーンの形だとか、そういうことも含めて非常に幅広い概念でありますので、あまり広く薄くということになってもどうかと、やはり重点を決めてやるべきことをきちっとメリハリをつけてやっていく必要があると思っています。
そういう意味で、まだこれから検討していくわけでありますけれども、例えば、これはユニバーサルデザインというよりはバリアフリーということで既にやってきていることでありますけれども、歩きやすい歩道だとかあるいはバスのノンステップ化だとか、あるいは公共建築物における段差の解消とかですね。まずそういう基本的なところを十分徹底的にやっていったらどうかなと思っています。そんなところをまず重点的にやっていくことが大事ではないかと思っています。

<その他の質疑応答>

●「やまなしサポーターズ倶楽部交流会の開催について」

(記者)6日に東京で、やまなしサポーターズ倶楽部が開かれると思うのですが、昨日の発表資料等を見ると予想された300人を超える人数が集まるということで、どうしてこんなに多くの人数の方が集まったと考えておられるかということと、これを今後どうやって活用していこうと思われるかということについて、知事のお考えをお伺いします。

(知事)非常に多くの方々が予想以上に参加をしていただけるということで、うれしく思っています。なぜそんなに大勢の方が参加していただけるのかということは、私もよくわかりませんが、やはり山梨にゆかりのある方々、山梨ご出身の方とか、かつて山梨に勤務しておられた方々、そういう方々が、山梨をもっとPRをしていけば、もっと良くなる県なんだと。
したがって、我々も協力をして山梨をもっと良くしていこうじゃないかと。そういう思いを強く持って頂いているということの表れではないかと、ありがたく思っているところであります。
具体的にどういう活動をしていただくかということですが、一つには、私もトップセールスマンということで、山梨のPRを一生懸命やっているわけでありますけれども、私一人では力足らずでありますし、県庁も一生懸命やっておりますけれども、県庁だけでもまた力足らずでありますから、そういう東京をはじめとする県外におられる山梨を愛する方々に、山梨のPRを山梨のセールスマンあるいはセールスウーマンとして、是非やっていただきたいということが第一点で、もう一点は、山梨を活性化していくための、例えば企業誘致だとか、その他いろいろな情報があると思いますので、是非そういう情報をそれぞれの業界で中心的に活躍されているわけでありますから、いろいろな山梨に関わる、山梨の活性化に資するような情報が手に入ったら、それを是非我々に教えていただきたい。そういう情報を提供していただく情報源としても、期待をしているということであります。その2点での活動をお願いしたいと思っております。

●「昭和町の大型ショッピングセンター問題について」

(記者)先日、昭和町の大型ショッピングセンターの件について質問状が県に提出されましたが、昭和の大型ショッピングセンター計画について、知事は6割から8割縮小という目安を示されたわけでありますけれども、県の投げかけたボールというのは、今現在まだ昭和町の方にあるとお考えなのか、また町側から質問状が出てきたわけでありますが、今後どのように妥協点を見いだしていくのか、知事のお考えを教えてください。

(知事)昭和町から、それから地権者会から、かなりの量の質問状が出されてきました。質問に対しては、誠実になるべく早くお答えをしたいということで、今、回答の案文を検討しているところであります。私が目を通したうえで、できるだけ早く回答をしたいと思っております。
ボールはどちらに投げられているのかということでありますが、ご承知のようにこれは7月20日付けで県として再要請をしたわけです。県の要請に対して、地権者、事業者側の方は、売り場面積4万8千平方メートルを4万1千平方メートルに削りますという話があったわけですが、それでは都市計画上の問題を解決できない、したがって更に規模を削減するよう再要請を7月下旬に出したわけであります。
それに対する回答を私どもは待っているという段階であります。ボールはどちらかと言われれば、向こうの方にあると私どもは思っておりまして、恐らくいつかの段階で返事がくると思いますので、その返事を見ながらなるべく早く妥協点を見いだせるよう努力していきたいと思っております。

(記者)そうすると知事としては、先日示された6割から8割という目標を改めて引き下げるお考えはなくて、むしろ町側が15%というかつて示した案よりも妥協した案を示してくることを待っているということになるのでしょうか。

(知事)そういうことですね。目安としてお示しした、私自身としては、具体的な面積の目標みたいなものを示すのはどうかという思いもありましたけれども、是非示した方がいいという各方面の意見もありましたので、参考として、昭和ショッピングセンター計画地の比較的近くにある、甲府の中心市街地への距離もほぼ同じである、それから商業施設を設置する面積、スーパー街区と言っておりますけれども、その面積も8ヘクタールと同じである、中央市の医大南部地区の区画整理地内のショッピングセンター計画の売り場面積が、1万9千平方メートルくらいですね。
比較的類似した計画としてそういうものがあるので、それを参考にしてもらいたいということを申し上げたわけであります。したがって県のそういう気持ち、思いも念頭に置いていただきながら、回答をいただければと期待しております。

●「県内における妊婦の緊急受入体制について」

(記者)先般、奈良で妊婦の方の搬送中に胎児が亡くなられたということがありましたが、そういった問題を受けてすぐに県として対応ができるということはないかもしれませんが、山梨県でも当然起こり得る問題でありますので、改めて何か県として思うところはありますでしょうか。

(知事)奈良の事件は大変痛ましい事件だと思いますし、本県でもああいうことが起こってはならないと思っております。
本県の場合には、平成13年に県立中央病院に総合周産期母子医療センターが設置されておりまして、この総合周産期母子医療センターというものは、ハイリスク妊婦に対して、高度な医療設備を備えた24時間の診療体制がとられています。
したがって救急車で搬入されれば、原則として全て受け入れて、ハイリスクな妊産婦に対応するという体制ができております。夜間も含めてできております。したがいまして本県の場合には、ここに行ってくれれば必ず最高度の治療が受けられるわけであって、奈良のようにあっちへ行っても断られ、こっちへ行っても断られということはないということであります。県立中央病院の総合周産期母子医療センターへ来ていただければ、間違いなく高度な治療が受けられるという体制にありますから、奈良のような問題はないと思っております。

●「コムスンの事業の受け入れ先について」

(記者)コムスンの事業の各県の受け入れ先が、今日発表になると思うのですが、それを受けて県として、今後どういう対応をお考えか、お聞かせください。

(知事)今日、確かに第三者委員会でコムスンの受け入れ先が決まるということを聞いております。そういたしますと、当然、本県に対してもその会社が申請をしてくるということになりますけれど、本県としては介護保険法等の基準に基づいてきちっと厳正に審査をして、要は利用者に対して、適切なサービスが提供できるかどうかというところが一番のポイントでありますから、そういう事業体制ができているか厳正に審査をして、基準に合致し、十分なサービスが行われるという判断ができれば、それに対して許可をするということなると思います。

●「知事の後援会組織について」

(記者)先日、知事選の際の横内知事の後援会だった「甲斐の国・復活倶楽部」の発足当初のメンバーの会合がありまして、その中で今後の知事の後援会については、「甲斐の国・復活クラブ」を母体として、設置を進めていこうということで意見集約が図られましたが、知事の今後の後援会についてのお考えをお聞かせください。

(知事)後援会は確かに、いつかは作っていただくとありがたいなと思っております。ただ私としては、あまりどうしてくれということは申し上げる立場でないわけで、いろいろな方が私のことを心配して、そういう動きをしてくれていると思っております。

(記者)以前の取材では、年内には何らかの方向性をとの発言があったと思うのですが、知事とすれば、やはり年内には一定の方向性を作りたいなと、作っていただければとお考えでしょうか。

(知事)確かにそのように申し上げたのですが、もちろんスムーズに早くできれば結構でありますけれども、しかし同時にやはり、そういうものを作っていただける以上は、できるだけ幅広く、多くの方が参加していただけるような、しっかりしたものを作っていただきたいと思いますから、是非年内でなければ困るということにこだわるつもりはありません。
時間はかかっても、いいものを作っていただけるなら、それはそれでいいのではないかと思っておりまして、具体的に私がいつまでにどうやってくれということは、一切申し上げるつもりはありません。

(記者)昨日の会議では、「甲斐の国・復活倶楽部」を母体にということですけれど、それについて知事ご自身が、別の考え方を指示されるのかどうかということと、資金管理団体の設置などを巡っては、支持者の間で不協和音といいますか、見解の相違が出てきましたが、その点についての知事のお考えはどうでしょうか。

(知事)それぞれの方が私のことを心配してくれて、私のために様々な動きをしてくれているということだと思います。しかし、選挙の時にはいろいろな方々、いろいろなグループの方々が参加してくれましたから、そういう方々の中には不協和音があったり、意見の食い違いがあったりもするわけでありますが、いずれも私のことを心配してくれて、一生懸命やってくれていることに変わりはないわけであって、大勢の方々が円満に、いい形で後援組織を作っていただけることがありがたいなと思っております。

(記者)「甲斐の国・復活倶楽部」を母体とすることについては、賛同ということでしょうか。

(知事)私がそのことをあまり申し上げるべきではなくて、それは私を後援していただける方々がよく相談をして、いい形でやっていただければ、私はそれでいいのであって、それについて私が方向性を申し上げるつもりはないです。

●「参院選における選挙チラシについて」

(記者)参院選に絡んで、知事の写真を使った選挙チラシが配布された問題なのですが、民主党が告発したようですが、知事の写真が使われたことについての感想、知事の関与といいますか、その辺についてお聞かせください。

(知事)私は一切知らないことであり、もちろん関与もしておりません。民主党が告発したということでありますけれど、仮に違法ビラということであるとすれば、それは大変遺憾なことだと思います。いずれにしても私は一切知りませんし、関与もしておりません。

(以上)

リリース日:2007年9月5日

添付ファイル

知事政策局広聴広報課

甲府市丸の内1-6-1本館2F
TEL:055(223)1336
FAX:055(223)1525

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