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知事記者会見(平成19年8月21日)

詳細内容

平成19年8月21日知事記者会見の様子(JPG:23KB)知事記者会見
平成19年8月21日(火曜日)11時30分から
本館2階特別会議室

●発表事項
・なし

●質疑応答
・県立射撃場の移転について
・県議会予算委員会の設置について

<質疑応答>

●「県立射撃場の移転について」

(記者)県立射撃場についてお伺いします。過日、県教委がこれまで計画していた韮崎市内から甲州市内への変更を検討していると。移転地として甲州市が浮上しているということですが、一義的には県教委が決めることだとは思いますが、もちろん県としての判断も働いていると思いますが、甲州市が浮上したことについて、知事のお考えをお聞かせいただけますでしょうか。

(知事)この問題の経緯は、皆さんご承知だと思いますけれども、現在の県立の射撃場は韮崎市の清哲町にあるわけでありますが、平成10年に誤射によって実弾が民家に飛び込むという事件がありました。それをきっかけに地域住民の反対があって、これを移転するということになったのです。
移転先として、当時検討が行われまして、平成14年になりまして、移転先として同じ韮崎市の穂坂町に牛ヶ馬場という恩賜林がありますけれども、その恩賜林に新しい射撃場を設置をするということになりました。事業費は概算で30億円とされていました。そういうことで地域の住民の皆さんや恩賜林組合の皆さんにその計画を平成14年当時に説明したと。候補地として説明したという経緯があります。
しかし、その後、新しい計画地へのアクセス道路の問題などで、地域住民の皆さんと多少意見の食い違いなどがありまして、その後5年間、この問題が進展しないまま今日に至ってきているわけであります。
一方で、現射撃場、韮崎市清哲町にあります射撃場については、平成21年7月までに移転をするという約束を地域の皆さんとしているわけであります。したがって、2年後にはこれを移転しなければならないという期限が近づいてきているわけであります。この問題は放置することができないと判断して、動き始めたということであります。
しかしながら、平成14年当時は、30億円という事業費も県の財政が比較的余裕のあった時期ですから、良かったのでありましょうけれども、その後、三位一体改革などで交付税が大幅に削減して、財政事情が非常に厳しくなってきているという状況があります。
また、この射撃場というのは必要不可欠な施設ではありますけれども、例えば猟友会の皆さんとか、そういう方々に使ってもらわなければならないわけですから、必要不可欠な施設ではありますけれども、県民の大勢の方々が広く利用するという施設ではないということもありますし、やはり30億円というお金をかけるのは、現在の県の財政状況からして、国の補助金もありませんから、県民の税金で造らなければなりませんから、これは問題ではなかろうかと。もっと節約をし、削減をして造るべきではないかという議論がありました。
そういう議論の中で、もうちょっと節約をして造れる場所というものを幅広く探そうということがあり、教育委員会の方で検討した結果、甲州市のその場所だと、だいたい30億円の半分くらいで建設できるということが明らかになってきたものですから、甲州市のその場所が有力候補地として浮上してきたということであります。
教育委員会も同じ考え方でありますけれども、私としては今の県の財政状況からすると、やはり甲州市の方を有力な候補地として、地域の皆さんのご理解を是非いただいて、納得していただけるよう努力していきたいと。努力していくべきだと考えております。
その際に、韮崎市の穂坂町に一旦は、平成14年当時この場所を候補地としてご説明した経緯がありますから、その地域の皆さんにとっては割り切れない、納得がいかないというご意見は当然あるわけでありまして、ある意味では信義にもとるのではないかというご批判があるのは当然のことだと思っております。しかし、そういった県の財政事情その他をよくご説明して、誠意をもって理解をいただくように努力をしていきたいと思っております。

(記者)そうしますと確認なんですが、今後は甲州市の場所を軸に設置を進めていくというお考えでよろしいでしょうか。

(知事)そうですね、まだ甲州市の地域の皆さん、市の了解を得られたわけではありませんから、あくまでまだ候補地ということでありますけれども、そちらの方でご理解をいただく努力をしていくということであります。

●「県議会予算委員会の設置について」

(記者)先ほどの県議会の議会改革検討協議会で、来年の当初予算の県議会から予算委員会を設置することが概ね決まったわけですが、その方向性について知事はどうお考えですか。

(知事)それが決まったという話は、今ここで初めて伺ったわけでありますが、議会がお決めになったことでありますから、我々はそれに対して誠意をもってお応えをしていきたいと思っております。
いずれにしても、予算委員会というものは予算上の重要問題について議論する場でありますから、結構なことではないかと私は思っております。

(記者)今の質問に関連なんですが、まだ、議会の中では知事の出席ということが決まったわけではないんですが、知事としては出席を求められたならば、それには応じていくというお考えでしょうか。

(知事)それは求められれば、議会から要請があれば、当然応じます。

(以上)

リリース日:2007年8月22日

知事政策局広聴広報課

甲府市丸の内1-6-1本館2F
TEL:055(223)1336
FAX:055(223)1525

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