トップ > 県政情報・統計 > 知事 > 開の国やまなし こんにちは。知事の長崎です。 > 知事記者会見 > 知事記者会見(平成19年8月7日)
ページID:17496更新日:2019年2月1日
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(JPG:41KB)知事記者会見
成19年8月7日(火曜日)10時30分から
本館2階特別会議室
●発表事項
・なし
●質疑応答
・国民健康保険財政調整交付金の過大交付及び県立中央病院建設費にかかる起債の超過借入について
・昭和町大型ショッピングセンターにかかる地元説明会について
・富士山の世界文化遺産登録推進に向けた富士五湖の扱いについて
<質疑応答>
●「国民健康保険財政調整交付金の過大交付及び県立中央病院建設費にかかる起債の超過借入について」
(記者)過日、国民健康保険の過大交付と県立中央病院建設費の二重起債の問題が発覚しました。いずれの問題も知事在任以前の問題ではありますが、この問題について知事自身はどのようなところに原因があるとお考えでしょうか。
(知事)やはり、職員に職務をするに当たって緊張感が欠けていたというか、十分な注意を払ってしっかりと職務を適正に行うべきところ、そういう注意に欠けていたということであります。
県民の皆様には、県政の運営上、不信をおかけしたことに対してお詫びを申し上げたいと思います。
(記者)緊張感・注意力が欠けていたところに原因があるとおっしゃいましたが、そういった緊張感が欠けた状態は今現在も職員の間にあるのか。また、あるとすればどのように変えていきたいとお考えですか。
(知事)総務部長に、再びこういう不注意による不祥事が生じないよう、十分な再発防止策をとり、県民の不信を買わないように十分注意して職務の執行に当たってもらいたい。同時に、二重のチェックシステムをそれぞれの職場において設けてもらいたい。そのようなことを含む再発防止策を指示したところであります。
県民の皆さんの信頼をしっかりと確保するように、県庁の職員は今の段階では緊張感を持って仕事をしてくれていると、私は確信をしております。
●「昭和町大型ショッピングセンターにかかる地元説明会について」
(記者)明日(8日)、昭和町の大型ショッピングセンターの計画見直しについて直接対話に臨まれるということですが、まず、どのようなお考えで対話に臨まれるのか、お考えをお聞かせいただけますでしょうか。
(知事)昭和町の地権者会の皆さんから県の土木部の方に、県の考え方を聞きたいという申し入れがあったものですから、地権者会の皆さんも私が出ることまでは求めておられなかったようですけれど、せっかくの機会でありますので、私が直接出席させていただいて、私の考え、今回こういう要請をするに至った背景にある状況について、十分に説明をさせていただいて、地権者の皆さんに理解していただきたいと思って、出席させていただくことにしました。
従って、私の考え方を、明日の場では懇切丁寧にご説明させていただきたいと思っております。
(記者)知事が直接足を運ばれて説明されても、地権者の納得が完全に得られるかどうか判らず、かなりの反発も予想されると思いますが、例えばその場で出た意見で、県として受け入れられるものがあるかどうか判りませんが、それなりに向こうの意見を聞くとか、受け入れいられるものは受け入れるといったお考えはありますか。
(知事)もちろん、その場で出たご意見で“まことにごもっともだ”ということがあれば、当然のことながら受け入れる用意はあります。
●「富士山の世界文化遺産登録推進に向けた富士五湖の扱いについて」
(記者)過日(8月2日)、この場所で富士山の世界文化遺産登録推進に向けた県推進協議会が開かれ、そこで文化庁の考え方というものが県から示されましたが、今後、県としては富士五湖をコアゾーンにすることはやむを得ないというお考えなのか、それともとにかく説得してなんとか入れようというお考えなのかお伺いしたいと思います。
(知事)このあいだの場でも説明いたしましたとおり、富士五湖をコアゾーンに含めるということが、文化庁としては必須というか、必要不可欠のものであるというかなり強い考えを持っているようです。
富士五湖を入れないと、ユネスコを説得することは難しい。とりわけ最近は世界遺産の認定について状況が厳しくなっているだけに、ユネスコからも調査団が来るわけでありますけれども、相当厳しい姿勢で臨んでくる。その際に、富士五湖を対象に含めていないということになるとなかなかユネスコを説得することはできないという判断を、文化庁はかなり強い意見として持っております。
しかし、他方において、あそこで観光業をはじめ生業を営んでいる方々の、文化財として指定されることに伴って、今まで行っていた活動に支障が生じることに対して心配があるということはよく解るわけでありますから、その辺を十分調整をして、そして文化庁ともよく議論をして、文化庁は現在ある自然公園法以上の規制は無いと言っておりますけれども、その辺をよく確認して、地域の住民の皆さんの不安を取り除く努力をしていかなければならない。
不安を取り除いた上で、住民の皆さんの納得をいただきながら、富士五湖を文化財の対象として含めていくと、そういう方向になるように努力したいと思っています。
(以上)
リリース日:2007年8月8日
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