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知事記者会見(平成19年7月31日)

詳細内容

平成19年7月31日知事記者会見の様子(JPG:25KB)知事記者会見
平成19年7月31日(火曜日)9時30分~
本館2階特別会議室

●発表事項
・「中国での観光トップセールスについて」
・「中部横断自動車道に係る県負担額軽減について」
●発表事項以外の質疑応答
・「参議院議員選挙について」

<発表事項1>
●「中国での観光トップセールスについて」

(知事)今日は上京の予定があるものですから、記者会見を早めていただきまして恐縮です。
最初に一つ、お詫びを申し上げなければならないわけでございますが、昨日付けで公表いたしました私の資産等報告書に一部誤りがありましたので、夕べ訂正をさせていただきました。横浜市の金沢区に持っている土地でありますけれども、宅地造成地の一画でありますが、土地の公図上、赤道とか青道とか言われる、昔、道路なり水路であった部分、これが筆としては別の筆となってまして、それが権利証上は別の権利証になるものですから、それを書き漏らしておりました。そのことを訂正させていただきました。ご迷惑をおかけしましたことをお詫びさせていただきます。
さて、中国への観光トップセールということでありますが、そこの資料にありますように、7月24日から28日まで、足かけ5日間行って参りました。主たる行事はそこにあるとおりでありまして、四川省成都市の市長さんに会いました。
2番目に、これがメインの一つでありますが、日中地域間交流推進セミナーというセミナーを、これは日本の自治体国際化協会というところが開いております。これを今年は四川省成都市でやるということで、そこで200名くらい参加したわけですが、その場で基調講演をしたということであります。同時に(資料の)3にありますように、甲府市商工会議所が中心になって、このセミナーに合わせて「甲府ジュエリーフェア」を開催していただきました。200人くらい入ってくれて、大変盛況だったようであります。
4番目に、次のページに参りまして、成都市の工商業連合会と会談をしたということもありますし、5番目にありますように、四川省の省長であります蒋巨峰(しょうょほう)さんと会談をいたしました。永年の友好関係についてお互いに確認し、和気あいあいとした会談をいたしました。
6番目に観光説明会ということで、これは四川省成都市にある国際観光を取り扱う旅行社がいくつかありますが、旅行社を集めて山梨県のPRをいたしました。
そして北京市に移りまして、7番目に国家旅遊局という、日本で言うと観光省という役所になるわけですが、これは観光関係で一つの独立した省を成しています。そこの国際司長と会談をいたしました。
そして次のページにいきまして、8番目にありますように、在中国の宮本大使にお会いして、中国の状況を聞くと同時に、山梨の非常にファンでありまして、山梨県の観光についての協力をお願いして参りました。
9番目に北京市長、王岐山(おうざん)という方でありますが、会談をし覚書を取り交わしたところであります。最後のページにそれがございます。北京市はご案内のように、来年の北京オリンピックを控えて、非常に活発に順調に大きな発展を遂げている市でありまして、非常に活気のある市であります。
その市長と会談をして、市長も山梨県がかねてから北京市の修学旅行を多数受け入れてくれているということをよく承知しておりまして、評価をしておりました。そんなことがあって、覚書を署名し、お互いに観光交流を活発にしようという約束をしたところであります。
10番目に観光説明会を開催して、ここにありますように国際観光を取り扱っている旅行社に来てもらって、山梨県のPRをいたしました。そんな日程であったわけです。
3ページ目の最後に書いてありますように、旅行社から早速この秋に、800名程度の観光客を山梨に送客したいという計画も示されまして、どの方々も、どの地域においても大変に歓迎されまして、中国人は大変富士山というものを大事にすると言いましょうか、注目をしておりますので、「富士の国やまなし」ということで、大変に関心を持っていただいたということでありまして、いろいろな形で今後その成果が出てくるのではないかと期待をしております。これについては以上であります。

<質疑応答>

(記者)今回の中国のミッションについて、その成果について知事ご自身の評価と言いますか、例えば北京市との覚書等具体的に形になった成果があったと思いますが、今後の中国からの集客という部分に対する影響とか、そのあたりについての知事の評価をお伺いしたいと思います。

(知事)中国人というのは、非常に人間関係を大事にする人達でして、人間的な繋がり、いわゆる「信」、信頼関係ですね、これを非常に大事にする民族ですね。したがって、会って直接話しをして、お互いの信頼関係ができるということが大変に意味のあることだと、皆さんもそう言っております。私も改めてそういうことを痛感いたしました。
大勢の方が、知事がわざわざ来て、会って話しを聞いて、山梨の良さがよく分かったと。我々も大いに協力するよ、ということを言っていただいておりますので、先ほども申し上げましたように、早速に観光説明会の場で「それでは800人送ろう」と中信旅行という会社ですが、言ってくれましたけれども、そういう成果は具体的に現れてくると思っておりますし、これからも上海とか天津とか、そういう大都市に機会があれば行って、直接こういった観光セールスをやっていきたいと思っております。

(記者)今回、知事が中国に計5日間いらっしゃったということで、今回のトップセールスの成果を検証するというか、知事が行ったから商取引に繋がったという、知事が行ったことによる効果の検証、あるいはプレスリリースなどについてのお考えはあるでしょうか。

(知事)検証という形は考えておりませんでしたけれども、知事が行って(PRを)したがために具体的に成果が現れたかどうかということは、山梨県の観光業に携わる皆さんが一番肌身に感ずるところだと思いますから、具体的に分かると思います。
したがって、その辺のところは私も注目をして、観光業の皆さん方からヒアリングなどをして、成果があったかどうか、また、どういうふうにやるのが効果的なのか、その辺のところをよくよくフォローしたいと思います。

<発表事項2>
●「中部横断自動車道に係る県負担額軽減について」

(知事)中部横断自動車道の負担軽減の問題についてでございます。本日、平成19年度の交付税大綱が閣議決定されましたけれども、中部横断自動車道の新直轄区間の県負担の問題、これについてその軽減が正式に決定されたところであります。
去る7月5日には、菅総務大臣から、約180億円の本県負担額を約30億円程度に減額するという内示をいただいたところでありますけれども、今日、正式決定された内容としては、約177億円の本県負担額を145億円減額いたしまして、約32億円とするというものでございます。
軽減の方法につきましては、普通交付税の算定に用います投資補正係数というものがありますけれども、この投資補正係数を5割増しにする、1.5倍にするという特例措置を適用するというものであります。
そして、この特例措置の適用は、今後15年間にわたって継続的に行うということであります。したがいまして、15年間で145億円の交付税措置が取られるわけでありますので、毎年で言いますと、9億6千万円、約10億円の交付税手当が成されるということでありまして、早速、本年度の本県の普通交付税につきましては、約10億円が増額されていることを確認しております。
本県の主張が認められまして、145億円の特例措置が講じられたことは、誠に喜ばしい限りであります。これまでご尽力いただきました県選出の国会議員をはじめといたしまして、多くの関係者の皆様方に改めて感謝を申し上げたいと思います。
今後は、中部横断自動車道が一日も早く完成するように、最大限の努力をしていきたいと考えております。
なお、交付税というのは非常に詳細でありまして、詳しい説明はこの後、総務部長からさせますので、お聴き取りをいただきたいと思います。

<質疑応答>
なし

<その他の質疑応答>

●「参議院議員選挙について」

(記者)過日、参議院議員選挙が行われまして、民主党の米長晴信さんが初当選されたわけですが、選挙結果についての感想をお伺いできますか。

(知事)議席数として40前半ぐらいかなという感じがしておりましたけれども、予想以上の自民党の大敗だったと思います。いろいろな方々に会って、私が受けた感触としては、閣僚のいろいろな問題もありましたけれども、やはり年金の問題が非常に大きかったのではないかと思います。国民の皆さんにとって年金問題というのは、老後の安心・安全の一番の基本でありまして、そのために汗水垂らして働いたお金から保険料をずっと払ってきたわけです。それがどこにいっているか分からないというのは、果たして年金がもらえるかどうか分からないという不安を、国民の皆さんは感じたわけでありまして、どうしてこんないいかげんなことをしているのかという怒りが、非常に強いことを感じました。それが敗北の一番大きな原因だったと思います。

(記者)参院選では、知事は一党一派に偏しないという姿勢を貫かれたと思うのですが、その過程で知事の名前を利用して票に結びつけようということがあって、違法ビラがかなり広範囲で配られ、民主党が告発するという事態もあったのですが、その点についてはいかがでしょうか。

(知事)違法な行為が行われたとすれば、大変遺憾なことだと思っておりますが、私としては、今回の参院選については不偏不党を貫くということで、もちろんそのビラについても関与はしておりません。そういう姿勢を堅持してきました。

(記者)知事は、不偏不党ということを常々おっしゃられまして、実際に行動として現して来られたと思いますが、改めてその理由をお聞かせ願えますか。

(知事)2月の県議会、当選して直ぐの県議会で、議員さん方からの質問に答えて、自民党の党籍は保有するけれども、県政は公正公平に行わなければならない。そのためには、一党一派に偏しない不偏不党の姿勢を、政治に対しては保っていきたいということを申し上げたわけです。その考え方は今でも変わりません。
また、理由は、公正公平な県民全体のための県政を執行する、そのために不偏不党を貫きたいということです。

(記者)1月の知事選で、自民党以外にも民主系の支持者もいらっしゃったと思うのですが、そういったことを踏まえて、4年後の選挙を見据えた判断ではないかという意見もあるのですが、それについてどうお考えですか。

(知事)4年後のことまでは考えておりませんが、確かに民主党支持者の方ももちろんおられましたし、いろいろな方が幅広く応援してくださったことは確かです。しかしそのことを以て不偏不党ということではなくて、公正公平な、県民に信頼される県政を行っていくためには、やはり一党一派に偏しない県政をしなければならないと思ったから、そうしているということです。

(記者)今回のビラの中にも、横内知事カッコ自民党員という表記がありまして、知事が党籍を持っているという事実が、選挙に利用されるという結果を生んでいるのではないかと思いますけれども、改めて自民党籍を抜くというお考えはございますか。

(知事)今のところ、そういうことは特に考えておりません。

(以上)

リリース日:2007年8月1日

添付ファイル

知事政策局広聴広報課

甲府市丸の内1-6-1本館2F
TEL:055(223)1336
FAX:055(223)1525

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