ページID:17753更新日:2019年2月1日

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知事記者会見(平成19年5月1日)

詳細内容

平成19年5月1日知事記者会見(JPG:23KB)知事記者会見
平成19年5月1日(火曜日)15時30分~
本館2階特別会議室

<発表事項>

○「平成19年5月臨時県議会提出予定案件について」

(知事)平成19年5月臨時県議会提出予定案件につきまして発表させていただきます。5月臨時県議会は、5月8日に招集することとし、本日、招集告示を行ったところであります。
提出案件は、条例案1件、契約締結案件1件、同意案件3件、承認案件2件の予定でございます。
このうち条例案につきましては、政策秘書室の政策立案及び総合調整の機能を強化したことに伴いまして、その名称を「知事政策室」に改めることとし、「山梨県部等設置条例中改正の件」を提出することといたしました。
次に、契約締結案件につきましては、「南アルプス公園線新青崖トンネル建設工事」について、本工事は、災害対策事業として1日も早い工事完成が必要であることから「契約締結の件」を提出することといたしました。
また、同意案件につきましては、副知事に現公営企業管理者芦澤薫を選任することとし、議会の同意をお願いするための案件を提出することといたしました。
以上が主な提出予定案件であります。なお、詳細につきましては、財政課長から説明をいたします。以上であります。

<質疑応答>

(記者)副知事案件についてお伺いしたいのですが、新しい体制が発足して1ヵ月余りなんですが、敢えてなぜこの時期に副知事を置こうとお考えになられたのかということが一点。
それと、芦澤薫さんを選任した理由とかアピールポイントについて教えていただけますか。

(知事)質問の第一点、なぜ副知事を選任するのかということでありますけれども、ご案内のように、今までは特別職として副知事そして出納長がおりまして、実務の取りまとめとか、あるいは、いろいろな行事に分担して出席するなどしておりました。
しかし、今は副知事はいない、また、出納長も、地方自治法が改正されまして、出納長という職そのものがなくなりましたから、存在しないということでありまして、勢い知事である私のところに実務的な問題もみんな上がってくるということでありますし、また、いろいろな行事への出席も増えざるを得ないという状況であります。
その結果として、本来知事としてやらなければならない、あるいはどうしてもやりたいという仕事、例えば、トップセールをするとか、あるいは中央の政財界の要人にお会いする、そういう仕事にどうしても時間が取れないということがありまして、この知事の職務の遂行に支障をきたすと判断しまして、この度、副知事を置かせていただいて、私の指示を受けて、実務の取りまとめは私の補佐役としてやっていただくということにしたわけです。
芦澤薫氏を副知事に選任したいということにつきましては、これは、永年県庁に勤務して、大変に人格、識見ともに立派でありますし、有能でありますし、最も県庁職員の中では適材だと判断をいたしましたので、芦澤薫氏を副知事に選任したいと思っております。

(記者)今のお話の中で副知事との役割分担で、例えば、おおまかにこういうことは知事がやって、こういうことは副知事がやるという、おおまかな分担はあるのでしょうか。

(知事)細かい取り決め的なものはありませんけれども、おおまかに申し上げますと、政務は知事がやり、実務的なこと、知事の指示を受けて、その政策を具体化するために各部局を調整するという実務については、副知事にやってもらうという大きな種分けになるだろうと思います。

(記者)公営企業管理者は、次にどなたかということはお考えでしょうか。

(知事)それは考えておりますが、これは議会の同意がないと、この芦澤薫氏を任命できませんから、その後任等については今の段階では申し上げることはお許しいただきたいと思います。

(記者)芦澤さんに副知事要請をいつ頃行ったのでしょうか。ご本人にはいつ頃伝えたかということと、その時の芦澤さんの反応はどうだったか、どう答えられたか教えてください。

(知事)本人に伝えたのは、先週の金曜日ですから4月27日です。議会の同意が得られれば副知事にしたいので、よろしくお願いしたいと申し上げました。ご本人は、そうなりましたら一生懸命やりますとおっしゃっていました。

(記者)これまでの副知事は、過去、知事選でライバルになったという経緯もあって、山本前知事は国からの役人を副知事に置いたわけですが、この点についての懸念があったのか、なかったのかという点と、知事はこれまでの会見の中では、地元の職員の中で優秀な人材がいれば副知事に起用したいとおっしゃっていましたが、国の役人もしくは県庁外からの起用についてはお考えになられなかったのか、その点について教えてください。

(知事)最初の点については、そういう懸念は全く持っておりません。副知事を県庁の職員から登用するのか、あるいは外部から任命するのかということはありましたけれども、当初から私は申し上げていますとおり、基本的には県庁の職員の中から登用することが望ましいと。100%そう決めたわけではありませんけれども、基本的にはそれが望ましいと申し上げてきました。
それは、やはり知事という職務は、知事が政務を行う、副知事は知事の命をを受けて政策の具体化とか、県庁内の各部の取りまとめを行うという実務を行うわけでありますから、やはり県庁の中の実務によく精通している人間であることが望ましいと思っております。基本的には県庁の中の職員の中から優秀な人材を副知事に登用することが望ましいと、そうすべきものだと考えておりました。
そういう中で、芦澤さんは有能で、適材で、十分副知事の任務に堪える人と判断いたしましたので、そのように決めたいと思っております。

(記者)3月末の定期異動の際に、芦澤さんという選択肢もあり得たのかと思うのですが、繰り返しの質問になりますが、なぜこの5月の臨時議会の時期なのかということをもう一度お願いできますでしょうか。

(知事)4月1日というのは、これは議会の同意を必要とするものですから、そうするとどうしても5月の臨時議会ということになりますので、4月1日ということはあり得ないわけですね。
そうすると2月の県議会ということになりますが、これは私が就任してすぐの議会だったものですから、県庁の職員全体を掌握できなかったということもありまして、2月の議会で同意案件を出すということはタイミング的に無理だったということで、今回の5月の臨時議会にお願いすることになったものです。

(記者)横内知事が芦澤さんに決めたのはいつ頃のことでしょうか。

(知事)決断をしたのは、先週の金曜日、27日です。

(記者)特別顧問として柿澤弘治さんがいらっしゃるのですが、副知事と特別顧問との関係といいますか、違いはどうなるのでしょうか。

(知事)副知事は先ほども申し上げましたように、知事の補佐役として、知事の命を受けて、例えば政策の具体化について、各部の調整をして取りまとめていくという実務の面での私の補佐役をお願いするわけです。
柿澤特別顧問には、実務ということではなくて、山梨県の活性化を図っていくために幅広い見識なり人脈を活かして、私を補佐していただくということであり、当然そういうことでありますから非常勤ということになりまして、自ずから役割は分かれていると思います。

(記者)話は変わるんですが、今日は新しい県議の初登庁で会派も決まったということなんですけれども、会派別に見ますと、結果的に知事与党を標榜しているのは17人となるようですけれども、そのあたりはどのように感じていらっしゃいますでしょうか。

(知事)17人という大勢の県議の先生方が、基本的に私を支持していただけるということで、大変ありがたい、光栄なことと思っています。
ただ、再々申し上げておりますように、与党・野党、それぞれ何人になるにせよ、私としては執行部としての案件について、誠心誠意、議会の皆さんにお示しをして、そして議論をした上でご理解をいただくと、その基本姿勢を取っていきたいと思っていますから、与党・野党が何人になるということは、私にとっては、どうでもいいということではないのですが、与党が多いというのはありがたいことではありますが、基本的なスタンスはそういうことで、誠心誠意説明をしてご理解をいただくというスタンスは変わりません。

(記者)南アルプス公園線の建設工事ですけれども、この前の2月定例議会で県議の方の反対もあって、一旦引き下げたという経緯があると思いますが、今回、再度同じかたちで提出することにした理由を教えていただきたいと思います。

(知事)前回は一旦取り下げたわけでありますけれども、指名停止があったということで取り下げたわけですが、前回も申し上げましたとおり、指名停止というのは仮契約を破棄する要件にはなっていないわけです。従って、県としては本契約を締結していきたいと思っています。
その後の調査によって、仮に指名停止を受けた業者が、その指名停止を受けた事業については適切に執行していたということが明らかになりましたので、そして指名停止期間も解けましたし、今回再度契約締結の議案を出したい、契約締結をしたいということであります。

(記者)県議会の構成が変わったということが理由の一つに含まれるでしょうか。

(知事)いや、それは含まれません。

(記者)芦澤さんは、前の山本県政で総務部長という、まさに中枢で山本県政を支えた人だと思いますが、その辺りの起用について、何か特別な感想はお持ちですか。

(知事)それは特にありません。ご本人の人となりとか、仕事ぶりを見ていて、公正公平に公務員として仕事をやる方だと、副知事として適材であり、十分その職務をこなしてくれる人だと思いましたから、任命をさせていただきたいと思っています。政治家の選挙に関わる、今、ご指摘のようなことは全く気にもしていませんし、関係がないと思っています。

(記者)芦澤さんに同意した後のことですが、任期についてはどれくらいと考えていますか。

(知事)任期は、地方自治法上では、副知事は4年と決まっています。ただ知事が任命する特別職ですから、その時々の情勢その他によって、今の段階でいつまでというのは、申し上げられません。法律上の任期は4年となっています。

(記者)そうすると、これまでの出納長と同様に、名誉職的な扱いで1年交替というのもあり得るということでしょうか。

(知事)きちっとした仕事をしてもらいたいと思っていますので、1年交替というのは考えておりません。

○「予算委員会の設置について」

(記者)今日会派の構成が決まって、一部の会派から知事が出席して自由に議論ができる予算委員会の設置という考えが出されていまして、それについて提案している会派は、他会派に要請していきたいということですが、この構想について知事はどのように受け止めていらっしゃるのか、議会に対する活発な意見交換ということであれば、受けて立つという表現が相応しいかどうか別なのですが、知事ご自身としても出席してみたいとかのお考えはございますか。

(知事)議会の判断として、そういうものをお作りになるということであれば、もちろん私も受けて立って、大いに論議を交わしたいと思っていますが、そういうものを作ることが望ましいかどうかということは、議会の中で県議の先生方が十分ご相談なさって決めることでありますので、私としては、望ましいとか、望ましくないとか、そういう意見を言うことは差し控えたいと思います。

(以上)

リリース日:2007年5月2日

添付ファイル

知事政策局広聴広報課

甲府市丸の内1-6-1本館2F
TEL:055(223)1336
FAX:055(223)1525

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