ページID:17988更新日:2019年2月1日

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知事記者会見(平成19年4月10日)

詳細内容

平成19年4月10日知事記者会見(JPG:292KB)知事記者会見
平成19年4月10日(火曜日)11時30分から
本館2階特別会議室

<発表事項>
○「石川県能登半島地震被災地への『子どものこころのケアチーム』派遣について」

(知事)石川県能登半島地震被災地への『子どものこころのケアチーム』派遣についてであります。去る3月25日に能登半島地震が発生したわけですが、4月1日に石川県知事から各都道府県に対しまして、被災した子どものこころのケア活動を行う医師等の派遣要請がありました。
石川県によりますと、当初想定していなかった子どものこころのケアの問題についてのニーズが大変に多くて、各県に対する要請になったということであります。
本県としては、早速、この要請に応えるため派遣メンバーの選定に着手し、石川県との調整を踏まえて、この4月14日から22日までの9日間、三つの班のローテーションで派遣を行うことに決定いたしました。
各班は、北病院、精神保健福祉センター及び中央児童相談所の児童精神科のお医者さんをチーフといたしまして、看護師、保健師、精神保健福祉士、臨床心理士などからなる5人ないし6人のチームで構成されています。
本県を含めて、新潟県、三重県、愛知県、兵庫県の五つの県が派遣すると聞いておりますが、本県の派遣期間が最長でありまして、他の県は3日から6日ぐらいですが、本県の場合は9日間派遣をするということになっています。
被災地の子ども達が少しでも明るさを取り戻せるように支援をしていきたいと思っております。

<質疑応答>

(記者)心のケアが必要な子どもとありますが、心のケアとは具体的にどんなことを指しているのでしょうか。

(知事)地震に伴う精神的なショック、いわゆる心的外傷後ストレス障害というものがありますよね。そういうことだろうと思います。子どもがそういうショックの状態で、日常活動になかなか戻れないことが多いということではないでしょうか。
具体的な数とかについては、分かりますか。(医務課長に対して)

(医務課長)既に新潟県が1班入っておりますけれど、これにつきましては巡回指導を中心とした活動をされているということであります。それに併せて個別の指導も行っているということです。
知事が申し上げましたとおり、まさに子どものこころのケアに携わられております。具体的な数については、石川県でも混乱をしておりまして、把握はできていませんけれども、今後、できるだけ把握に努めたいと考えます。

(記者)その中味ですが、どんな指導をされるのでしょうか。

(知事)カウンセリングですね。精神神経科医ですからカウンセリングではないでしょうか。通常の精神神経科の治療ということだろうと思います。
どうですか。(医務課長に対して)

(医務課長)直接はそういうことになります。併せまして、家族とかスタッフへの指導、啓発も行うということになっています。

(記者)本県では9日間と長いのですが、長くなった理由というのはあるのでしょうか。

(知事)特に理由はないのですけれど、まじめに対応をしたということでしょうね。結果的に、一番長くなったということです。

(記者)今回、このこころのケアチーム(の派遣)ということですが、これ以外での能登半島地震への支援とか、物資も含めた面で、何かご検討されているものはございますでしょうか。

(知事)見舞金を50万円、県の方にお送りしたということはあります。それ以外ではこの件を除いては、石川県から具体的な要請はありませんので対応しておりませんが、何か具体的にあれば対応するという態勢はできております。

<発表事項>

○「平成20年『山梨デスティネーションキャンペーン』に向けた全国宣伝販売促進活動について」

(知事)今年の「信玄公祭り」には、県内外から10万7千人という方々が訪れていまして、昨年は6万5千人でしたが、昨年よりも4万2千人上回る多くの方々にご来場をいただいたわけであります。
また、現在開かれております「甲斐の国林火山博」には、当初の目標を上回る、これまで9万人を越える人が訪れているということで、本県の観光振興は今のところ順調に進んでいると考えております。
こうした状況を今後も継続し、定着させていくことが大事な課題であります。このため、NHK大河ドラマ「風林火山」が終了する平成20年度には、JR6社と連携をいたしまして「山梨デスティネーションキャンペーン」を実施することにしております。
この準備といたしまして、来週4月16日に、キャンペーン期間中の旅行商品の企画・立案を促進していくために「全国宣伝販売促進会議」を山梨で開催することにしております。全国から旅行関係者、JR関係者がおいでになるわけであります。私自身もその会議に出まして、全国の旅行エージェントとか、あるいはJRグループの関係の皆さん、約450名の参加者に本県観光資源のPRを行っていきたいと思っております。
また、4月17日、18日には、県内を4つのコースに分けて、1泊2日の現地視察旅行、「エキスカーション」と言っておりますが、視察旅行を行う予定になっております。
今回の会議の開催によって、本県の多彩な魅力が全国に発信されるように、そして、この「山梨デスティネーションキャンペーン」が成功をして、全国から多くの観光客が訪れるように、JRと一緒に頑張っていきたいと思っております。

<質疑応答>

○「記者会見スタイルの変更について」

(記者)今回から記者会見のスタイルが変わったのですが、変えられた理由と、変えたねらいというのを教えていただけますか。

(知事)従来は月2回、庁議の後に行われていたわけでありますが、私も就任後50日を経ってみて、月2回というのではやや少ないのではないかと。
県政の課題その他については、できるだけ県民の皆様にお知らせをするという基本的な姿勢を持っているものですから、また、オープンな県政を目指しているものですから、毎週行うことにさせていただいた。そういうことによって、できるだけきめ細かく県政の課題を県民の皆様方にお知らせをしたいと思っております。

(記者)これまでは座ってお答えするケースがほとんどでしたが、起立方式に変えた理由はどんなところでしょうか。

(知事)これはしゃべりやすいからです。座ってやるより、立っている方が声が出しやすいということです。それだけのことで立ってやる形にしました。

(記者)知事、実際に立ってお話しをされていかがですか。

(知事)やはり、この方がいいです。私は演説に慣れているものですから、「どうぞしゃべってください」と言われても、座っているより立っている方がしゃべりやすいものですから、いつもどんな場でも立ってやるわけですが、この方がしゃべりやすいです。

○「県議会議員選挙の結果について」

(記者)県議選の結果なのですけれど、1月の知事選で、知事を当選に押し上げた有力県議が4年前と比べて票を落としたりですとか、あるいは知事派を表明していた新顔が甲府では軒並み落選というように、有権者が一種のバランス感覚を働かせたような印象も受けるのですが、そのことは知事はどのように受け止めていらっしゃるのでしょうか。

(知事)有権者がバランス感覚を働かせたのかどうか、そこは私もよく分かりませんが、印象として持ちますのは、やはり県会議員選挙というのは、非常に地元に密着した選挙でありますので、「風」で票が動くというものではなくて、地道な日常活動をしっかりおやりになっている方が強いと。人間関係をそういう意味でしっかりと築いておられる方が強いと。
一時的な「風」のようなものでなかなか票が取れる選挙ではないなと。そういう結果が今回の選挙結果に出てきたのではないかと思っております。

○「県議会の情報公開度について」

(記者)6日の訓示の後に、知事は議会の情報公開度を上げる必要があるという認識を示されたと思いますが、具体的な働きかけをする必要があると思うか、もしくは、どういうところを変えるべきだというお考えがあれば教えていただきたいと思います。

(知事)県の情報公開度を示す指標として、良い悪いはともかくとして、全国オンブズマン連絡協議会が毎年やっている情報公開度調査というのがありまして、これで都道府県別のランキングが出てくるわけです。本県の場合には、30何位(37位)という状態ですね。これを是非、この指標についてはいろいろな議論があると思いますが、いずれにしても情報公開度を上げていく必要があると私は思っていて、私の課題としております。
その際には当然のことながら、県全体としての情報公開でありますから、執行部だけではなくて、議会も含めての情報公開ということになって参ります。外部から評価するときにはそうなってくると思います。
議会ということになると、当然のことながら、話題になっている政務調査費の問題もあったり、あるいは議会の委員会での(会議録の)公開ということもあったり。他にもいろいろあるかもしれませんが、議会も含めて努力していかなければならないと思っております。
具体的に議会に、私が要請するかどうかは、まだそこまでは考えておりません。議会の方も当然、そういう課題としてお持ちになっていると思いますから、議会の判断に私としてはお任せしたいと思っております。議会も含めて、情報公開度を上げていく必要があると思っております。

(以上)

リリース日:2007年4月11日

添付ファイル

知事政策局広聴広報課

甲府市丸の内1-6-1本館2F
TEL:055(223)1336
FAX:055(223)1525

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