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知事記者会見(平成18年12月28日)

詳細内容

平成18年12月28日知事記者会見の様子(JPG:28KB)知事定例記者会見
平成18年12月28日(木曜日)11時30分から
本館2階特別会議室

<発表事項>
なし

<その他>
○「平成18年を振り返って」

(知事)ご苦労様です。
いよいよ、今年も余すところ僅かとなりました。この一年間大変お世話になりました。
今年最後の定例会見でありますので、この一年を、私なりに振り返ってみたいと思います。
今年は、悠仁親王殿下御誕生という、国民にとって大変喜ばしい慶事がありました。ここに改めまして、親王殿下のお健やかなご成長をお祈り申し上げる次第です。
また、ヴァンフォーレ甲府のJ1残留は、大変県民にも明るい希望を与えてくれました。サポーターの皆さんをはじめ県民の皆様には、「地域一体となって支えるクラブ」であるというヴァンフォーレ甲府を引き続きご支援願いたいと思っています。
また、厳しい財政状況でありますが、県内経済も、業種間の格差というものはあるものの、回復の兆しも見え始めてきていますし、南アルプス市への最先端企業の進出も決まったところであります。
また、県政の推進にあたりましては、合併の推進によりまして、県内市町村が28となる中で、中部横断自動車道の新直轄方式による整備の決断、リニア山梨実験線の実用レベルへの変更、情報ハイウェイの整備、富士山の世界文化遺産登録など、「県土百年の計」に立った施策を推進し、また、明野廃棄物最終処分場の建設着工など、真の豊かさを目指す山梨改革に向けて、厳しい財政状況下ではありますが、県民の幸せのために必要な生活基盤の整備を進め、将来の礎づくりを図ることができたと考えております。
一方で、いじめや虐待など、心を暗くする報道に接するにつけ、「一つしかない命の重み、大切さ」を痛感させられました。
また、少子高齢化の急激な進行により、人口減少社会の到来は、現実のものとなっております。未来を担う子供たちは、かけがえのない本県の「宝」であり、その将来ある命を守ることは、私たちの大きな「使命」であります。
このため、「やまなし子育て支援プラン」を策定しまして、ファミリー・サポート・センター、「やまなし子育て応援カード事業」の推進等に取り組んで参りました。
更に、小児救急医療センターの診療時間を延長するとともに、「子どもメンタルクリニック」や「発達障害者支援センター」、「母子家庭就業・自立支援センター」を開設いたしました。
引き続き、安心して子どもを生み育て、誰もが健康でいきいきと暮らせる社会を形成するため、全力を尽くしていかなければと、気持ちを新たにしているところであります。
さて、こうした施策に加えまして、行財政改革プログラムに基づき、「行政の意識改革」や「小さな県庁、大きなサービス」などを柱とする改革に、一生懸命取り組んでいるところであります。
こうした中での職員の飲酒運転につきましては、誠に遺憾なことであり、処分基準を厳しくするともに、県民の奉仕者としての自覚を持って行動できるよう徹底した意識改革を進めていく考えであります。
今後とも、県民の皆様の声を的確に県政に反映し、県民の皆様とともに歩む「県民挙げて参画する県政」として参りたいと、考えておりますので、皆様方のご理解をお願い申し上げます。
記者の皆様方には、一年間ありがとうございました。どうぞ来年もよろしくお願申し上げます。

<質疑応答>

○「平成18年を振り返って」

(記者)今、個々のいろいろな政策についてお話をいただいたのですが、もう少し大きく、知事ご自身として一年間を振り返ってどんな年だったでしょうか。

(知事)任期最終年ということですので、できるだけ公約に掲げたもの、ほとんど年次的に進めてきていましたが、そのチェックとか、課題への足がかりとか、そうしたものがつけられた一年だったと思います。そういう意味では大変忙しい、せわしい一年だったという感じがしています。

○「知事の仕事について」

(記者)これで任期が終わりまして、知事にとって、就任前に知事というものに対するイメージと実際に4年間やって、印象はどうだったでしょうか。

(知事)結構大変な仕事ですね。いわば幅広く深みのある仕事ということです。これでいいということはない、常にどんどん掘り下げていかなければならない。また、新たな課題も出てくる。そういうことで、本当に休む暇もない大きな仕事だと、責任の重さというものを改めて痛感させられております。

○「今年を表す漢字について」

(記者)この1年を振り返って、それを漢字一文字に表すとどういう漢字になりますか。

(知事)そうですね。清水寺の貫主さんは「命」でしたね。県政だけを見ていくと、人間あるいは社会の動きもそうですけど、「動」の時代と「静」の時代があると思います。今年は「動」の時代だった。動く「動」ですね。
先ほどお話ししたように、非常に大きな課題を解決したり、あるいは緒についたものもあります。ビッグプロジェクトと言われるリニアモーターカー、中部横断自動車道、明野の産廃の問題、高校改革、こういうことは非常に大きな問題ですね。これが動き始めた。まさに「動」の1年だったと思います。

○「任期4年間を表す漢字について」

(記者)ちょっと早いかもしれませんが、この最初の任期4年間をやはり同じく漢字一文字で表すとどうなりますか。

(知事)それは任期が終わるときにまたお話しします。

○「教育行政を振り返って」

(記者)昨日は未履修の問題で教育委員会が謝罪をするなど、それ以外でも教育委員会では教員の政治資金問題などがありまして、この1年、問題になった年だったと思います。教育行政を振り返って、知事はどのように思われましたでしょうか。

(知事)その当時の細かいことは分かりませんけど、是は是、非は非として、組織的にもしっかりとした対応をすべく、これからも努力されていくことを願っています。そして、山梨の教育に皆さん真剣に取り組んでいただいておりますので、多くの人達の意見を聞きながら、立派な子供たちを育てて欲しいと思います。

○「明日からの休みの過ごし方について」

(記者)明日からの休みはどう過ごされますでしょうか。

(知事)「動」の毎日ですね。

(以上)

リリース日:2006年12月28日

知事政策局広聴広報課

甲府市丸の内1-6-1本館2F
TEL:055(223)1336
FAX:055(223)1525

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