ページID:16178更新日:2019年2月1日

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知事記者会見(平成18年8月23日)

詳細内容

平成18年8月23日知事記者会見の様子(JPG:86KB) 知事定例記者会見
平成18年8月23日(木) 11:30から
本館2階特別会議室

<発表事項>
○「富士山ブランド・ロゴマーク」について

(知事) ご苦労様でございます。この度、富士山ブランド・ロゴマークを制作しました。これがそうです。(パネルで紹介)
 これから、このロゴマークを、県産品に使用したり、富士の国やまなし観光キャンペーン事業等への活用を通しまして、富士山の世界文化遺産登録運動の高揚を図るとともに、「富士山」イコール「山梨」、またイコール「日本の代表」をイメージさせる新しいブランドづくりにつなげていきたいと思います。
 このロゴマークは、「後世に伝えていかなければならない文化的遺産(isan)」「今の私たちが生きていくときに不可欠な楽しさ(Fun)」「その両者をつなぐのに必要な富士山に寄せる思い(Fan)」の3つのコンセプトを持って「三峰型の富士山」と「両手足を広げた人」、それから「ハート」の3つの形を組み合わせております。
 今後は、関係団体による推進協議会を設立して、県産品について、ロゴマークの普及・推進を図っていきたいと考えております。

<質疑応答>
○「富士山ブランド・ロゴマークについて」

(記者) ロゴマークを見た知事の感想はいかがですか。

(知事) 説明を受けるまではよくわからなかったのですが、説明を受けたら、なるほどそうかと。これから売り込みに役立つのではないかと思いました。

(記者) 絵をパッと見た印象はどうでしたか。

(知事) ちょっと難しくて理解されにくい部分もあるような感じがするのですが、(コンセプトを)一つひとつ説明していくのが大変だろうなと感じました。
 慣れれば、これは山梨県のマークだということで理解されるのではないかと思っておりますので、大いに、宣伝に我々一同が、県民と一体となって取り組んで行かなくてはならないのではないかと思います。

(記者) 「(仮称)富士山ブランド推進協議会」はいつぐらいに開催される予定でしょうか。

(工業振興課長) 予定といたしましては、9月下旬か10月頃立ち上げていきたいと考えております。

(記者) 山梨県には、富士山以外にも南アルプスなどの山々がありますが、今回富士山を山梨県イコールとしてやっていくということについては、他の山との関連でいかがお考えでしょうか。

(知事) 第一弾としての世界遺産登録ですが、これは富士山文化遺産ですね、文化遺産として登録を目指しているということであります。
 南アルプスが三県で合同で世界遺産登録をしていこうというのは、自然遺産の方ですね。2つありますから、違う方向なのですが、世界遺産というのは、2つの分野に分かれて各地域に点在していますので、これはこれで自然遺産としてですね、登録に向けて力を入れていきたいと思いますが、当面は、この日本一の富士の山と、歌にもあるとおりでありますので、富士山をまず文化遺産としての登録を目指していくと、いうことでありまして、また以降、南アルプス等についても検討していきたいと、思っております。

○「知事公舎の売却について」

(記者) 今度、知事公舎を売却されることを決めたということですが、昨年から一転してですね、今年になって決定されたことについてのお考えをお伺いします。

(知事) 去年もそういう考え方を述べてはおりますけれども、いわば老朽化してきているということと、同時に県庁の本庁舎を改修して会議室等も増えたということで、利用度が非常に低くなったということですね。
 それからもう一つは、維持管理費が相当かかっておりますので、そういうことを考えると新しく建てるという必要性もありませんし、この際合わせて売却していくべきだという考え方のもとに、発表させて頂いたところであります。

(記者) 隣の駐車場なんかわずか5年ほど前に購入されたばかりということですが、それもいっしょに併せて売却するということですか。

(知事) そうですね、一体的な同じ敷地の中ですから。ばら売りというか、こことここは別にということでなく、一区画としてですね、売り出しをしていければと思っているわけです。

(記者) わずか5年足らずで売却せざるをえなくなってしまったわけですけれども、その辺についてはいかがですか。

(知事) その当時は必要性があったということではないかと思うのですが、その後県庁舎を改装してですね、広くなったと言うことで、会議をそこ(知事公舎)で行う必要性が少なくなったいうことではないかなと思います。

○「知事選について」

(記者) 知事の任期が半年を切りましたが、改めまして現在の心境をお聞かせください。

(知事) 今各方面からですね、再選への出馬要請というのを頂いております。県民の皆さん方のそうした声をお聞きしながら、なおかつこの3年半で学んできた県行政のことを振り返りながら、新しい時代に向かってどういうことをなしていかなければならないのかということを自らも振り返りながら、また多くの方々の意見も聴きながら、判断をしていきたいと思っております。

(記者) 判断の時期ですがいつ頃とお考えでしょうか。

(知事) もう少し時間を要するものだと思います。

(記者) 議会側では9月の議会の代表質問の中で、知事に出馬を促すようなことも検討されているようですけれども。
 9月議会の表明ということもあるのでしょうか。

(知事) まあ具体的にはまだちょっと聞いておりませんが、これから9月議会のいろいろな議会運営等についての打ち合わせ等もあると思いますので、その中で話があれば、また話し合いをしっかりとしていきたいと、そのように考えております。

(記者) 選挙に関連してですが、今の県政に批判的な人たちが最近にわかに活動を始めまして、今の県政では駄目だということで対抗馬を擁立する考えなのですが、そういう動きに対してはどのようにお考えですか。

(知事) 人それぞれの考えですから、それは私どもがいろいろ申し上げることではないと思います。

(記者) 知事としては、3年半やってきたわけですけれども、そうした成果に対して、一部の人たちであるとは思いますが、県政を批判していると、そういうことに対してはいかがですか。

(知事) それは、相手の方々の考え方ですから、私がいろいろ申し上げることはありません。
 ただ私自身は、3年半ひたむきに努力をして、課題等を見つけて懸命に努力をし、職員と一緒になって解決を図ってきたということであります。そういうことで、まだ物足りない部分もあるかもしれませんが、そういうものに対しても、真摯に職員も取り組んでいてくれておりますので、必ずやそういうものに対しての結果というものもこれから出てくるのではないかと思っておりますし、私もそういう意味では職員に叱咤激励しながら、一つひとつの課題解決に努力をして頂けるようにお願いをしているところでもあります。

○「飲酒運転の厳罰化について」

(記者) 先日も職員の飲酒運転について、知事のお考えを伺ったのですが、改めてお伺いします。再発防止策として罰則の強化等を検討される予定はありますでしょうか。

(知事) あの時の私の発言は、罰則を強化して停職何ヶ月、あるいは懲戒解雇という方法もあるでしょうが、それ以前の問題として、そうしたことを犯した人が自らどうあるべきかということを考えるべきで、こちらから辞めなさいということよりも、自らがそうした問題を犯したことについての、判断というもの、身の処し方というものを自分で決めなさい、ということを言いました。
 この気持ちは、今でも変わっておりません。

(記者) 罰則の強化については、今の段階では検討はされていないということでよろしいでしょうか。

(知事) ですから、罰則を強化して、こちらから辞めなさいとか懲戒解雇だとかいう前に、あれだけ言ってきても、なおかつそれを理解しないで同じ事を繰り返すならば、自分で自らを律する心構えを私は求めているということです。

(記者) その関連で、先日は公金の横領もみつかりましたし、監査委員からは事務手続きの指摘なども出ております。職員を叱咤激励しつつも、綱紀の粛正について、知事は今、改めて残りの半年の間でどのようにお進めになるお考えですか。

(知事) 中央病院の問題につきましては、もう少し事務の流れといいますか、システムを完全にチェックできる事務処理体制を、しっかりしたものに組み立てることが大事だと思います。
 現にそのことについては、中央病院のみならず、しっかりとした体制を組むべく指示してありますので、既に着手した所もあると思います。
 また、甲陽学園の問題につきましては、本当に事務的な初歩的なミスでありまして、不誠実な対応であったと思います。この件については、上司を中心によく指導を徹底させると同時に、常に上司が事務執行が適正になされているかということを管理監督することが大事だと思っております。
 この点につきましても、既に指導をすべく申し入れをしてあります。

(記者) 逆に言いますと、今、いろいろな問題が表面化してきたということは、県庁の事務処理のあり方を抜本的に見直すチャンスが来たのかと受け取れるのですが、いかがお考えでしょうか。

(知事) 監査制度も相当見直されてきております。監査によりチェックされる以前の問題として、事務方としての能力を遺憾なく発揮して、適正な処置ができるように研修等を通じて指導を強化していくことが大事だと思っています。
 この職員研修には、今まで以上に力を入れてやっていきたいと思います。

(記者) 飲酒運転の件についてですが、罰則強化自体は効果が出てくるとお考えですか。

(知事) 本来は、法律を犯したらどうなるのかということですから、法律がある以上は、守っていくべきことなんですね。それが守られないということは、資質の問題だと思います。
 これは自ら判断すべきだと思います。私はむしろ、懲戒解雇よりもその方がきついと思いますね。自ら判断して身の処し方を考えなさいということです。 ただ単に懲戒解雇ということもいいんでしょうけれど、そうなりますと後々人事委員会の問題等々いろいろあるわけですね、そういう事例もありますのでそういう選択をするよりも、やはり自分が責任の全てを背負っていくという心構えが大事ではないかと思います。

(記者) 法的に争うと負けるけれども、「クビだよ」ということによって、回りが飲むなと止める効果が出るとして導入しているところもありますが、この点についてはどうでしょうか。

(知事) 今、人事課の方でそういうことも検討していますけれども、私の考えていることは、それが(先ほど言ったことが)原点だと思いますね。そういう気持ちがない限りは、いくら罰則を強化してもダメじゃないかと思います。

○「命名権(ネイミングライツ)の導入について」

(記者) 最近、命名権(ネイミングライツ)というものを導入するところが多いのですが、山梨県として導入を進めていくお考えはおありでしょうか。

(知事) そうですね、結構他県でも、また、県内でも韮崎市が文化ホールで導入しております。確かに財政負担の軽減にもつながるということですので、非常に有効な手段ではあると思いますが、一方で県有財産であり、公的施設でありますので、どういう範囲内で、どういう形で、どういう物ならいいのかということは、これから検討していかないとならないと思います。
 また、既に本県においては、封筒などに企業広告を入れて、広告費を頂いております。こうしたことをしながら、少しでも財源を確保することを考えることは当然の事だと思いますので、この問題については前向きに検討していきたいと思います。

○「パイオニア新工場の進出について」

(記者) 先日、映像機器大手メーカーのパイオニアが南アルプス市の八田地区に進出するという話が入りました。業界関係筋ではパイオニアの世界戦略の中心になるのではないかという話もあるんですが、この工場進出について、知事はどのような感想で、どのように受け止めていますか。

(知事) 大変ありがたいことだと思っております。これによって、山梨県の地域経済、また、雇用環境もよくなってくるのではないかと期待しております。
 また、一流メーカーでありますので、山梨のグレードアップと言いましょうか、そういうことにもつながってくるということでもありますし、多いに歓迎をしていきたいと思っています。

○「韮崎市長選について」

(記者) まだ時期は決まっていないんですが、韮崎市長選が10月末か11月に行われると言われています。小野市長の後援会の会長は知事の義理のお兄様にあたるわけですが、韮崎市長選に対して、知事はどのようなスタンスで望まれるのでしょうか。

(知事) これはまさにプライバシーの問題ですね。(知事としての)私に関わる問題ではありません。

(記者) 一政治家として、ということなんですが。

(知事) どなたが後援会長であっても、全く関係ないですね。個人山本とすれば、親戚関係にあるわけですが、知事ということにおいては、関係ない話ではないですか。

(記者) どちらの候補にも支援をしないということでしょうか。

(知事) 各単位市町村の選挙に私があちらをこちらをと応援したことがありますか。(そういうことは)ありませんよね。

(以上)

リリース日:2006年8月24日

富士山ブランド・ロゴマーク(JPG:43KB)
富士山ブランド・ロゴマーク

知事政策局広聴広報課

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FAX:055(223)1525

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