vol.23(平成22年1月1日発行)
5/24

協力隊員としての2年半は、 夢につながる大切な時間  自分の手で作ったものを食べたい。そんな思いから農業の道を選びました。働き出してまだ2カ月ほどですが、やはり自然の中で体を動かしたり、土をいじることは、本当に気持ちいいなと実感しています。 お世話になっている佐藤ファームでは、年間を通じてさまざまな野菜を作っています。隊員として働く約2年半の間に、野菜づくりの年間の流れをしっかりと自分の中に植え付けていきたいと思っています。 将来は隊員として学ばせていただいたことを生かし、農家民宿をする計画です。すでに都留市内で古民家を借り、裏の畑で野菜づくりを始めるなど準備を進めています。この2年半は、その夢を実現するための大切な時間です。栽培から加工、販売まで行う トータル的な農業に魅力を感じて  作物を作るだけではなく、作ったものを自ら加工し、販売するというトータル的な仕事として農業に取り組んでいる「どうし食と農の環」の考え方、やり方に魅力を感じ、働くことを決めました。 ここでは耕作放棄地を耕して大豆を栽培。収穫した大豆を豆腐やおからドーナツとして商品化し、独自の店舗「とうふ屋ほたる」で販売する事業を展開していて、今後は菜の花から菜種油を作ったり、そばを栽培して製品化することなどを計画しています。これからは農業と食をトータルで考えることが必要だと思います。隊員期間中にこのスタイルの農業をしっかりと勉強し、そこから自分に何ができるのかを考えていきたいと思います。羽野 幸 さん(静岡県富士市出身) 農業で得たつながりを大事にしたいですね。佐藤ファームのインゲンのハウスにて道の駅どうしに隣接する「とうふ屋ほたる」では、自社で栽培した大豆を使った豆腐やおからドーナツを販売し人気がある。は の さち 佐藤 慎一 さん(埼玉県さいたま市出身) さ とう しん いち 夢の実現のために奮闘する隊員たちの活動を、映像などで紹介します。◆開催日時 1月30日(土) 午後1時30分~◆場  所 山梨県民文化ホール(小ホール)◆定  員 500名(応募者多数の場合は抽選)◆内  容 ・基調講演 菅原文太氏(俳優・農業協力隊コーディネーター)       ・映像による事業及び協力隊活動の紹介 ほか ◆応募方法 各農務事務所、市町村役場などで配布しているリーフレットの裏面に必要事項を      記載し、1月14日(木)までに、FAXまたは電子メールで申し込みください。リーフ      レットは、県のホームページからダウンロードすることもできます。◆応募・問い合わせ先       農政総務課 TEL 055-223-1583 FAX 055-223-1585      HP http://www.pref.yamanashi.jp/nousei-som/index.html      「やまなし農業協力隊シンポジウム」参加者募集 05ふれあい

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る