vol.23(平成22年1月1日発行)
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 この日、4年生の教室では、保護者の堀内さんが、レイフ・クリスチャンソン作の、『わたしのせいじゃない〜せきにんについて〜』という絵本を読んでくれたよ。「大勢でやってたのよ。ひとりではとめられなかった。わたしのせいじゃないわ」。とっても簡単な言葉だけれど、深い深い内容のお話。堀内さんの周りに集まって静かに聞いていたお友達も、いろんなことを感じたり、考えたりしているみたいだったよ。 平成24年秋 新しい県立図書館オープン! どんな本を選ぶか、どんなふうに読むか、 私なりに工夫をしながら、子どもたちとの コミュニケーションを楽しんでいます。  3階建ての新しい図書館は、皆さんが楽しめる絵本や物語をたくさんそろえ、インターネットを利用できるパソコンもある使いやすい図書館です。 日光が強く当たる南と西の外壁に緑のカーテンを付けて、屋上には都道府県立図書館の中で、最大規模となる太陽光発電パネルを設置した、環境にやさしい図書館です。7カ月検診でのブックスタート赤ちゃんだって、絵本が大好き。1階に町立南部図書館、2階は近藤浩一路記念美術館があるアルカディア文化館。  平成9年に開館した南部図書館では、一人でも多くの子どもたちに、本と出会い、その世界を楽しんで欲しいと、絵本や児童書を充実させています。7カ月検診の赤ちゃんに絵本をプレゼントするブックスタートや、読み聞かせ、おはなし会といったイベント活動も展開しています。おはなし会には、ボランティアの方々による読み聞かせや手遊 びなどを目当てに、子どもたちがやってきます。もちろん、人気の絵本作家や劇団など多彩なゲストをお招きしての大きなイベントも大盛況ですよ。世界を広げ、人生を豊かにしてくれる読書。こうしたイベントが図書館に足を運ぶきっかけとなり、一人でも多くの子どもたちが本を好きになってくれたらいいなと思っています。 南部町立南部図書館 司書 若林由美子さん 甲府市立琢美小学校 保護者 堀内 淳子 さん  大勢の子の前で本を読むって、勇気がいるんです。最初の頃はドキドキして心臓が飛び出しそうでした。5年目を迎えた今は、子どもたちとの交流も広がり、読み聞かせの時間を楽しめるようにもなりました。 子どもは正直で、反応も鋭いので、毎回何を読もうかと悩みます。興味を持てば怖いくらい食いついてきます。また、低学年の子にとっては読書への入り口になるだけに、責任も感じています。私の読み聞かせを通して、子どもたちの心の中に何かが残ってくれたらうれしいですね。【問い合わせ先】新図書館建設室 TEL055-223-1795【ホームページ】http://www.pref.yamanashi.jp/       toshokan-ken/index.html子どもたちが、いつも楽しみにしている、おはなし会。外観イメージほり うち わかばやし ゆ み こ じゅん こ え ほん おお ぜい かん たん こと ば まわ あつ とも だち かん かんが ふか ない よう へい せい ひ とり で  あ か げつ けん しん あか かい てん かい かた がた て あそ じ どう しょ じゅうじつ ほ おお かい かん なん ぶ と しょ かん め  あ にん き げき だん おお はこ おも あし じん せい ゆた かい どう ふ けん りつ じょう にっ こう つよ あた みなみ にし がい へき みどり つ おく と と しん と あ さき しょ かん けん せつ しつ なか さい だい き ぼ たい よう こう はつ でん きょう かん せっ ち みな り よう つか だ あき あたら けん りつ と しょ かん だい せい きょう た さい まね さっ か ほり うち さく 15ふれあい

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