vol.23(平成22年1月1日発行)
14/24

14読み聞かせで、 さらに広がる読書の世界  1年生から4年生の教室では、毎週火曜日と金曜日に、地域の方や保護者が来てくれて、本を読んでくれるんだ。「今回はどんなお話なんだろうって、毎回とっても楽しみ」という女の子や、「自分で読むのもいいけど、読んでもらうと新しい発見があるよ」という男の子。みんな読み聞かせを楽しみにしているんだね。  県内の小学校や図書館では、小さい頃から本を読む習慣を身に付けてもらうため、朝の読書や読み聞かせを行っているよ。本を読むと、知らなかった事を学べることはもちろん、豊かな心を育てるんだ。だから、読書をすることは、とっても大切なんだよね。  平成24年秋には、甲府駅の北口に新しい県立図書館がオープンするよ。みんながゆっくりと本を読むスペースや調べ物ができるコーナーも充実しているよ。楽しみに待っていてくださいね。  甲府市にある琢美小学校では、毎朝8時20分〜30分を「さわやか読書」の時間と決め、児童も先生も読書を楽しんでいるんだよ。だから、いつもはにぎやかな学校が、この時間だけはシーンと静かになるんだ。本は、図書館で借りたり、家から持ってきたりと、自分で用意しているんだって。物語、伝記、詩集など、好きな本を読んでいたよ。「本を読むとすごく楽しいし、勉強にもなる。家で、料理の本を見ながらお母さんと一緒につくることもあるよ」。「前の日に友達とケンカしたり、朝お母さんに怒られたりしても、本を読むといやなことを全部忘れられるから、気持ち良く一日が始められる」って話してくれたよ。楽しそうな表情から、本が大好きっていう気持ちが伝わってきたよ。 「さわやか読書」は、 本校の特色ある教育。読み聞かせは、 保護者や地域の方に支えられています。  本校では、朝の読書の時間に教職員も一斉に読書をしたり、保護者や地域の方に協力いただいての読み聞かせ活動を取り入れたりしながら、子どもたちが自然に読書に親しむ環境づくりに努めてきました。毎朝たった10分間ですが、子どもたちは、読書の楽しさを感じているようですし、読書することで気持ちを切り替え、落ち着いて授業を迎えることもできています。また、学年が上がるに従って、自主的に読書に取り組む姿勢も増えていきます。 こうした活動を通して、豊かな心が育まれ、創造性や社会性を身に付けるとともに、本を通して自分の生き方を見つめ、考えられるようになってくれたらと願っています。10分間の朝の読書に集中!「学校の図書室は、人気なんだよ」と声を揃える4年生の女の子たち「読み聞かせ」の時間、みんな絵本にくぎ付けです。(甲府市立琢美小学校)「さわやか読書」で 気持ちを切り替え、 一日がスタート 甲府市立琢美小学校 保坂 和彦 先生 こう ふ  し ぷん じ どう せんせい たの じ かん と しょ かん じ ぶん し しゅう す よ りょう り ぜん ぶ よ つた ひょうじょう だい す はじ はな わす み かあ ねん せい よう び きん ち  いき はなし おんな こ おとこ あたら はっ けん まい かい こん かい かた ほ  ご  しゃ き きょうしつ まいしゅう か まえ おこ ひ ともだち いっしょ べんきょう よう い ものがたり でん き か いえ も しず ほん き たく み しょうがっ こう まい あさ じ き  も き いちにち き ひろ せ かい か どく しょ けんない あさ じゅうじつ ほ さか かず ひこ ま たの しら もの し ゆた こころ そだ こと まな どく しょ たいせつ へいせい けん りつ ねん あき こう ふ えき きたぐち あたら き おこな しゅうかん み つ しょうがっこう と しょ かん ちい ころ

元のページ  ../index.html#14

このブックを見る