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更新日:2023年3月5日

ジュエリーとデザイン、そのかたちのわけ

 

「ジュエリーとデザイン、そのかたちのわけ」

  会 期  2013年9月28日( 土)- 2014年1月13日(月) 
(火曜、12月26日-1月1日休館)
会 場  山梨ジュエリーミュージアム
料 金  無料


展示概要

 ジュエリーの誕生には、宝石の研磨・彫刻、貴金属加工の工程が欠かせません。山梨は、それら産業からジュエリーの流通まで、すべてがそろった世界でも珍しい土地です。ここでは、研磨、彫刻、貴金属加工の優れた技術が契機となったり、素材そのものにインスパイアされたり、新しいデザインの追求などを通して、様々な魅力的なジュエリーが生み出されてきました。
本展には、ジュエリーミュージアム開館のために制作された作品や、山梨にゆかりのあるジュエリー作家による作品、ジュエリーの街“山梨” から発信する産地ブランドKoo-fu コレクションの作品、そして、このKoo-fu コレクションにディレクターとして関わった深澤直人氏の作品など、約50 点が展示されます。デザインや技術などジュエリーの背後にあるものを紹介することで、山梨ジュエリーの魅力に触れていただけたらと思います。


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 主な展示作品

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《第1号大水晶》
産出地:北巨摩郡増富村小尾
山梨大学所蔵

  ジュエリーをかたちづくるもの

山梨大学のコレクションから《第1号大水晶》をはじめ、山梨県で産出された水晶を産出地別に展示。 また、ジュエリーで使用される鉱物の原石とルース、約50点を展示します。

また、彫刻、研磨、貴金属加工の各工程で使用される道具の展示を行います。


・山梨県産出の水晶
・世界中の鉱物(原石とルース)
・ジュエリー制作に必要な道具と工程の展示

 

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《蜻蛉》
デザイン・制作:塩島敏彦

山梨ジュエリーの今

 

今回の展示では、3つのアプローチで山梨ジュエリーの今を捉えます。

 
ミュージアムコレクションの中から、山梨にゆかりのある作家の作品。
塩島敏彦氏≪蜻蛉≫、田中治彦氏≪音楽家≫、村松司氏≪クマガイソウ≫を展示します。

 

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《葡萄》 
デザイン:深澤直人
制作:貴石彫刻オオヨリ

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《Passionate beating 情熱的鼓動》
デザイン・制作:深澤陽一

 


2008年にはじまったKoo-fuコレクション。ディレクターとして関わった深澤直人氏の当時の作品と、新たに制作された2点を含む深澤直人氏の作品3点、深澤直人氏がディレクターとして関わった2008年、2009年のKoo-fuコレクションの展示。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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《福光》
デザイン:桐戸寿之
制作:保坂貴金属㈱ 

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《ゆきのはな》
デザイン:西美由紀
制作:山本武・古屋孝夫

 

ミュージアムオープンのために山梨県内のデザイナーと職人がコラボを組んで制作した作品の数々。

ミュージアムコレクションの中から15点を展示します。

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《天狗の葉団扇と紫水晶》
デザイン:関戸和代
制作:㈱シミズ貴石・錺工房深澤

   

  

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《山梨県を見つめる。》
デザイン:熊谷徹哉
制作:㈱サンルート

企画展示

公募で選ればれた市川治之氏、熊谷徹哉氏、青沼洋氏の作品とともに、「人とジュエリーのタイムライン」から続く、戦後~1990年代初期(バブル経済期)までのジュエリーの歴史を当時のジュエリーとともに紹介します。

また、「人とジュエリーのタイムライン」から続く、戦後~1990年代初(バブル経済期)までのジュエリーの歴史を当時のジュエリーとともに紹介します。