平成12年 山梨県産業連関表

(参考2)用語の説明   



県内生産額
一定の期間(通常1年間)の県内の生産活動によって生み出された生産物(財貨・サービス)の総額である。


(1)投入方向   (県内生産額 = 中間投入 + 粗付加価値)

 ○中間投入
各産業の生産過程で原材料費などの経費としてどれだけ投入されたかを示したものである。
 ○粗付加価値
各産業の生産活動によって新たに生み出された価値のことで家計外消費支出、雇用者所得、営業余剰、資本減耗引当、間接税、補助金からなる。

(2)産出方向   (県内生産額= 中間需要 + 最終需要)

 ○中間需要

 ある産業の生産物(財貨・サービス)が、他の産業の生産活動の過程でどれだけ原材料などとして消費されたかを示したものである。
  最終需要
 ある産業の生産物(財貨・サービス)が、最終的に家計、企業、政府にどれだけ消費又は投資されたかを表わし、家計外消費支出、民間消費支出、一般政府消費支出、県内総固定資本形成、在庫純増、移輸出からなる。
  ・家計外消費支出
 交際費や接待費及び出張費など企業その他の機関が支払う支出である。
  ・総固定資本形成
 国内における民間及び政府による有形固定資産の購入及び振替の合計である。
  ・資本減耗引当
 減価償却費と資本偶発損の合計である。
  ・移輸出
 国外や県外の需要をまかなうために県内で生産された生産物(財貨・サービス)である。
  ・移輸入
 県内の需要を県内生産でまかなえない時、外国や県外から購入した生産物(財貨・サービス)である。

(3)分析関係

 ○投入係数
 ある産業で生産物を1単位生産するために必要な各産業からの原材料等の単位数を示したものである。
 ○逆行列係数
 ある産業に最終需要が1単位増加したとき、直接・間接を含め最終的に各産業の生産水準がどれくらいになるかを示したものである
 ○生産誘発額
 最終需要によって誘発された県内生産額が、最終需要のどの項目によってどれだけ誘発されたのか、その内訳を示したものである。
   ・生産誘発係数
 最終需要項目別生産誘発額をそれぞれ対応する最終需要項目の合計額で除すことで、項目別の最終需要1単位が各産業の生産をどの程度誘発しているかを示したものである。
   ・生産誘発依存度
 最終需要項目別生産誘発額について、産業部門ごとに最終需要の項目別構成比を示したものである。
 ○粗付加価値誘発額
 最終需要のどの項目によって、どれだけ粗付加価値が誘発されたのか、その内訳を示したものである。
   ・粗付加価値誘発係数
 項目別の最終需要1単位が各産業の粗付加価値をどれだけ誘発しているかを示したものである。
   ・粗付加価値誘発依存度
 最終需要項目別粗付加価値誘発額について、産業部門ごとに最終需要の項目別構成比を示したものである。
  ○移輸入誘発額
 最終需要のどの項目が各産業部門の移輸入額をどれだけ誘発したのか、その内訳を示したものである。
   ・移輸入誘発係数
 項目別の最終需要1単位が各産業の移輸入をどれだけ誘発しているかを示したものである。
   ・移輸入誘発依存度
 最終需要項目別移輸入誘発額について、産業部門ごとに最終需要の項目別構成比を示したものである。



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