ここから本文です。

更新日:2023年10月20日

ジュエリーをたのしむ6 カット


ジュエリーをたのしむ6 ポスター 「ジュエリーをたのしむ6 カット」
 

 会 期:2023年10月21日(土)-2024年2月26日(月) 

 休館日:火曜日、年末年始〔2023年12月29日(金)-2024年1月3日(水)〕

 展示室:企画展示室A

 

 

 

 

 

  

 

展示概要

宝石のカットの形状は大きく2種類に分かれます。いくつものファセット(研磨面)の多面体で内部からキラキラと宝石を輝かせる「ファセットカット」と、ファセットを付けずに石の表面光沢や色、ボリューム感を生かしたカットで、その2つをベースに更に細かいバリエーションがあり、今も増え続けています。

ファセットカットとしては主にダイヤモンドに使用されるラウンドブリリアントカットのほか、エメラルドカット、マーキスカット、ペアシェイプカット等が挙げられ、ファセットを持たないカットにはカボションカット等、様々な種類があります。

カットの技術やデザインは長い時間をかけて発展し、宝石を最大限に輝かせ、その価値を高めてきました。

宝飾産地山梨にも、ジュエリーの制作に欠かせない宝石研磨の技術があります。

山梨では、かつて県北部の金峰山一帯から良質な水晶が産出し、江戸時代後期に京都から研磨加工技術が伝わったことから、宝石研磨の発展へとつながり、現在のジュエリー産業の礎となりました。

水晶研磨から始まった研磨技術は、やがて水晶以外にも及び、あらゆる宝石類を磨き上げるまでになっていきます。

現在ではオーソドックスなカットのほか、職人が考案したオリジナルカットなど、宝石を美しく見せるカットを求めて様々な試行錯誤と挑戦がなされています。

今回の展示では、代表的な宝石のカットを用いたジュエリーから、山梨の職人によるオリジナリティ溢れるカットのものまで、宝石の豊かな表現に注目します。多彩な宝石が生み出す輝きの世界を覗いてみませんか。

 

主な展示作品

     ジュエリーをたのしむ6 石

桔梗カット
デザイン・制作:株式会社シミズ貴石 清水幸雄 

ルース
日独宝石研究所
           

 

  ジュエリーをたのしむ6 作品1

リング
デザイン・制作:篠原貿易株式会社

  ジュエリーをたのしむ6 作品2

ラベルピン
「あひる・にわとりのラベルピン」 
デザイン・制作:
有限会社ダイメックス
(ダイヤネックレス専門店 Deliciae)

                        

 
 
 

  ジュエリーをたのしむ6 作品3

ブローチ
「福光」
デザイン:桐戸寿之
制作:保坂貴金属株式会社
   山本製作所 山本武