ここから本文です。
更新日:2023年11月9日
山梨ジュエリーミュージアム開館10周年記念
「金属の表情 宝美校長とその仲間たち」
会 期:2023年7月1日(土)-2023年10月9日(月・祝)
休館日:火曜日(ただし8月15日は開館)
展示室:企画展示室A
山梨ジュエリーミュージアムは今年、開館10年を迎えます。
その記念展示として、『金属の表情 宝美校長とその仲間たち』を開催します。
当館は山梨県立宝石美術専門学校(通称:宝美)の附属ミュージアムとして2013年9月28日に開館し、地場産業である宝飾について様々なテーマを設け紹介してきました。
当展示では、ジュエリーの主要な素材である “金属”のテクスチャーの多彩な表情に注目し、宝美校長飯野一朗の作品を中心に、作家、指導者として活躍する宝美教員の作品を展示します。
金属の表現に挑んだ作品は、無駄のないフォルムに思わず触りたくなる質感など、繊細ながらも独特な雰囲気をまとっています。伝統的な手法を軽やかに昇華させたジュエリーや工芸品は、現代の美意識にも深く訴えるものがあり、豊かな鑑賞体験を生みだすでしょう。
また、制作の過程で作られたテストピースや道具の一部も紹介します。一つの作品に真摯に向き合い、試作を繰り返して表現の可能性を模索する作家たちの制作の背景を伺い知ることができます。
会期中には、出品作家による作品解説も行います。併せてお楽しみください。
同時開催は、7月31日まで【宝美展vol.5】として、同校の教育活動を紹介します。広く『宝美』を知っていただく機会として、年に一回開催しており、カリキュラムに沿って学生作品などを展示します。
その後の8月5日から開催する【第13回水晶彫刻若手作品展】では、県水晶美術彫刻協同組合の青年部による作品が発表され、9月14日からの【JJAジュエリーデザインアワード2023】と続きます。同アワードは、日本のジュエリーの発展とクリエイターの才能を国内外に発信することを目的にしており、芸術性の高い優れたジュエリーの可能性を提案しています。
『金属の表情 宝美校長とその仲間たち』と併せて、ジュエリーと工芸品の様々な表情をご覧ください。
「一富士二鷹三茄子」ブローチ
「非凡なリボン」ブローチ
打ち込み象嵌によるブローチ
作品すべて飯野一朗