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「デザインの妙」
会 期:2020年10月31日(土)-2021年3月1日(月)
休館日:火曜日(ただし、2020年11月3日・2021年2月23日は開館)
2020年11月4日(水)、2021年2月24日(水)
年末年始(2020年12月29日~2021年1月3日)
展示室:山梨ジュエリーの今
人がジュエリーを選ぶとき-その心惹かれる決め手はどこにあるのでしょうか。
貴重な宝石だから、色合いが好きだから、自分に似合う貴金属だから…。様々な要素の中で、一番聞こえてくるのは「デザインが素敵だから」という言葉。
デザインとは日本語では意匠のことを指しますが、目的を果たすための技術と材料をもって社会的にアプローチする手段ともいえます。デザインをすることは、ひいては新しい価値を生み、多様な価値観を社会に提示するのです。
ジュエリーのデザインは、用途や形だけを表すのではありません。その背景には、身に着ける人を一層魅力的に見せたいという願いとそのためのストーリーがあり、ジュエリーを身に着けた時の感動や喜び、楽しさにつながっているといえます。そこにジュエリーデザインの妙があります。
山梨では、明治10年(1877)の第1回内国勧業博覧会に出展し、この頃すでにオリジナリティのある作品制作が始まっています。高度成長期にはジュエリーへの興味、関心が高まると同時に、デザインの重要性と意匠の保護への取り組みも強化され、専門のデザイナーの重要性が増してきました。平成19年(2007)にはKoo-fuプロジェクトがスタートして、デザイン室によるコレクション発表が始まり、現在でも様々な取り組みを行っています。
企画展では、身に着ける人をより魅力的に輝かせる作品とともに、デザイン画や制作の過程を展示し、デザイン画からジュエリーができるまでをひも解きます。試行錯誤を経て一層美しくきらめくジュエリーの数々をどうぞご覧ください。
KEY
デザイン:関戸智美
制 作:株式会社中込宝飾
イエローダイヤモンドのネックレス
デザイン・制作:株式会社ジェムクレール
I am independent So, I am beautiful
デザイン:飯島恵子
制 作:株式会社光新
ブローチ -音楽のシリーズ-
デザイン・制作:松沢安行