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「進化する「宝石のまち」」
会 期:2016年6月25日(土)-2016年10月10日(月)
休館日:火曜日(ただし8月16日は開館)
展示室:山梨ジュエリーの今
山梨県甲府市は、ジュエリーの工房や企業が数多く存在することから「宝石のまち」として親しまれてきました。江戸時代末期に伝わった水晶加工技術が受け継がれるなかで、国指定の伝統的工芸品となった、“甲州水晶貴石細工”とジュエリーのための“宝石研磨加工”に枝分かれしました。その結果、甲府は水晶にとどまらずあらゆる宝石の加工を行うことのできる宝石加工産地へと発展しました。
本展では、職人たちが先代から受け継いだ技術をさらに進化させ生み出したジュエリーをご紹介いたします。アメシストの原石がジュエリーへと変化していくさまに「技術の根源」を、また原始的な生物としての爬虫類に「生命の根源」を見出した《source》(詫間宝石彫刻)、真珠にカットをほどこすことで神秘的な輝きを放つ《華真珠》(株式会社小松ダイヤモンド工業所)など、世代が変わるごとに新たな価値を生み出し、進化していく「宝石のまち」の現在をご覧ください。
《source》リング
デザイン・制作:詫間宝石彫刻
《華真珠》ネックレス
デザイン・制作:株式会社小松ダイヤモンド工業所
《待宵》リング
デザイン:米山美香
制 作:河野水晶美術
ジュエリーアートクレアール
《木花咲耶姫》リング
デザイン:関戸和代
制 作:株式会社ガイアジェム
《甲州貴石切子》ルース
デザイン・制作:株式会社シミズ貴石 清水幸雄
ジュエリークラフトフカサワ
深澤陽一
《春風》ネックレス
デザイン:石川義雄
制 作:アトリエタカノ 高野誠
K's Factory 小沢一欽