ここから本文です。

更新日:2015年9月16日

山梨と水晶

山梨県内の地質は、マグマが冷えて固まってできた火成岩地帯が広範囲に分布していますが、その中でも甲府盆地から長野県川上村までの地帯は、マグマがゆっくり冷えて固まった深成岩に分類される花崗岩体が広がります。この花崗岩体の中でも金峰山を中心とする比較的標高の高い場所にはペグマタイトが点在しています。
水晶の多くは花崗岩の中に生じるペグマタイト(巨晶花崗岩)や熱水脈中に多くみられます。ペグマタイトは地中深くにおいて長い時間をかけて花崗岩マグマが冷え固まった最後の部分であり、ペグマタイトからは大型で良質の結晶が産出します。
花崗岩は熱水脈の熱源にもなっており、花崗岩類相互の境界や花崗岩類周辺の接触部付近に晶洞(花崗岩体の中に作られたガス溜まり)が形成され、花崗岩体が冷やされると溜まっていたガスや液体が結晶しはじめて水晶が生成します。

 

乙女鉱山 さまざまな形態の水晶を産出。日本式双晶も見られる。
八幡山 東洋最大といわれる六角柱状の単結晶と日本式双晶の美しい水晶を産出。やや黄色味を帯びた透明で柱状に長く伸びた結晶が多く見られる。
竹森 結晶中に電気石、白雲母、緑泥石を多く包有する。昔は大型で無色透明の結晶を産出した。
水晶峠 緑色の草入りないし緑色半透明の結晶を特徴とし、山入りや升石入りも見られる。光沢のある美しい水晶の群晶を産出。
向山 濃緑・褐色の松葉状入り、草入り透明ないし半透明の結晶が特徴的。大型石英脈より群晶や碁盤石の産出した。
黒平 ペグマタイトの晶洞から薄茶色から黒色の煙水晶とカリ長石の群晶を多数産出。しばしば、柱面上に湾曲した条線が発達。まれに紫水晶も産出。

ページの先頭へ戻る