更新日:2022年8月17日

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 ワクチンの効果

Q1.なぜワクチンを接種するのでしょうか。

Q2.新型コロナワクチンはオミクロン株にも効果(3回目接種)があるのでしょうか。

Q3.どの会社のワクチンが一番効果がありますか。

Q4.基礎疾患(持病)の有無によって、ワクチンの効果や副反応に違いはありますか。

Q5.変異型の新型コロナウイルスにも効果はありますか。

Q6.なぜワクチン追加接種(3回目、4回目)が必要なのですか。

Q1.なぜワクチンを接種するのでしょうか。

令和2年9月25日に開催された新型コロナウイルス感染症対策分科会において、接種の目的を「新型コロナウイルス感染症による死亡者や重症者の発生をできる限り減らし、結果として新型コロナウイルス感染症のまん延の防止を図る」こととしています。

Q2.新型コロナワクチンはオミクロン株にも効果(3回目接種)があるのでしょうか。

オミクロン株に対する初回(1・2回目)接種による感染予防効果発症予防効果は、デルタ株と比較して低下するものの、3回目接種により一時的に回復することが示唆されています。入院予防効果も、デルタ株と比較すると一定程度の低下はありますが、発症予防効果と比較すると保たれており、3回目接種で回復するという報告があります。

□ 感染予防効果

米国で18歳以上を対象に実施された研究によると、モデルナ社のワクチンを2回接種後14~90日後には44.0%であったところ、その後経時的に効果が低下していくことが確認されています。ここで、3回目接種により、接種から14~60日後には71.6%、61日後以降には47.4%となり、デルタ株より低いものの、感染予防効果が一時的に回復することが示唆されています。

□ 発症予防効果

英国健康安全保障庁の報告(2022年4月21日時点)によると、ファイザー社及びモデルナ社のワクチンの発症予防効果はデルタ株より低く、2回目接種から2~4週間後は65~70%であったところ、25週間後までには15%程度に低下することが示されています。ここで、3回目接種により、その2~4週間後には発症予防効果が60~75%程度に高まり、一時的に効果が回復することが示唆されています。ただし、20週後以降はその効果がほぼ見られなくなるまで低下したというデータもあり、効果の持続期間については、引き続き情報を収集していく必要があります。

□ 入院予防効果

ワクチンの種類毎に解析はなされていないものの、英国健康安全保障庁の報告によると、3回目接種から105日以降では、18~64歳で67.4~75.9%、65歳以上で85.3~86.8%と報告されています。

□ 救急外来受診への減少効果

新型コロナウイルス陽性患者に対する米国での研究によると、ファイザー社のワクチン2回目接種後14~149日後では、12~15歳で45%、16~17歳で34%でした。3回目接種による効果は、12~15歳の結果は症例数が少なく算出されていませんが、16~17歳では、接種から7日以降で81%であったとの報告があります。

Q3.どの会社のワクチンが一番効果がありますか。

現在、日本で接種可能なワクチンは、いずれも、ワクチンを接種するメリットが、副反応のリスクを上回るため、接種をおすすめしています。

現在、日本ではファイザー社、武田/モデルナ社、アストラゼネカ社及び武田社(ノババックス)のワクチンが、予防接種法に基づく接種の対象となっています。いずれのワクチンも、海外で数万人単位の大規模な臨床試験が実施されており、発症予防効果は、2回目の接種から一定の期間において、ファイザー社のワクチンが約95%、武田/モデルナ社のワクチンが約94%、武田社のワクチン(ノババックス)が約90%と、高い効果が確認されています。

また、アストラゼネカ社のワクチンは、海外で実施された複数の臨床試験の併合解析の結果から、約70%等の効果が確認されています。なお、アストラゼネカ社のワクチンは、原則40歳以上の方(ただし、他の新型コロナワクチンに含まれる成分に対してアレルギーがあり接種できない等、特に必要がある場合は18歳以上の方)を対象としています。

現在、日本で接種可能なワクチンは、いずれも、ワクチンを接種するメリットが、副反応のリスクを上回るため、接種をおすすめしています。

なお、ファイザー社及び武田/モデルナ社のワクチンについて、初回(1回目・2回目)接種後24週までの効果を比較した疫学研究の結果によると、武田/モデルナ社のワクチンの方が、ファイザー社のワクチンよりも、感染予防、発症予防、及び重症化予防の効果が有意に高かったとの報告もあります。

Q4.基礎疾患(持病)の有無によって、ワクチンの効果や副反応に違いはありますか。

今回のワクチンは、基礎疾患をもっている方も含めて臨床試験が行われ、有効性が確認されています。過去に重いアレルギー症状を経験されたことがある方は、接種会場で30分間様子をみることが大切です。

ファイザー社及び武田/モデルナ社の新型コロナワクチンは、高血圧、糖尿病などの基礎疾患をもっている方も含めて臨床試験が行われ、有効性が確認されています。ただし、免疫抑制剤を内服されている方や重い免疫不全がある方は臨床試験の対象とはなっておらず、他の方と同等の効果があるのか、はっきりとは分かっていません。アストラゼネカ社や武田社(ノババックス)の新型コロナワクチンについても概ね同様の知見が得られています。

稀な副反応であるアナフィラキシーについては、過去にアナフィラキシーを含む重いアレルギー症状を引き起こしたことがある人でやや起こりやすい可能性があります。過去に重いアレルギー症状を引き起こしたことがある方は、ワクチン接種後30分程度は接種会場で様子をみることが大切です。アナフィラキシー以外の副反応については、臨床試験において基礎疾患の有無による頻度の違いは報告されていません。

Q5.変異型の新型コロナウイルスにも効果はありますか。

一般論として、ウイルスは絶えず変異を起こしていくもので、小さな変異でワクチンの効果がなくなるというわけではありません。それぞれの変異株に対するワクチンの有効性がどのくらいあるのかについても、確認が進められています。

①変異株に対するワクチンの効果の確認に当たっては、いくつかの方法があります。

 ワクチンを接種した人の血清を用いて、血清中に存在する抗体が、ウイルスの細胞への感染をどの程度中和する(妨げる)ことがで きるかを測定する方法です。

 ファイザー社や武田/モデルナ社のワクチンにおいては、様々な変異スパイクタンパク質に対し、ワクチンを接種した人の血清中の抗体が中和活性を有するかが確認されました。その結果、B.1.351(ベータ株。南アフリカ共和国で最初に検出され、N501YやE484K等の変異を有する系統。)への中和作用が少し弱いものの、いずれの変異に対しても一定の中和活性があることが確認されています。

②実際にワクチンを接種した人と接種していない人の感染や発症の状況を調べる方法です。

 例えばファイザー社のワクチンは、B.1.1.7(アルファ株。英国で最初に検出され、N501Y等の変異を有する系統。)ではワクチンの有効率に大きな低下は見られませんでした。B.1.351(ベータ株)やB.1.617.2(デルタ株。インドで最初に検出され、L452R等の変異を有する系統。)では、有効率が少し低下するものの、ワクチンは有効であったという報告もありました。

 現在、変異株に対応したワクチンの開発や臨床試験も実施されています。世界各国で様々な変異株が出現していることを踏まえると、引き続き、ワクチンの有効性に関する情報を収集していく必要があります。

Q6.なぜワクチン追加接種(3回目、4回目)が必要なのですか。

ワクチンの追加接種(3回目、4回目)を行うことで、一定の感染予防効果を発揮することが確認されています。ワクチン接種による感染予防効果は時間の経過に伴い、徐々に低下してくことが厚生労働省からも示されております。感染予防だけでなく重症化予防の観点においても、追加接種をお願いいたします

 下のグラフは、3回目接種された方は2回目接種の方より4割程度、4回目接種の方は8~9割程度、感染リスクが低くなることを示唆しています。

 ワクチン追加接種の感染リスク低減効果は、ワクチン接種状況や感染者の情報から、専門家監修のもとに考察したものであり、追加接種を受ける際の参考としてください。

 

   グラフ2 グラフ1

※ 上のグラフは、ワクチンの2回接種者の感染リスクを1としたときの、未接種者、3回接種者、4回接種者の相対的な感染リスクを表したものです。ワクチン2回接種者に対する相対的な感染リスクは、値が1より大きい場合は高く、小さい場合は低いことを表しています。

 

 

このページに関するお問い合わせ先

山梨県新型コロナウイルス感染症対策本部ワクチン班 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1641   ファクス番号:055(223)1647

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