ページID:91879更新日:2019年11月13日

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リニア山梨県駅の設置場所について

ご質問

リニア山梨県駅の設置場所は現状の計画では、甲府市大津町付近ということになっており、甲府駅との接続はバスで行うことになっています。リニアの計画ルートは小井川駅付近で身延線と交差することになっています。リニア駅は小井川駅付近に設置し、身延線と接続させるべきではないでしょうか?
身延線と接続させることで甲府駅と鉄道で接続出来るだけでなく峡南地域へのアクセスも良好となります。峡南地域には身延山久遠寺や下部温泉などの観光地への集客も期待できます。現行の計画のままでは、まるで甲府市中心からさえ利用しやすければいいというような安易な考えさえ感じます。
また、外部から山梨県へ訪れた人にとって鉄道にそのまま乗り換えられることは、わかりやすさ、利便性の上ではバスに比べて圧倒的です。県全体の利益、山梨県へ訪れる人々の使いやすさを踏まえて、再考していただきますよう強くお願い申し上げます。

回答

いただいた「リニア山梨県駅の設置場所」につきまして、リニア環境未来都市推進室からお答えします。
リニア山梨県駅の位置につきましては、平成23年度に選定しておりますので、以下、その当時の経緯等について説明します。
まず、リニア中央新幹線の駅位置やルートは、軌道の曲線半径は8千メートル以上、駅区間は水平かつ直線で約1キロメートルを必要とすることなどの技術的な条件を満たす必要があります。その上で、甲府盆地内を地上走行することから、住宅密集地や公共公益施設を極力避けるなど、沿線地域への影響をできる限り少なくしなければなりません。
仮に、リニア駅をJR身延線と交差する場所に設けた場合には、いずれのルートでも甲府市から富士川町にかけての大集落や公共公益施設を分断することになり、駅の建設は現実的に困難です。様々な検討の結果、条件を満たす駅候補地は、甲府圏域建設促進協議会からも検討要望がありました中央市小井川周辺地域か甲府市大津町周辺地域の2地域に絞られました。
この2地域の身延線のアクセスを検討したところ、より近い小井川周辺地域でも駅を設置する場合は小井川駅から約5百メートル離れるため、お年寄りなどが歩いて乗り換えることは難しく、結果的に両地域ともに何らかの交通手段が必要となります。
加えて、県内各地へのアクセスの良さ、駅周辺の用地確保や基盤整備コストなどを総合的に検討した結果、大津町周辺を駅の最適地として選定した次第です。
更に、平成26年10月には、現在の駅位置が記載されたJR東海の工事計画が、国土交通省から認可され、駅舎の設計や用地取得が進んでいます。
なお、県では、リニアの開業効果を県内全域に波及させ、山梨の発展につなげていくために、リニア駅から30分以内にアクセスできる圏域の拡大などに取り組んでいるところであります。

受理日 2019年01月31日
回答日 2019年02月07日

このページに関するお問い合わせ先

山梨県知事政策局リニア未来創造推進グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1363   ファクス番号:055(223)1666

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