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ページID:91260更新日:2019年9月19日

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7月11日付け山梨県回答への再質問と提案2

ご質問

1.リニアの弱者乗客に関し、リニア推進課は「JR東海において、開業までの間、乗客の避難誘導等を含め、ハード・ソフト両面において検討を進め、万全の対策を講ずるとともに、県としても安全対策を求めて参ります」と回答した。
事業者に任せたありきたりの内容で、具体性がなく、説得力がない回答だったので、行政として問題点を解消に取り組むべき主体的な自覚と姿勢が見られず、失望しました。
高齢時代になり、高齢者が、航空機のような超高速リニアの乗車に際し、「安全安心」の装備と避難体制について、どのように計画しているか。
弱者が安全安心に利用できるのかどうか、国民が注視している基本的に重要な問題点です。
県政は、どのように認識して、事業者に対して、現時点で開示できる対応策をいつまでに提示させるのか?
今時点でできる具体的な説明や、疑問点や問題点の解消のためには、JR東海に対して5W1H(いつまでに、どのような方法で、幾らを投入して、誰の協力を求めて、実験線での避難訓練計画の予定など)について利用者目線で、現実的に説明を提示させることが行政の主体的な任務的責務です。
その県政の任務を伴って、事業者と利用客となる国民の信頼性を通じて、事業について理解や協力を進められます。
(以下、再掲です)
JR東海は、「弱者乗客の安全安心」についてどのように説明するのか。
☆非常時の場合、非常口からの脱出、避難方法と時間などについて丁寧な説明が求められる。
この基本的な危機管理体制について、適正に説明できないならば、夢物語の開業後の良いことずくめ効果のみについて語る資格はない!
事業者に適時に、適正に説明させられないならば、“任務的責務に欠けると非難される。”
県は、責任をもって、今時点での、社会的責任をもった説明を引き出すよう、責務を求める。
2.関連して、当方から実験線の例において、具体的に質問します。
県は、体験乗車事業を推進しているが、弱者に対しては、乗車中、万一事故発生の場合、非難する方法についてどのように説明しているか、お知らせください。
実験線にも、非常口が設けられていて、脱出できる通路があるのか、避難用の救急体制、危惧の装備、通信連絡網などについて説明してください。
実験線においても、非常時の避難計画についても、実験、訓練が万全に実施されるべきことを、JR東海に勧告してください。
3.実験線の体験乗車において事故発生の場合、補償条件について:
1)利用規約などには、事故発生の場合、補償条件について何ら条項の明示がない。
「同意書」には、関連する条項、確認項目がありますか?
あくまで試験目的の実験線であり、何か事故の発生も想定あるはずであり、「体験乗車の試乗リスク」についてどのような情報を書面で提供しているのか。
体験乗車の事業主体の県「リニア推進課」は、事故発生の場合、生命補償の条件について、どのように説明しているのかお知らせください。
2)県は、JR東海に対し、安全管理、危機管理の徹底について、指示勧告命令するべき責務があり、どのように承知していますか。お答えください。
以上、県はJR東海に回答を求める項目については、事業者には、「いつまでにと期限を区切って回答させる」よう確認してください。
県政として、責任を回避するような姿勢でなく、事業者を指示勧告命令できるように、また、国土交通省にも意見するような毅然として、問題点を解消するために、前向きで主体的な県政運営を心底から期待して、上記について説明するよう提案します。

回答

いただいた「7月11日付け山梨県回答への再質問と提案」につきまして、リニア交通局リニア推進課からお答えします。

1.JR東海において、開業までの間、乗客の避難誘導等を含め、ハード・ソフト両面において検討を進め、万全の対策を講ずるとともに、県としても安全対策を求めて参ります。

2.JR東海では、体験乗車中は係員の指示に従って頂くように案内しており、万が一の場合に備えた設備、体制を整備するとともに、係員に対し定期的に避難誘導訓練を実施し、万が一のときには、迅速かつ的確に対応することとしています。
県では、体験乗車をされる方に対し、係員の指示に従うよう、事前にお知らせしております。

3.(1)リニアについては、国土交通省の実用技術評価委員会おいて、営業線に必要な技術開発を行われていると評価されており、実用技術として完成している極めて安全性の高いシステムでありますが、万が一事故が発生した場合は、JR東海が責任を持って適切に対応することとしております。
(2)JR東海に対する、安全管理については、国土交通省が所管しております。

受理日 2018年07月17日
回答日 2018年07月31日

このページに関するお問い合わせ先

山梨県知事政策局リニア未来創造推進グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1664   ファクス番号:055(223)1666

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