ページID:91174更新日:2019年8月23日

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少子化対策

ご質問

子育て支援活動をしている関係で、日々様々な育児相談を受けます。その中で、未就園児を育児する親御さんからの悩みが、私が育児を始めた8年前と変わらず、「育児知識の不足」を顕著に感じます。
核家族や少子化になる以前の子育ては、自分が親になる前に、兄弟姉妹や近所の子供達と身近に触れ合い、育児知識と経験を積んだ状態で、出産育児が出来ました。
ですが現在は、全く無知、経験なしの状態で育児がスタートします。
母親自身の基本的な心身の変化、父親の関わり方の重要性、仲間と繋がることの重要性など、妊娠期から学ぶ必要性を強く感じます。
現在の「両親学級」は、出産時対応や、授乳抱っこなどの手技を教えることに終始し、乳幼児の発育発達、親の声かけの仕方(以後の言葉の発達に繋がる重要なステップ)、遊び方(以後の運動発達に重要なステップ)、親の心の変化(以後の夫婦関係に関わり、2歳までの離婚率の高さからも重要)など、先に知っておけば悩まなくて済む問題も多いのに、組込まれていない。
第二子、第三子を望まないのは、基本的な知識の不足からくる育児不安が大きいと、毎回相談を受けて感じる。
私が主催する育児サークルメンバーは、比較的多産である。育児不安が解消され、信頼できる仲間、コミュニティの中で育児が出来れば、育児が楽しく、何人でも産みたいと、母は願うもの。
妊娠期の母親学級を、根本的に内容組み替え、出産後の親ケアについて、現場の声を反映させて作り直して頂きたい。

回答

いただいた「妊娠期の両親(母親)学級」の件につきまして、健康増進課からお答えします。
両親(母親)学級としては、市町村が行っているものや、産科医療機関においても実施している状況もあります。
県では、妊産婦の育児不安などを軽減するために平成27年度に開設された産前産後ケアセンターに宿泊型産後ケアと24時間電話相談の事業を委託しています。産前産後ケアセンターではパパママクラスとして教室を開催し、妊娠中から出産後がイメージできるように夫婦力アップ講座などの内容を取り入れるなど、様々な工夫を凝らして実施しているところです。
市町村の実施状況については、県においても把握しております。各市町村では事業の実施後に参加者にアンケートを行い、事業評価や内容の検討も行っているところですが、出産後の対応(手技)について盛り込んでいる市町村も多いです。
ご要望のとおり、両親学級は両親が参加できるよい教育の機会であり、その内容をニーズや課題に対応する中で充実していく必要があります。
今回いただいたご意見は、●様の個人情報を伏せた上で、全市町村の母子保健担当者や産前産後ケアセンター担当者にお伝えさせていただきたいと思います。
この度は、貴重なご意見をいただきありがとうございました。

受理日 2018年04月24日
回答日 2018年05月02日

このページに関するお問い合わせ先

山梨県福祉保健部健康増進課 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1493   ファクス番号:055(223)1499

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