トップ > 富士川水系の河川水質調査に関する静岡新聞の報道に対する知事コメント
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静岡新聞により提起された「富士川の中下流域にアクリルアミドポリマーを含む汚泥が堆積している」という問題に対して、県では現在、水質調査などに真摯に取り組んでいるところです。
アクリルアミドポリマーを含む堆積物については、現在、静岡県と連携協力しながら調査分析手法の開発に向けて鋭意検討研究しているところですが、現時点では、その手法が科学的に確立されていません。
にもかかわらず、静岡新聞では、アクリルアミドポリマーが富士川下流域に残存しているという記事を複数回掲載しています。これは科学的に証明されていない、根拠のない記事であると言わざるを得ません。静岡新聞の誤った報道に対して強く抗議します。
本件に関して私たちは科学的事実に基づいた検討を行うべきだと考え、静岡新聞に対して報道の根拠となった分析方法の情報提供を繰り返しお願いしていますが、現時点まで具体的な協力を得られていません。
分析方法に関する情報を開示せずに、富士川の汚泥中にアクリルアミドポリマーが存在しているとの一方的な主張は、本県が求めている科学的事実に基づいた議論が行えないだけでなく、ある意味世論をミスリードしかねないと大変危惧するところです。
そうした中、4月9日の静岡新聞に、あたかも本県が一連の対応を終了したかのような論評が掲載されました。富士川水系の汚泥投棄問題に関して、山梨県が調査を打ち切り早々に幕を引いたなどという内容でした。
まったくの事実誤認です。
山梨県が富士川水系の汚泥投棄問題への対応を終了、もしくは、それに関する調査も含めて打ち切ったという事実はありません。
本県は責任感を持って富士川の流域環境の保全にしっかりと取り組んでおりますし、豊かな河川環境を取り戻すべく、これからも全力を注いで参ります。
本県の対応状況と正確な情報を次のページにまとめましたので、ご一読いただけると幸いです。
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