○山梨県立文学館設置及び管理条例施行規則

令和二年三月三十一日

山梨県規則第二十六号

山梨県立文学館設置及び管理条例施行規則

(趣旨)

第一条 この規則は、山梨県立文学館設置及び管理条例(平成元年山梨県条例第十号。以下「条例」という。)の施行に関し、必要な事項を定めるものとする。

(指定管理者の指定の申請)

第二条 条例第七条第一項の規定による山梨県立文学館の指定管理者の指定の申請は、指定管理者指定申請書(第一号様式)に、次に掲げる書類を添付して提出することにより行われなければならない。

 事業計画書

 収支計画書

 実施体制を記載した書類

 団体の概要を記載した書類

 定款、寄附行為又はこれらに準ずるもの

 法人の登記事項証明書(法人の場合に限る。)

 知事が指定する事業年度の貸借対照表及び損益計算書又はこれらに準ずるもの

 前各号に掲げるもののほか、条例第七条第二項各号に掲げる基準による指定管理者の選定のため知事が必要と認める書類

(閲覧の承認等)

第三条 条例第十一条第一項の規定による閲覧の承認を受けようとする者は、文学資料等閲覧承認申請書(第二号様式)を館長に提出し、その承認を受けなければならない。

2 前項の規定により承認を受けた者は、文学資料等を所定の場所で閲覧しなければならない。

(撮影の承認)

第四条 条例第十一条第二項の規定による撮影の承認を受けようとする者は、文学資料等撮影承認申請書(第三号様式)を館長に提出し、その承認を受けなければならない。

2 館長は、前項の規定により文学資料等の撮影を承認したときは、当該申請者に対し、文学資料等撮影承認書(第四号様式)を交付するものとする。

(観覧料等の還付)

第五条 条例第十三条ただし書の規定により、観覧料、利用料又は使用料(以下「観覧料等」という。)を還付する場合は、次の各号に掲げるときとし、還付の額は当該各号に掲げる額とする。

 観覧者、利用者又は使用者の責めに帰すことのできない理由により観覧、利用又は使用することができなくなったとき 全額

 利用又は使用する日の三日前までに利用又は使用の取消しを届け出たとき 二分の一に相当する額

2 前項に定める観覧料等の還付を受けようとする者は、観覧料等還付申請書(第五号様式)を館長に提出し、その承認を受けなければならない。

(観覧料等の免除)

第六条 条例第十四条の規定により、観覧料等の全部又は一部を免除する場合は、次の各号のいずれかに掲げるときとし、免除の額は当該各号に定める額とする。

 県内の小学生、中学生及び高校生並びにこれらに準ずる者の引率者が、教育課程に基づく教育活動として観覧するとき 条例別表第一に定める額の全額

 六十五歳以上の者が観覧(県内に住所を有しない者にあっては、常設の展示の場合に限る。)するとき 条例別表第一に定める額の全額

 障害者基本法(昭和四十五年法律第八十四号)第二条に規定する障害者及びその介護を行う者が観覧するとき 条例別表第一に定める額の全額

 同一の日において、常設の展示及び特別の企画による展示を観覧しようとする者(団体により観覧する者を除く。)が、常設展・企画展共通観覧券の交付を受けて観覧するとき 条例別表第一第一号に定める個人の観覧料と団体の観覧料との差額及び同表第二号においてそれぞれの展示ごとに知事が定める個人の観覧料と団体の観覧料との差額

 同一の日において、文学館及び山梨県立美術館の常設の展示を観覧しようとする者(団体により観覧する者を除く。)が、文学館・美術館常設展共通観覧券の交付を受けて観覧するとき 条例別表第一第一号に定める個人の観覧料と団体の観覧料との差額

 特別の企画による展示を観覧しようとする者(団体により観覧する者を除く。)が、当該展示に係る開催期間の初日の前日までに前売り観覧券の交付を受けて観覧するとき 条例別表第一第二号においてそれぞれの展示ごとに知事が定める個人の観覧料と団体の観覧料との差額

 同一の日において、常設の展示及び特別の企画による展示を観覧しようとする者(団体により観覧する者を除く。)が、当該特別の企画による展示に係る開催期間の初日の前日までに常設展・企画展共通前売り観覧券の交付を受けて観覧するとき 条例別表第一第一号に定める個人の観覧料と団体の観覧料との差額及び同表第二号においてそれぞれの展示ごとに知事が定める個人の観覧料と団体の観覧料との差額

 山梨県内に所在する宿泊施設に宿泊する者(団体により観覧する者を除く。)が、当該宿泊施設に宿泊した日又はその翌日に観覧するとき 条例別表第一第一号に定める個人の観覧料と団体の観覧料との差額又は同表第二号においてそれぞれの展示ごとに知事が定める個人の観覧料と団体の観覧料との差額

 山梨県内に所在する美術館、博物館等で相互に個人の観覧料の免除を実施することとしたものに係る定期利用券(一定期間の利用の許可、承認等を受けたものをいう。)を有する者が観覧するとき 条例別表第一第一号に定める個人の観覧料と団体の観覧料との差額又は同表第二号においてそれぞれの展示ごとに知事が定める個人の観覧料と団体の観覧料との差額

 その他館長が特別の理由があると認めるとき 観覧料等のうち館長が相当と認める額

2 前項第一号又は第十号に該当する場合において、観覧料等の免除を受けようとする者は、観覧料等免除申請書(第六号様式)を館長に提出し、その承認を受けなければならない。

3 館長は、前項の規定により観覧料等の免除を承認したときは、当該申請者に対し、観覧料等免除承認書(第七号様式)を交付するものとする。

4 第一項第二号第三号第八号又は第九号の規定に該当する場合において、観覧料の免除を受けようとする者は、これらの規定のいずれかに該当することを証する書類を館長に提示するものとする。

(館長への委任)

第七条 知事は、この規則に定めるもののほか、館長に次の事項を委任する。

 条例第八条第二項の規定による休館日の変更の承認に関すること。

 条例第九条第四項の規定による開館時間の変更の承認に関すること。

 条例第十一条第一項及び第二項の規定による利用の承認等に関すること。

この規則は、令和二年四月一日から施行する。

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山梨県立文学館設置及び管理条例施行規則

令和2年3月31日 規則第26号

(令和2年4月1日施行)