ページID:29115更新日:2015年2月12日
ここから本文です。
平成21年12月に静岡県内で開催された「低コスト作業システム構築事業」現地研修会では、林業機械メーカーなどが保有するデモ機を中心に、最新型の林業機械16台が使用されました。これを受けて山梨県素材生産事業者協議会機械化推進部会に所属する林業事業者を中心に、これら機械の見学会を実施することとなり、案内役として林業普及指導員もこれに同行してきました。
この研修会は、3年間にわたる国の事業により低コストで間伐材が搬出できることが実証された手法を、1週間のOJT研修にて学ぶもので、それに使用される機械は、林業者であっても普段は目にする機会がないものがほとんどで、ましてやこれだけの機械が一堂に会することは滅多にありませんでした。
そんなこともあってか参加者全員が昼食時間を返上してまで、関心のある機械の性能や作動状況を確認したり、メーカー担当者の説明をメモに記録したりしていました。
他産業に比べ機械化がしにくいと言われる林業ですが、今後の本県林業の発展の上では機械化は必須です。今回の見学会は若手事業者を中心とした10名が参加しましたが、彼ら脳裏には将来の機械化のビジョンがしっかりと焼き付いたのではないかと思います。