更新日:2019年7月9日
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被害の発生したケヤキ林
本来は秋~冬にかけて紅葉・落葉するケヤキですが、夏期に葉が褐色~茶色に変色して落葉するヤノナミガタチビタマムシによる食害が県内で多発しています。
ヤノナミガタチビタマムシは体長3~4mm程度のタマムシ科の昆虫ですが、幼虫・成虫ともにケヤキの葉に食害を及ぼす害虫です。
夏期の落葉は、5~6月にケヤキの葉に産み付けられ、ふ化したヤノナミガタチビタマムシの幼虫がケヤキの葉に食害を及ぼしたことによるものです。
落ち葉には幼虫が付着しており、落葉内で蛹となり8月頃に羽化すると、再度ケヤキの葉に被害を及ぼします。
この被害により、ケヤキがすぐに枯れてしまうことはありませんが、樹勢を衰えさせるので、弱っているケヤキ等には注意が必要です。
食害の状況
ヤノナミガタチビタマムシ被害からの防除方法としては、幼虫が付着した落ち葉を早急に除去(焼却又は土中埋込み)することにより、害虫の増殖を防ぐ方法が有効と考えられています。
なお、ヤノナミガタチビタマムシの駆除に有効な薬剤は現在のところ登録されていません。
詳しくは、森林総合研究所の「やまなし林業普及通信」(こちら)を参照してください。
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