更新日:2016年4月20日

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県内の木質バイオマス関連施設

ペレット生産施設

飯島製材所

平成20年末に生産を開始した県内初のペレット生産工場で、山梨市のバイオマスタウン構想に位置付けられています。

施設は既存の建物、オガ粉製造機を活用し、農林水産省の地域バイオマス利活用交付金を利用して、新たにオガ粉の乾燥炉、ペレタイザー等を導入することで整備しました。

乾燥炉は剥皮用ドラムバーカーのドラム部分を改良したもので、熱源はパレットの製材工程から排出される背板を燃やしています。ペレタイザーは時間当たり製造能力が約450kgで、生産したペレットの冷却装置を付随しています。

ペレットの原材料は自社の製材(パレット)工場から出る端材、オガ粉等を利用し、年間の生産量は300~400tで、将来的には林地未利用材等の利用も検討しています。

製材工場で利用されている原木は、FSC認証を取得している山梨県有林材を購入しており、この端材を利用して製造されるペレットは、FSCミックス製品としての認証が可能であり、付加価値のついた商品としての販売も期待されます。

施設の計画にあたっては、生産したペレットの需要先が問題でしたが、家畜敷料として利用されるオガ粉の販売先であった北杜市のキープ協会で、新たにバイオマスボイラーの利用が検討されていたこともあり、ペレットの生産施設計画と利用する側のボイラー施設計画を調整することで、施設規模に対応した安定的な需要を確保することができました。

ペレットボイラー

キープ協会

キープ協会は北杜市清里地区に農場、森林を含む研修・教育施設を有し、国際交流や環境教育等に取り組んでいます。

平成20年には、新たに国際研修交流センターの建設に着手し、この施設の暖房・給湯用として、ペレットボイラーの整備をしています。

ボイラーはスイス:シュミット社製で、出力20万kcal/hのものが2基設置され、予備としてLPGを利用するバックアップボイラーを備えています。

年間のペレット使用量は、約300tを見込んでおり、前出の飯島製材所からの供給を予定しています。施設整備で注目すべき点は、これまでのペレットボイラー施設では、屋外にペレット貯留用のタワーサイロを設置し、トラックに付随するユニッククレーンでペレットの入ったフレコンバックを吊り上げ、搬入するいった方式が多く見られましたが、今回の場合は施設計画の段階から供給・搬送者との連携ができており、運搬に用いるトラックの規格等の調整を行い、ペレットの搬入・貯蔵が効率的に行えるよう、ボイラー室に隣接する地下サイロを設置しました。

PICA山中湖ビレッジ

PICA山中湖ヴィレッジは、山中湖村でキャンプ場を運営しており、レストラン・管理棟の給湯用ボイラーとして、平成19年にシュミット社製のペレットボイラーを導入しました。レストラン内には、ペレットストーブも設置されており、使用するペレットは東京都青梅市のペレット生産工場より購入しています。

街の駅やまなし(山梨市地域交流センター)

 

街の駅やまなしは、山梨市がまちづくり交付金事業を活用し、山梨市駅前中心市街地の活性化や市民の憩いの場として整備し、平成21年12月にオープンしました。この施設の冷暖房用ボイラーとしてペレットボイラーが導入されており、屋外には足湯も整備されています。

また山梨市では、市庁舎にペレットストーブも設置されています。

チップボイラー

古屋製材

古屋製材(株)は甲州市で製材業を営んでおり、NEDOの地域バイオマス熱利用フィールドテスト事業により、2007年にチップボイラー等の施設整備を行いました。

自社の製材工場等で発生する未利用材を原料とし、チッパー機で粉砕後、定量供給装置により直接燃焼ボイラーに自動供給しており、それにより発生した蒸気を隣接する飲料水製造プラントで加熱及び洗浄用の蒸気として利用しています。

チップボイラーは、タカハシキカン製で、時間当たり1.6tの蒸気を発生し、木質バイオマスの使用量は1日あたり約10tとなっています。

現在もNEDOのフィールドテスト期間にあり、燃焼効率やCO2の排出削減量、原料としての林地未利用材の利用等についてもデーターを収集しているところです。

薪ボイラー

ヴィラ雨畑

早川町は平成18年にバイオマスタウンの認定を受け、平成20年に町営宿泊施設ヴィラ雨畑の温泉加温用に、薪を利用する木質ボイラーを設置しました。

ボイラーはチェコ製で、ボイラー上部の1次燃焼室で薪を燃焼させ、発生したガスを下部の2次燃焼室で再燃焼させることにより、高いエネルギー効率を得ています。

燃料の自動供給ができないため、コントロールのための人手が必要となりますが、木質バイオマスをチップやペレットに加工しなくてもよいため、施設整備に係るイニシアルコストを大幅に削減しています。

年間の木質バイオマス使用量は、約400m3で、県有林の伐採土場の残材や、ダム湖の流木等を利用し、森林組合が薪に加工して供給するシステムとなっています。

その他木質ボイラー

薪やチップ、ペレットとなど燃料用に加工された木質バイオマスを用いるボイラー以外に、自社の製材所等で排出される端材や背板などをそのまま木質ボイラーで燃焼させ、エネルギーとして利用している施設が、県内に6箇所あります。

これらの施設は、ボイラーで得られる蒸気、温水を製材の乾燥や燻煙処理、施設の暖房用として用いており、年間に使用する木質バイオマスの量は、県下全体で1,900t程度になっています。

ペレットストーブ等

県内のペレットストーブ設置台数は、平成19年で約80台と推定されます。ストーブの利用者は、峡北の八ヶ岳地域等、高冷地の別荘地帯が多く、近年は灯油の高騰もあり高冷地以外での利用も増加しつつあります。

ペレットストーブ1台当たりのペレット消費量は、本県の場合、北海道や東北、長野県等に比べて温暖であるため、年間で1tを下回るものと想定されます。

一般家庭等で用いられるペレットは、平成20年までは県内でペレットが生産されていなかったため、長野県伊那市の上伊那森林組合で生産されたペレットが主として流通していました。

このページに関するお問い合わせ先

山梨県森林環境部林業振興課 担当:木材資源活用担当
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1653   ファクス番号:055(223)1679

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