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更新日:2014年12月25日
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介護施設における研修に関していくつか提案があります。私はヘルパー2級の資格を取り、特別養護老人ホームで働いていました。仕事はヘルパー2級の知識を基に基本的な介護業務についてはOJTで教えていただきました。
しかしながら、私は社会人経験者だったので不要でもあったのですが、新卒職員に対する一般的な社会人としての研修がないわけではありませんが、乏しいように思います。(施設にとって人的にも財政的にも余裕がないのは重々わかります。)
介護業界に入る前に、以前働いていた職場では、固有業務以外の研修として、約一週間の、電話応対、名刺の渡し方、挨拶の仕方、税金の知識、社会保険(健康保険、年金、労災保険)の知識、労働者の権利義務の知識、個人情報の取り扱い、男女共同参画、悪質商法、ディスカッション、救急救命講習がありました。
また、派遣会社に登録していた期間は、任意ではありましたが、職場のマナー、電子メールの使い方、ワード・エクセルの使い方などの講座を受講することができました。
新卒者は介護という仕事の前に、社会人としての第一歩でもあります。そういった社会人としての研修の機会を作ってはどうでしょうか?
また、セクハラ・パワハラ・人権・個人情報に関しては、昔の常識と今の常識がかなり変わっていますので、社会人経験者であっても改めて研修を受ける価値があると思います。
それともう一つ。介護に関する研修で「看取り」に関する研修は必要だと思います。もちろん、ヘルパー2級の資格を取る中で看取りに関する知識を習得するのですが、実際に現場で「看取り」を経験すると、かなりショックで考え込むものです。
交代勤務で、24時間、家族のようにお世話をしていた方が、体調を崩し、レベルが低下し、意思疎通が図れなくなり、亡くなられる。これは介護職員にとって本当にショックです。
私は仕事を辞めた今でも、心の中で、気にかかって後悔することもあります。
ぜひ、看取りに関する研修、あるいは介護職員同士で、「こうだね、ああだね、こうしたらいいね」と語りあえる機会を作っていただければと思います。提案として参考にしていただければと思います。
いただいた、「介護施設における研修」の件について、福祉保健部福祉保健総務課及び長寿社会課からお答えします。
現在、県では、山梨県福祉人材センター(山梨県社会福祉協議会)に委託し福祉・介護職員向けの研修事業を実施しており、新卒者向けには、ビジネスマナーや話し方、好ましい電話の応対、傾聴能力の向上、接遇に関する研修、中堅職員向けには、仕事の進め方(時間管理・職場コミュニケーション)、クレーム対応力強化、リーダー向けには、モチベーションやコミュニケーションに関する研修、OJTに関する研修等を実施しています。
また、質の向上や定着支援を目的として、事業所から要望の多い個別の技術や知識をテーマとした研修等も実施しているところです。
これからもこれらの研修会に、より多くの介護職員の皆様に受講していただけますよう周知していきます。
また、ご提案いただきました「看取り」につきましても、今後の重要なテーマと認識しておりますので、研修会等を企画するにあたって参考とさせていただきます。
このたびは、貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
受理日 | 2014年10月29日 |
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回答日 | 2014年11月06日 |
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