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ページID:39429更新日:2016年2月25日

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桂・谷村工高の統廃合について

ご質問

県教育委員会が示している桂・谷村工高の統廃合に伴い、新設校を設置するという方針を打ち出していますが、桂高同窓会やPTAをはじめ、都留市や都留市議会も統廃合には反対で両校の存続を求めています。又、桂高は中高一貫校の誘致への取り組みを始めています。統廃合については、両校や地元・都留からそのような要望はほとんどございませんし、賛成する人もあまりいないのではないでしょうか?なぜ、そんな話が出てくるのかが私には理解できません。
県教委としては、生徒数が減少する学校を統廃合することで(スリム化することによって)県立高校の管理をしやすくする狙いがあるのでしょうが、両校の存続を求める声が圧倒的に多い地元の意見を除外視して自分達の方針を押し通そうというのはかなり無理があると思いますし、間違っていると思います。
県立高の整備基本構想の中で「活力ある学校で・・・」という部分があるようですが、桂・谷村工高は活力がないのでしょうか?自分らの構想を進める以前に、地元の声に耳を傾けて下さい。

回答

いただいた「桂、谷村工高の統廃合」の件について、新しい学校づくり推進室からお答えします。

ご意見を拝読し、東部地域の新しい高校づくりに多大なる関心をお寄せいただいていることに感謝申し上げます。

県教育委員会では、平成21年に策定した「高等学校整備基本構想」において、学校の適正規模を「40人学級で1学年6学級を中心に4~8学級」と定め、活力ある学校づくりを目指し、高校の再編整備を進めております。

こうした中、谷村工業高校及び桂高校が設置されている県東部地域は、生徒数の減少率が県下で3番目に高く、学校の適正規模を確保することが、困難な状況にあります。特に谷村工業高校は、現在120名の定員で募集していますが、適正規模の最低限である1学年4学級を維持することも難しく、ここ数年は定員割れを起こしております。同様に桂高校においても、定員割れをしばしば起こしており、今後、学校規模の縮小が想定される中、現在の活力を維持することが困難な状況になってきています。

学校の活力は、大勢の生徒が学習や部活動に意欲的に取り組むとともに、それを熱心に指導する十分な数の教員が確保されて生まれるものです。しかし、生徒数が減り、学校が小規模化すると、生徒の学習ニーズに応じた少人数指導や、幅広い選択科目の開講に十分な教員数を確保することができなくなります。その結果、学習、進路の両面において、生徒の希望や要望にきめ細かく対応できない状況が生まれてきます。また、部活動等においても十分な指導者を確保することができないため、設置することのできる部も限られたものとなります。このように生徒数の減少は、学校の活力の低下に結びつくことになります。

このような状況の中で、活力ある学校を造るために、両校の再編整備を計画しているものであり、決して県立高校の管理をしやすくすることを狙ったものではありません。このような趣旨を是非ご理解いただきたいと思います。

また、谷村工業高校、桂高校とも現在、校舎の老朽化が著しく、一日も早く校舎を新設し、安全・安心で、時代のニーズにあった快適な教育環境を生徒に提供したいと考えております。

両校の再編整備を速やかに進め、十分な教育環境を備えた、活力ある新たな高校を造ることは喫緊の課題であると考えております。今後も地域や関係者への説明を丁寧に行う中で、両校の再編統合についてのご理解を得られるよう努めて参りたいと考えております。また谷村高校同窓会、谷村工業高校PTAの方々からは、「全国に誇れる新たな総合制高校」の創出を強く要望するご意見をいただいております。

両校を再編整備するに当たっては、谷村工業高校、桂高校がこれまで地域で担ってきた役割を継承し、今後10年、20年先を見通す中で、東部地域の高校教育の拠点となる規模と内容を備えた高校となるよう計画しております。

今回は、貴重なご意見をお寄せいただき、ありがとうございました。

受理日 2011年08月02日
回答日 2011年08月05日

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