更新日:2011年4月19日

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山梨の観光のあり様について

ご質問

 山梨県における観光のあり様について少々感想を述べさせていただきたいと思います。
 私はこちらに来てから暇を見つけては、昇仙峡や甲府周辺の歴史遺産、湯村や石和などの温泉地を散策させていただきましたが、ごく短い観光ピークを除いては閑散としていることにまず驚きました。甲府と言えば昇仙峡があり、戦国武田家の根拠地であり、温泉が至る所にあり、まことに勝手ながら東北の会津若松、北陸の金沢などに勝るとも劣らないと想像していました。(勝手なイメージですみません)私も旅行好きで結構全国の観光地は巡りましたが、正直ちょっと残念です。
 もしかして、その観光行政の視点は、富士山、とくに河口湖周辺だけに向かってはいないでしょうか。「山梨と言えば富士山」というイメージが強すぎませんか?よそから来た私から見れば、甲府盆地にも多くの観光資源が埋もれているのにもったいないと思うのです。しかし、甲府周辺の観光のあり様については、まだまだ残念と言わざるをえません。
 その根底には、車による観光という視点にとらわれすぎる山梨県気質があり、いまだに大型バスによる団体旅行かマイカーによる家族旅行という観光モデルから脱却されていないことが挙げられるのではないでしょうか。
 たとえば、お父さんが運転して子供たちのために果物狩りを楽しみ、温泉に一泊してワイナリーでワインを買って帰る、とか、地域の中高年の集まりで大型バスを仕立ててワイナリー巡りをするとか。(ワイナリーを車で見学してまわること自体、すでに破たんしているのではないかと‥・)
 確かに富士河口湖周辺、および峡北の別荘地はそれでいいかもしれません。しかし、甲府、石和周辺においては少々事情が違うのではないでしょうか。甲府の観光客の主要な居住地は近県、とくに東京がメインターゲットと思います。しかし、東京では車を持たない人も多く、ウオーキングやジョギング、サイクリングなどが密かなブームとなっています。かなりおかしな話ですが、ジョギングのメッカ、皇居の周りをジョギングするためだけに九州などからわざわざ来る人もいるほどです。それを受けてでしょうか、京都でも京都御所ジョギングツアーなるものまで作られる始末です。
 甲府、石和、勝沼なども、これだけ東京に近く、かつ歴史と観光資源に富んだエリアですから、車を持たない、あるいは手放してしまったような団塊世代の、まさに「週末」散策地として格好の条件だと思います。

回答

 いただいた「山梨の観光のあり様」の件につきまして、観光企画・ブランド推進課からお答えします。

 富士山は本県で最も知られた観光地であり、県の観光ポスターやガイドブック等にも積極的に活用され、本県観光のイメージづくりに大きな役割を果たしています。
 その一方で、富士山以外にも、本県には昇仙峡、八ヶ岳、勝沼のワイナリー群など魅力ある観光地が点在しており、それぞれの観光地では、観光客のニーズに応えられるよう知恵を絞るとともに、新たな観光メニューの開発・情報発信等を行っております。県でもワイン、ジュエリー、水など本県の魅力的な地域資源をビタミンになぞらえて(例 ワイン(Wine):ビタミンW、ジュエリー(Jewelry):ビタミンJ、水(Aqua):ビタミンAなど)紹介する「ビタミンやまなし」というPRキャンペーンを実施し、「美」「健康」「癒し」をテーマに幅広く本県の魅力の発信に努めております。
 今後も、県では「山梨と言えば富士山」というイメージで来県された観光客にも、本県の他の魅力的な観光地を訪れ、楽しんでいただけるよう努力していくとともに、山梨県の魅力的な地域資源を情報発信し、多くの方々に実際に訪れてもらえるよう努力していきたいと考えています。

 ○○様のご指摘のとおり、ウォーキングや街歩きは近年注目されている観光スタイルであり、本県でも、JRの駅を発着地とするトレッキングや、点在するワイナリーを徒歩で廻りながら地域の風景を楽しむワインツーリズム、武田神社周辺の史跡巡りなど、地域の美しい自然景観、歴史ある観光スポットを活用した様々なルートを設定し、観光客のニーズに応えるよう努めており、やまなし観光推進機構では、地域のNPOと組んで町歩きツアーやガイドと歩くツアー等を提供しております。また、本県が地域のバス会社や大学等と連携し開発した「やまなしバスコンシェルジュ」という山梨県バス総合案内システムでは、路線バスの運行情報や、バス停近くの観光情報を携帯電話やパソコンから取得できるようになっており、路線バスを利用して観光を楽しむ観光客のサポートを行っております。その他にもこうした「歩き」を移動手段とする観光は今後も伸びる可能性があることから、更なるメニューづくりを行い観光客のニーズに応えていきたいと考えています。
 さらに、本県では、来年度に、おもてなしをコンセプトとする観光振興条例を制定し、県、市町村、観光事業者、県民が一体となっておもてなしの向上を図り観光客を迎え入れようと考えております。○○様のご意見にもありました、歩行者や高齢者にも配慮された観光地づくりを、この条例のもと、事業者や住民と一体となって取り組んで行きたいと考えております。

この度は、貴重なご意見をいただきありがとうございました。

受理日 2011年2月25日
回答日 2011年3月4日

このページに関するお問い合わせ先

山梨県観光部観光企画課 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)3776   ファクス番号:055(223)1574

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