ここから本文です。
電話詐欺被害に遭わないために手口を理解し、大切な財産を守りましょう。
オレオレ詐欺や架空料金請求詐欺などの特殊詐欺では、ほぼ全ての犯行に電話が使用されています。そこで山梨県警察では、「特殊詐欺」を「電話詐欺」と呼称して被害を防ぐ取組を推進しています。
令和6年中の電話詐欺被害は72件(前年比+7件)、被害総額約1億8,205万円(前年比約+4,940万円)と、被害件数及び被害額ともに増加しており、さらに被害額は13年連続で1億円を超えており、非常に厳しい状況です。
特に本年は、警察を騙った詐欺、通称「ニセ警察詐欺」の被害が急増しています。ニセ警察詐欺の手口は、固定電話や携帯電話に警察官を名乗って電話をかけ、「口座が犯罪に利用されている」「携帯電話が不正に契約された」などと様々な理由をつけて、「資産を保護する」「口座を調査する」などといって現金を振り込ませたりします。
さらに、ニセ警察官は「容疑者として名前が挙がっている」「あなたは逮捕される」などと言って不安をあおったり、SNSのビデオ通話に移行して偽物の警察手帳や逮捕状を見せてくるケースもあります。
本物の警察官は
●「捜査対象になっている」等と電話で伝えることはありません。
●SNSなどメッセージアプリで連絡することはありません。
●警察手帳や逮捕状の画像を送ることはありません。
●個人のスマートフォンに突然ビデオ電話をすることはありません。
↑ひとつでも当てはまれば、それは詐欺です!すぐに電話やビデオ通話を切って、110番通報してください。
警察庁でも「ニセ警察詐欺」について注意を呼びかけています。ニセ警察官の実際の映像・音声、ニセの逮捕状も掲載されていますので、内容をチェックして、詐欺被害を防止しましょう!
警察庁ホームページは↓をクリック!
市町村別の電話詐欺被害認知状況(暫定値)はリンクから確認してください。
最近では、30代から50代の若い世代の被害が増加しています。
犯人は様々な手口であなたのお金をだまし取ろうとしています。
インターネット閲覧中に警告音を出して、ウイルス感染している等と表示させ、解除料金名目での請求。
音声ガイダンスで電話料金、サイト登録料の未納料金があるという名目での請求。
あなた名義の携帯や口座が犯罪に利用されている、逮捕されたくなければ、あなたの口座のお金を確認する必要があるという名目での請求。
手口は日々変わり、様々な方法でお金をだまし取ろうとしてきます。
その方法も「振込」「宅急便」等の他、プリペイドカードの購入を求めるものもあります。
また犯人は
国際電話(先頭に+1や+44等の番号)、非通知、IP電話(050等)
を使い連絡してきます!!見覚えがない電話番号や不安を感じたときは、まず警察への相談を!
電話詐欺被害の防止として、固定電話の国際電話の利用休止を申し込むことが有効です。
国際電話不取扱受付センターに電話をして、申込用紙を郵送してもらう方法と、最寄りの警察署にお越しいただき、警察署で用意してある申込用紙を使って郵送する方法があります。
郵送料金もかかりませんので国際電話を利用する予定のない場合は、申し込みされることをお勧めします。
電話詐欺には家族の絆がとっても重要です。日頃から家族でコミュニケーションをとり、なんでも相談できる関係を築きましょう。なにかあった時には「合言葉」や「約束ごと」を決めておくことも効果的です。
お子さんやお孫さんみんなで電話詐欺撃退メッセージカードを作って、おじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントしよう!!表がぬりえになっているので、楽しく描いて、電話詐欺を防止しましょう。
メッセージカードは、電話の近くに置いて、おじいちゃん、おばあちゃんがいつでも見られるようにしましょう!