山梨県警察 > 山梨県公安委員会 > 定例会議開催概要(R031222)

更新日:2022年1月21日

ここから本文です。

定例会議開催概要(R031222)

開催の日

令和3年12月22日(水曜日)

開催の場所

山梨県公安委員会室

議題・報告事項の概要は、次のとおりであり、それぞれ審議した。

議題事項

原子力施設警備に伴う特別派遣について

警備部長から、「原子力施設の警戒警備のため、福島県公安委員会から警察法第60条第1項の規定に基づく援助要求がなされたことから、警備部機動隊員を派遣したい。」旨の説明があり、決裁された。

公安委員会宛ての苦情申出に対する回答について

総務課公安委員会補佐室長から、「令和3年9月29日付けで受理した警察法第79条の規定に基づく公安委員会宛ての苦情申出について、県警察から調査結果の報告を受けたので、同報告に基づき申出者に回答したい。」旨の説明があり、原案どおり決裁された。

交通規制の実施について

交通規制課長から、「県内における交通規制について、指定方向外進行禁止(左折禁止)場所の指定等3か所、指定方向外進行禁止(右折禁止)場所の指定等3か所、指定方向外進行禁止(直進禁止)場所の指定1か所、信号機の設置等12か所、一時停止場所の指定等21か所、横断歩道の設置等6か所、合計46か所の交通規制を実施したい。」旨の説明があり、決裁された。

意見の聴取について

運転免許課長から、運転免許の取消処分11件に係る意見の聴取について説明があり、原案どおり決裁された。

報告事項

令和3年11月定例県議会の結果について

総務室長から、「11月定例県議会は、11月30日(火曜日)開会、12月15日(水曜日)閉会の会期16日間で開催された。警察関係の提出議案は、『山梨県警察職員給与条例等の一部改正』、『銃砲刀剣類所持許可申請手数料に関する山梨県警察関係手数料条例の一部改正』、令和3年度山梨県一般会計補正予算案として、『職員給与費等の減額補正』、『交通安全施設整備費の増額補正』及び繰越明許費の補正として、『芦安駐在所建設費』、『交通安全施設整備費』が審議され、いずれも原案のとおり可決された。本会議においては、代表質問で『サイバー攻撃の防止と経済安全保障の確立について』及び『富士山噴火対策について』の質問が、一般質問で『通学路の安全確保対策について』及び『最近の薬物事犯の現状と対策について』の質問があり、それぞれ本部長が答弁した。総務委員会においては、提出議案に関して、『通学路における合同点検結果と安全対策等について』の質問があり、交通規制課長が答弁した。また、所管事項に関して、『県警不適切事案の詳細と今後の再発防止対策等について』の質問があり、首席監察官及び監察課長が、『中部横断自動車道の交通事故発生状況と他県警との業務連携等について』の質問があり、交通部参事官が、『交通安全施設整備費の補正予算を要求した理由等について』の質問があり、交通規制課長が、それぞれ答弁した。」旨の報告があった。

第50回山梨県警察職員・家族文化展の開催について

警務部長から、「日々職務に励んでいる職員やその家族が、余暇を利用して制作した作品を展示し、県民に鑑賞してもらうことで、職員の情操を豊かにして士気の高揚を図るとともに、作品を通じて職員の側面に触れてもらい、警察への親しみと理解を深めることを目的として警察職員・家族文化展を、令和4年1月12日(水曜日)から同月17日(月曜日)までの6日間、防災新館1階やまなしプラザオープンスクエアにおいて開催する。主催は県警察及び山梨県警察職員互助会で、協賛は(一財)山梨県警察官友の会及び(一社)山梨県警友会連合会である。出品者は、警察職員、警察職員の家族、退職警察職員等で、絵画、書道、工芸及び写真の50点を展示する。なお、本文化展は今回、節目となる第50回目の開催であることから、展示作品についての投票を募り、最多投票を集めた作品の出品者に記念品を授与することとしている。」旨の報告があった。

一日通信指令課長の委嘱について

生活安全部長から、「毎年1月10日の110番の日の広報活動の一環として、山梨県に縁のある著名人に一日通信指令課長を委嘱して広報啓発活動を実施することにより、110番通報の適正利用促進を図る。委嘱式は令和4年1月7日(金曜日)に警察本部において実施し、南アルプス市出身のラジオパーソナリティー、藤本えみり氏に委嘱する。委嘱後の行事として模擬110番通報の受理のほか、110番通報の適正利用、警察相談専用ダイヤル『♯(シャープ)9110』の周知、電話詐欺に関する110番通報の推奨等に関する広報を実施する。」旨の報告があった。

中部横断自動車道全線開通に伴う交通情勢の変化及びその対策について

南部警察署長から、「本年8月29日に中部横断自動車道が全線開通したことに伴う交通情勢の変化について、当署管内の中富ICから下部温泉早川ICの間の国道52号と中部横断自動車道の『断面交通量』を中部横断自動車道の全線開通前後で比較すると、国道52号の交通量は、平日休日ともに約2割減少し、これらの車両が中部横断道へ転換している状況が認められる。本年、国道52号上で実施した速度取締り結果を、中部横断道の開通前後で比較したところ、違反車両の速度の割合のうち、時速65Kmh~69Kmhの違反は減少する一方、70Kmh以上の違反は増加している状況から、国道52号を通行する車両の速度が上昇しているとみられる。また、違反車両の車種別の割合を見ると、大型車は微減、二輪車は微増していることから、大型車は中部横断道へ転換しているとみられる一方、二輪車は中部横断道開通後も引き続き国道52号を利用している状況がみられる。分析結果で国道52号の車両速度は上昇しており、速度超過に起因する重大事故の発生等が懸念されることから『交通事故抑止対策』として当署では、この種交通情勢の変化を開通前から予測し、『交通情勢の変化に適応する先制的な広報啓発活動』を展開している。具体的には、中部横断道の全線開通に合わせた『危険、スピード落とせ』と表記した横断幕の掲出、YouTubeを活用したオンライン交通安全講話と一般道の通行上の注意点等を紹介して、速度抑制を促す働きかけを行っている。また、身延山IC周辺では、IC利用者と歩行者による交通事故の発生が懸念されたことから、同所に特化した注意喚起のチラシを作製配布している。『関係機関と連携したIC周辺道路の交通安全対策』として、本年7月、身延山IC周辺の下り急カーブでバイク単独の交通死亡事故が発生したため、道路管理者と現場点検を速やかに実施して、道路管理者による注意喚起看板の新設等の対策を行った。『交通情勢に即した速度取締りの推進』として、速度超過等による重大事故を防ぐため、今後も交通情勢の変化を敏感に読み取って、適切な時間・場所における速度取締りを推進していく。これら対策の効果として、人身交通事故の発生が大幅に減少しているが、11月に下部温泉早川ICの降り口で発生した死亡事故の事例が示すように、まだまだ予断は許さないことから、今後も交通情勢の変化を中長期的に検証し、これに適応する対策を講じていくこととしている。」旨の報告があった。

山岳遭難防止対策等の推進について

日下部警察署長から、「当署管内は、日本百名山に数えられている大菩薩嶺や甲武信ヶ岳などの多くの山々、また、西沢渓谷などの景勝地に毎年多くの登山者が訪れている。一方で、登山者の数に比例して遭難事故が発生しており、山岳遭難事故件数が、常に県下警察署の上位にある現状から、山岳遭難防止対策、遭難者や救助隊の安全な救助活動の推進が当署の重要な課題となっている。当署管内の山岳遭難の発生状況について、本年11月末現在の管内の山岳遭難は、発生件数17件、遭難者数26人、うち負傷者6人である。本年の山岳遭難の特徴としては、発生件数のうち、8件12人が下山中の道迷いであり、この要因は、当署管内の山々は首都圏から交通アクセスが良く、容易に登山できる山が多いことから、十分な装備品を携行しないハイキング感覚の登山者が遭難するケースが多いことと、登山道の整備が不十分であることが挙げられる。このため、当署では、『自治体や地元山岳会との連携による登山道整備』と『登山に対する安全指導』を重点に、山岳遭難防止対策を強化したところ、9月以降の道迷いによる遭難がなくなり、山岳遭難の抑止に大きな成果を得たところである。山岳遭難防止対策等として、『航空隊と連携した署幹部による管内山域の実態調査』として、管内山域の登山道や危険箇所等を確認した。次に『自治体、関係団体と連携した登山道整備及び登山指導』として、登山道を管理する自治体に働きかけ、倒木の撤去や道迷い防止の目印となるピンクテープを標示するなど、登山道整備を合同で実施した。次に『県警ツイッター等を活用した効果的な情報発信』として、多くの遭難者は装備や計画が不十分な状況が認められたことから、登山指導や県警ツイッター等を活用して県内外の登山者への幅広い登山情報の発信に努めている。次に、『警察署救助隊員の技能向上訓練』として、署救助隊員が安全かつ的確に遭難者の救助活動を進めるため、負傷者の救出・搬送訓練や沢登り訓練などを実施している。今後も署救助隊員の安全を確保しつつ遭難者を無事救助するための訓練を継続しながら、引き続き、自治体、関係団体と連携した継続的な登山道整備、ツイッター等の広報媒体を通じた情報発信を強化していくこととしている。また、これから本格的な冬山シーズンを迎えることから、本部山岳警備安全対策隊や地元山岳会と連携し、冬山遭難を想定した実践的かつ専門的な救助訓練を実施するなど、遭難防止や安全な救助活動に備えるとともに、組織的な安全管理を徹底していく方針である。」旨の報告があった。

その他

本部長から、「南部署は、中部横断道の全線開通を受け、並走する国道52号における通行状況の変化にも着目して、速度の上昇という事前予測を客観的な分析結果からも確認し、これらを反映した交通事故抑止対策に取り組んでいる。開通による交通環境は、物流や観光の面からも、今後更なる変化が見込まれるが、県民が長年待ち望んだ開通が悲惨な事故の原因になることのないよう、今後とも県警察として状況を注視し、適切な対策に取り組んでいきたい。また、日下部署は、東京方面から多くの登山者が訪れる管内環境に向き合い、山岳遭難の防止と早期救助に努めており、本年の遭難状況の分析から道迷い対策を実施して防止効果があった。山岳遭難に係る活動は、人の生命・身体の保護という警察の責務に根ざした重要性に加え、山梨県を訪れた方が楽しい思い出を持ち帰っていただけるか、それともつらい思い出になってしまうかというところに、警察活動を通じて直接に関わる面がある。厳しい条件下での過酷な活動となる場面も少なくないが、警察官自身の安全を守るための技術向上にも努めながら、県警察としての責任を果たしていきたい。」旨の発言があった。

委員から、「南部署から報告があった中部横断道全線開通に伴う交通対策について、本県にとってこの道路が開通した最大のメリットは、隣接する静岡県への移動時間が大幅に短縮し、物流の拠点である清水港や富士山静岡空港が近くなったことであるが、コロナ禍に伴い海外への輸出が滞っている現在、全線開通後における輸送車等の交通量は、未だ本来の想定には至っていないものと考える。コロナ終息後のさらなる交通量増加を見据え、並走する国道52号を含めた万全の交通対策を期していただくようお願いしたい。日下部署から報告があった山岳遭難防止対策について、コロナ禍がまだしばらく続くとすると、首都圏に近く手頃な山々が所在する本県では、密を避けた登山の人気が、今後ますます高まるのではないかと考える。道迷い防止や登山道整備、県内外への情報発信など、登山者の増加に伴う遭難事故を防ぐよう、工夫を凝らした対策を継続していただきたい。」旨の発言があった。

委員から、「南部署から報告があった中部横断道全線開通に伴う交通対策について、中部横断道と並走する国道52号の車両速度が上昇しているという分析結果を伺った。速度超過に起因する重大事故の発生を防ぐため、引き続き、目に見える形での交通事故抑止対策を行っていただくようお願いしたい。日下部署から報告があった山岳遭難防止対策について、近年、高齢者よる登山が盛んに行われており、これに伴い登山中の事故により命を落とした事例を目にすることがある。命取りとなる重大な事故のきっかけとなる、単純な道迷いを防止するため、現在行っている道迷い防止対策など、地道な対策を継続し、山岳遭難の絶無を期していただくようお願いしたい。」旨の発言があった。

お問い合わせ

山梨県警察本部総務課公安委員会補佐室 
住所:〒400-8586 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(221)0110(代表)