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更新日:2016年2月24日
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目次:甲府市立中道南小学校2016年1月14日・2月4日|北杜市立白州小学校2015年11月11日|韮崎市立穂坂小学校2015年7月3日・7月21日・2016年2月22日|中央市立三村小学校2015年6月25日・7月21日|北杜市立高根西小学校2015年6月19日・7月13日|笛吹市立御坂東小学校2015年6月13日|富士吉田市立下吉田第一小学校2015年6月12日|中央市立田富南小学校2015年6月8日・7月10日|南アルプス市立芦安中学校2015年6月5日|中央市立玉穂南小学校2015年5月14日|山梨市立後屋敷小学校2015年4月28日|
出前支援事業で中道南小学校へ6年生「土器づくり体験」に伺いました。冬季の土器づくりは「乾燥」との闘い?です。練った粘土が乾きやすい中で、着実に粘土紐の積み上げや施文作業に児童の皆さん、本当に必死でした。作業が終了すると、まだ終わらない班の手伝いに回るなどチームワークも良好でした。立春を迎える頃には「土器焼き」です。うまくできあがるといいですね。
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終わりの会 |
できあがった作品 |
出前支援事業で中道南小学校へ6年生「土器焼き体験」に伺いました。当センターが訪れた立春の午後、暦のとおり日差しも暖かく「土器焼き」日和。すでに午前中から業務員さんや先生方が火床(オキ)を用意されていて、あとは児童の皆さんの作品をいれるばかりです。火床も木材(薪)も準備よく、「土器焼き準備」の見本にもなるほどでした。土器を投入してわずか15分から20分で焼き上がり、仕上がり具合も良好です。終わりの会で当センター職員から「あとは学校のすぐ近くにある考古博物館に来てもらい、皆さんの作った土器と、本物の縄文土器を見比べると良い学習になりますよ」との話がありました。春には是非とも考古博物館を訪れてくださいね。
はじめの会 |
用意された火床(オキ) |
土器を入れて焼いていきます |
焼けた土器を取り出して… |
土器が次々と焼き上がっていきます |
短時間でほどよく焼き上がりました |
出前支援事業で白州小学校へ5・6年生「土器にふれる・拓本体験」に伺いました。小学校で所蔵の縄文土器などをつかった拓本しおり体験と、当センター職員から土器の解説などをおこないました。土器に触れる体験では、職員の質問に積極的に解答する児童さんの姿が、そして拓本しおり体験では、画仙紙(和紙)いっぱいサイズの大きな土器を拓本にとる姿も、それぞれ見られました。終了後、児童さんから送られた感想文にもそれぞれ熱心にとりくんだ様子があふれていました。
この体験の1週間後、5年生の皆さんは、開催中であった山梨県考古博物館の特別展「縄文の美」を見学に訪れ、本物の土器の迫力を感じ、見入っていました。
★体験した児童さんの感想文です★
「埋蔵文化財センターのみなさんへ。今日は、白州小学校の体育館の下から出てきた土器を使い、拓本づくりができてとてもよかったです。自分の通っている学校の下から出てきた土器の拓本を作れるのは、なかなかないので良い機会になりました。また、縄文時代についての知識を深めることもできました。女性の安産を願い、土器の底をぬく儀式があることや、縄文土器の模様はとても似ているものが、たくさん発見されていることなど、知らないことばかりで楽しかったです。山梨や白州の縄文時代についても知ることができ、縄文時代に親しみを感じました。お忙しい中来てくださりありがとうございます」(小6児童さんの感想)
「今日は土器学習でどんなことをやるのか楽しみにしていました。最初に縄文土器について知りました。私たちの白州小でも土器が発掘されているのは知っていたけど、あまりくわしく知らなかったので、たくさんのことが知れてよかったです。縄文土器の模様は、自由に絵が描かれているものだと思っていましたが、似た模様がありました。同じ模様をつくるのは、とても大変だと思いました。次に土器を紙に写しとり、しおりみたいにしました。しおりにするときに曲がってしまって残念でした。でも、縄文土器のことが知れてよかったです。博物館に行くので、よく見てみたいです」(小5児童さんの感想)
土器に触れる(職員からの説明) |
実際に土器に触れて… |
拓本体験(職員からの説明) |
和紙(画仙紙)を土器に合わせて切っていきます |
拓本体験グッズ |
先生も一緒に… |
白州小学校所蔵の土器です |
終わりの会 |
出前支援事業で穂坂小学校に6年生「土器づくり」体験に伺いました。保護者の方も参観だけではなく、児童の皆さんと一緒に体験していただきました。担任の先生の事前指導もあって粘土は作業しやすい柔らかさになっていて、積み上げから施文(文様付け)まで順調に進みました。土器作りの他、「土鈴作り」をした児童もいました。1学期の終わりには土器焼きが待っています。
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梅雨も明けた7月21日、再び穂坂小学校を訪問し、前回製作した土器を焼く作業を行いました。猛暑日でも八ヶ岳南麓の風を受け、作業は順調に進みました。土器の焼き上がりも良好です。また児童の皆さんからリクエストを受け、土器焼き後火起こし体験も実施しました。
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卒業を間近に控えた2月22日、穂坂小学校へ6年生「どんぐりクッキー作り」体験に伺いました。昨年6月に担任の先生の研究授業で行った「縄文時代」の食文化との関連で、縄文食づくりの体験です。具材として、アクの少ないクヌギ、そしてクルミの2種類を、用意した石皿と磨り石を使って粉にする作業から開始です。屋外での作業でしたが、皆さん元気よくすりつぶして、たくさんの粉ができました。家庭科室に戻り、粉と小麦粉・鶏卵などと混ぜこねて、それぞれクッキングプレートで焼いて完成。給食前の時間でたくさんは食べなかったものの、どんくり特有の高カロリーで、児童の皆さん、試食も満足げ……。 どんぐりクッキー作りは出前支援事業としてはあまり行っていませんが、縄文時代の食をテーマにした学習になりました。
クヌギを石皿・すり石でつぶして… |
クルミもいっしょに割って… |
すりつぶしたクヌギ |
先生から混ぜる具材について説明です |
秤で計量しながら混ぜて… |
手で練って形を作り… |
クッキングプレートで焼いていきます |
さぁ、お味はいかがでしょうか? |
出前支援事業のため三村小学校に6年生「土器づくり」体験に伺いました。まず6月11日に、土器を作る材料となる粘土練りに出向き、粘土に砂を混ぜる作業をおこないました。大人でも手のひらの皮がむけそうな勢いの力作業を、児童の皆さんは奮闘しました。職員も2クラスに分かれて児童に混じって粘土を練りました。
2週間かけて粘土を乾燥させた後、6月25日には、「土器づくり」を職員6名で伺いました。底や粘土紐の厚さ、「施文」(文様付け)など細かな指導を受けた児童の皆さん、3時間目一杯作業に打ち込み、作業もやっと終了です。
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台風の影響で出前支援の日程が延期となり、7月21日の午後、終業式前日の実施となった三村小学校での土器焼きです。梅雨も明けて盆地の猛暑と薪を燃やしての熱風の中、先生方や児童の皆さん、汗を流しながら土器焼きの作業を一緒に行いました。この猛暑も手伝って薪の火力が強くなり、よく焼き上がった土器が整列です。
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出前支援事業により高根西小学校に6年生「土器づくり」体験のお手伝いに伺いました。今回も3時間の工程です。児童のみなさんの集中度もよく、早々と終えた人もいたようです。でも、土器づくりはけっこう大変。苦労を重ねてやっと文様が施せた人もいましたね。次は土器焼き。今日の苦労が実を結びますように…。
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7月13日に、「梅雨明け」を思わせるような好天の下、土器焼きを行いました。八ヶ岳南麓の風に加え、薪を燃やして起こる「熱風」を受けながら、無事、すべての土器が焼き上がりました。
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皆さんの作品が整列 |
埋文職員から今日の説明が… |
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さぁ、土器を焼いていきましょう |
私の土器はどうなっているの? |
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ありました・土器が… |
すべて焼き上がりです |
御坂東小学校の「土曜学級」が開かれ、全校児童と保護者の皆さんが参加する「土器に触ろう&拓本体験」に伺いました。学校の近隣にある「桂野遺跡」から出土した土器片を拓本にとり、縄文~古墳時代の土器に触れ、親子そろっての体験ができました。「今度は土器をつくってみたい」「自分たちで土器を掘り出したい」「この御坂町の歴史を調べたい」…こんな声がきかれました。今日体験した児童さんの中から未来の文化財主事が誕生するかも!
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下吉田第一小学校の「林間学校」行事で「火起こし&飯ごう炊さん」体験に伺いました。会場は富士吉田市青少年センターです。「火起こしの種火で飯ごう炊さんにつなげたい…」という要望を受け、児童のみなさん・先生方と一緒にトライしました。あいにく雨交じり、梅雨に入った富士北麓の肌寒い中で、みなさん、火起こしに必死です。「火がつかないとご飯がたべられないかも…」見事かまどに火をつけることに成功です!
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田富南小学校に6年生の社会科授業に伺い、土器づくりの体験をしていただきました。当日は授業参観もあって、保護者の皆さんが見守る中、先生方にも助けられながら児童のみなさんは、3時間にわたる体験を頑張りました。7月はいよいよ土器焼きです。
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土器を乾燥させ、約1か月後の7月10日。いよいよ土器焼きです。前日まで降雨つづきでしたが、当日は好天に恵まれました。児童の皆さんが薪運びを、先生方や職員が火床づくりを、そして土器入れです。ほぼすべての土器がよく焼き上がりました。
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芦安中学校に1年生の社会科の授業に伺い、「土器に触れる&火起こし」を体験していただきました。1年生3名という生徒人数もあって、個別体験もできました。生徒の皆さんは、職員の説明への理解も早く、細かな質問が飛び交いました。そして火起こし体験では小学校の時に経験していて、職員の指導に頼ることなく、舞ぎりで次々と火種を作っていました。短時間の体験だったのが残念!という感想。もっと時間があれば、各種火起こしが成功したに違いありません。中学生ならではの、出前体験となりました。
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玉穂南小学校に6年生の社会科の授業のお手伝いに伺い、4種類の火起こしを体験して頂きました。最初は、舞ぎりがうまく回せませんでしたが、あっという間にコツを掴んで、次々に火種を作っていました。児童のみなさんが非常に活発に質問・意見・感想を発言していたのが印象的な学校でした。
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まずは火の歴史について説明をしました。 |
舞ぎりに挑戦です。すべての班で火が付きました。 |
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チームワークを駆使して弓ぎりを体験中です。 |
体験後の感想を発表してくれました。 |
2015年4月28日(金曜日)実施
後屋敷小学校6年生のみなさんに火起こし体験と本物の土器に触る体験をして頂くため、学校にお邪魔しました。今回は、4種類の火起こし体験と縄文・弥生・平安時代の土器4点を実際に触ってもらいました。教科書ではわからない新しい発見をしたり、大きな感動を味わったりしてもらえたようです。博物館まで来ないと見られないような土器を、自分たちの学校で実際に手にとって見ることができ、また、ライターも使わず火を付けられ、短時間ではありましたが充実した授業となりました。
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土器の歴史とその取扱のレクチャーを当センターの職員より受ける子供たち
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実際に子供たちで土器の受け渡し、観察をしてもらいました。
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火起こしは、舞ぎりから挑戦です。
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舞ぎりで火が付いたあとはゆみぎりやひもぎりにも挑戦してもらいました。
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なんと、一番難しいもみぎりで火の付いた班もいました。 |
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