更新日:2022年10月23日
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県立考古博物館では第39回特別展「甲斐の勇者─その原像を探る─」を開催いたします。
672年に勃発した天智天皇の皇位継承をめぐる古代日本最大の内乱である「壬申の乱」。奈良時代に成立した歴史書『日本書紀』には、大海人皇子(おおあまのみこ─後の天武天皇)方の騎兵として甲斐国から動員された人物として「甲斐の勇者(かいのたけきひと)」というわずか一言の記述があります。なぜか地名が冠されるこの人物は、敵将を打ち取る寸前まで追い詰めたことから記録されたものの、名前も不明で他に記録もないため、謎に包まれています。
一方、古墳時代後期・終末期の甲府盆地には、勇猛な武人として描かれた「甲斐の勇者」を彷彿とさせる武器や武具、馬具などの副葬品を納めた古墳が数多く築造されており、「甲斐の勇者」をはじめ他にも多くの騎馬・騎兵が存在していたことが知られています。これらの古墳から「甲斐の勇者」の墓を特定することは難しいですが、考古学的にはこれら古墳群の中に、その原像を垣間見ることができます。
本展では、山梨と各地の古墳出土品を比較しながら、「甲斐の勇者」の原像を探るとともに、古墳時代を通じての被葬者像とその歴史的背景について考えます。
また、会期中は記念講演会や展示にちなんだものづくり教室などの連携イベントを開催いたします。ぜひ本展のご観覧と合わせてご参加ください。
皆さまのご来館をお待ちしております。
新型コロナウイルスの感染防止のため、入館時の検温や体調確認等、感染予防対策へのご協力をお願いしております。ご来館前に必ず次のページをご覧いただくとともに、感染予防にご理解・ご協力くださいますようお願いいたします。
令和4年9月28日(水曜日)~11月23日(水曜日・祝日)
午前9時~午後5時(入館の受付は午後4時30分まで)
月曜日(10月10日は開館)
山梨県立考古博物館
甲府市下曽根町923(GoogleMap)
下記の該当する方は特別展・常設展ともに無料です。
65歳以上の方は免許証や保険証等、年齢を確認できるものをご用意ください。
このほか、定期観覧券や4館共通観覧券、宿泊割引などもございます。詳しくは観覧料割引制度のご案内をご覧ください。
山梨県立考古博物館
市川三郷町教育委員会、大阪大学考古学研究室、大阪大学人文学部、甲斐市教育委員会、群馬県、群馬県立歴史博物館、公益財団法人群馬県埋蔵文化財調査事業団、公益財団法人山梨文化財研究所、甲府市教育委員会、国土交通省国土地理院、五條市教育委員会、埼玉県教育委員会、埼玉県さきたま史跡の博物館、帝京大学文化財研究所、東京国立博物館、東京大学総合研究博物館、奈良国立博物館、奈良文化財研究所、笛吹市教育委員会、富士山かぐや姫ミュージアム、富士市教育委員会、文化庁、山梨県立博物館、山梨県埋蔵文化財センター、山梨中銀金融資料館
山梨日日新聞社、山梨放送、テレビ山梨、テレビ朝日甲府支局、株式会社エフエム富士、株式会社エフエム甲府、日本ネットワークサービス、朝日新聞甲府総局、毎日新聞甲府支局、読売新聞甲府支局、産経新聞甲府支局、山梨新報社、富士観光開発・富士グリーンテックグループ(山梨県曽根丘陵公園指定管理者)
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本展の開催を記念して、専門の研究者による講演会を開催いたします。
諸般の事情により内容が変更となる場合がございます。
詳しくは、特別展記念講演会のご案内をご覧ください。
詳細が決定次第、ご案内を掲載いたします。
県立考古博物館
〒400-1508甲府市下曽根町923
電話:055-266-3881
FAX:055-266-3882
受付時間:午前8時30分~午後5時(入館の受付は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日、(9月19、10月10日は開館)、9月20日(火曜日・祝日振替)、21日(水曜日)~27日(火曜日)、11月24日(木曜日・祝日振替)、11月25日(金曜日)~29日(火曜日)
9月21日~27日の間は、特別展の展示準備により臨時休館いたします。また、11月25日~29日の間は、特別展の撤収等により臨時休館いたします。休館中は大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解・ご了承くださいますようお願いいたします。
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