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更新日:2020年10月28日

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おうちde土器のものがたり7「土器の文様の中に隠れる動物1─イノシシ」

県立考古博物館では、秋季企画展「縄文土器のものがたり」をご自宅でもお楽しみいただけるよう、「おうちde土器のものがたり」と題して、展示の内容をご紹介してまいります。第7回のテーマは「土器の文様の中に隠れる動物1─イノシシ」です。

縄文土器に一番最初に動物が表現されるのがイノシシです。縄文前期の関東中部地方に広がる土器の縁にはふつうにイノシシの顔がついています。しかしすぐになりを潜めていなくなります。次に現れるのは、中期初頭になってからですが、散発的であってそう多くはありません。

中期中頃の勝坂式土器になるとイノシシの顔だけではなく体もいっしょに表現されます。たくさん表現がされるわけではありませんが、よく文様として見かけます。

いちばんわかりやすいのが、山梨県安道寺遺跡の土器の縁についたものです。鼻が平らになったいわゆる豚鼻で、その下に口が逆T字形の横線できざまれています。頭の上にはたてがみがあり、まるい目がついています。体はまるっこく紡錘形になっています。いまのところこれがいちばんリアルなイノシシといっていいでしょう。

画像:安堂寺遺跡出土・深鉢形土器
安道寺遺跡のリアルイノシシ
安道寺遺跡(甲州市)出土・深鉢形土器
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よくみかけるイノシシ文様は、このイノシシをモデルとしてかなり簡略化したものとなります。からだは正面が平らでやや太ったようにまるく、砲弾のようにお尻がすぼんできます。鼻は丸い穴になっています。蚊取りのブタのようです。目はつり上がったように細くなり、もしかしたら耳のようにもみえます。からだの真ん中にはたてがみのような盛り上がった線がつきます。一の沢遺跡の土器の縁にもみられます。

画像:上の平遺跡出土・深鉢形土器
上の平遺跡(甲府市)出土・深鉢形土器
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画像:イノシシ文
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一般的な簡略化されたイノシシ

は簡略化されたイノシシは文様として土器の縁や胴体によくちりばめられています。ふくらんで立体的な文様となっているのがヒントです。

のところに人の顔がついているのもありますね。イノシシと人間が一体化したようなものなのでしょうか。イノシシの被り物をかぶっているようですね。

画像:一の沢遺跡出土・深鉢形土器
イノシシの口に人面がつく
一の沢遺跡(笛吹市)出土・深鉢形土器
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画像:イメージ図
イメージ

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