更新日:2019年8月30日

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第37回特別展
「縄文文化の頂点」

県立考古博物館では第37回特別展「縄文文化の頂点」を開催いたします。

2018年5月「星降る中部高地の縄文世界」が日本遺産に認定されたことをうけ、山梨県・長野県を中心とした中部高地に花開いた縄文文化にあらためて注目が集まっています。本展では、文化的にも社会的にも隆盛を極めたとされる縄文時代中期の傑作を筆頭に、日本遺産を構成する貴重な文化財を紹介するとともに、中部高地における縄文文化の盛衰を辿ります。また、東北地方で縄文時代後期以降に芽生えた新たな縄文文化は、独自性の高い祭祀を行っていたことが確認され、高度な精神文化が発達していたことを物語っています。本展では縄文時代の頂点を飾った資料を展示いたします。

また、会期中は記念講演会をはじめとするイベントやものづくり教室を開催いたします。ぜひ、本展のご観覧と合わせてご参加ください。

大勢の皆様のご来館をお待ちしております。

目次

特別展のご案内

画像:特別展のご案内(表)画像:特別展のご案内(裏)
第37回特別展「縄文文化の頂点」のご案内
表面(PDF:3,536KB)裏面(PDF:3,280KB)

会期

令和元年10月2日(水曜日)~11月24日(日曜日)

会期中の休館日:毎週月曜日、10月15日(火曜日)、23日(水曜日)、11月5日(火曜日)
ただし、10月14日(月曜日)、21日(月曜日)、11月4日(月曜日)は開館いたします。

なお本展の会期中は、常設展は規模を縮小して展示いたします。あらかじめご了承くださいますようお願い申し上げます。

開館時間

午前9時~午後5時(入館の受付は午後4時30分までです)

会場

山梨県立考古博物館(山梨県甲府市下曽根町923)(GoogleMap

来館方法のご案内(考古博物館へのアクセス)

観覧料

  • 特別展観覧券:600円(20名以上の団体は480円)
  • 常設展観覧券:220円(20名以上の団体は170円)
  • 特別展・常設展のセット観覧券:650円(団体料金はありません)

なお、以下に該当する方は特別展・常設展ともに無料です。

  • 未就学児、小・中・高校生、山梨県内在住の65歳以上の方
    山梨県外在住の65歳以上の方は常設展のみ無料です(11月20日(水曜日・県民の日)を除く)。
  • 障がい者手帳をお持ちの方と、その付き添いの方1名
  • 学校教育課程に基づく学校訪問の下見(教員の方など)
  • 11月20日(水曜日・県民の日)に来館された方(県内外を問わず全ての方)

65歳以上の方は免許証・保険証等、年齢を確認できるものをご用意ください。

このほか、定期観覧券や4館共通観覧券、宿泊割引などもございます。詳しくは、観覧料割引制度のご案内をご覧ください。

主催

山梨県立考古博物館

協力(五十音順・敬称略)

市川考古博物館、市原市埋蔵文化財センター、井戸尻考古館、伊那市創造館、岡谷美術考古館、渋川市教育委員会、鹿角市教育委員会、国立市教育委員会、群馬県埋蔵文化財調査事業団、甲州市教育委員会、釈迦堂遺跡博物館、東京国立博物館、尖石縄文考古館、取手市埋蔵文化財センター、西桂町教育委員会、韮崎市教育委員会、北杜市教育委員会、南アルプス市教育委員会

後援(五十音順・敬称略)

朝日新聞甲府総局、エフエム甲府、エフエム富士、甲信縄文文化発信・活性化協議会、産経新聞甲府支局、縄文王国山梨実行委員会、テレビ朝日甲府支局、テレビ山梨、日本ネットワークサービス、富士観光開発・富士グリーンテックグループ(山梨県曽根丘陵公園指定管理者)、毎日新聞甲府支局、山梨新報社、山梨日日新聞社、山梨放送、読売新聞甲府支局

特別展に関するお問い合わせ

山梨県立考古博物館

〒400-1508山梨県甲府市下曽根町923
電話:055-266-3881FAX:055-266-3882

受付時間:午前8時30分~午後5時

休館日:毎週月曜日、9月16日(火曜日)、24日(火曜日)、25日(水曜日)~10月1日(火曜日)、15日(火曜日)、23日(水曜日)、11月5日(火曜日)、26日(火曜日)~29日(金曜日)
ただし、9月16日(月曜日)、23日(月曜日)、10月14日(月曜日)、21日(月曜日)は開館いたします。

9月25日~10月1日の間と、11月26日~29日の間は、本展の展示準備および撤収により臨時休館いたします。休館中は大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解くださいますようお願いいたします。なお、付属施設・風土記の丘研修センターも併せて休館いたします。

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展示の構成

第Ⅰ章中期への胎動

縄文時代前期前葉の諸磯c式において、それまで小規模な集落しかなかった中部高地において、環状集落が形成されます。この時期は黒曜石製の石匙(いしさじ)が他の時期より大形であり、狩猟者の威厳が尊重された社会であることが想像されます。ただし、環状集落が築かれる遺跡からは打製石斧が一定量出土しており、狩猟以外の生業も模索しながら、それまでの集落とは異なる社会を築こうとした様子が見受けられます。

しかし、縄文時代前期後葉から始まった冷涼化の進行により、前期の最終段階である十三菩提式には、諸磯c式において人口の減少が顕著ではなかった中部高地においても遺跡数・住居数が激減します。本章では多角的な生業を模索するための中期中葉の繁栄に先立つ準備期間としての縄文時代前期後葉から前期末の姿を資料からご紹介いたします。

画像:天神遺跡出土・深鉢形土器
天神遺跡(北杜市)出土・深鉢形土器
当館所蔵

画像:天神遺跡出土・石匙
天神遺跡(北杜市)出土・石匙
当館所蔵

第Ⅱ章中部高地の縄文文化

本章では物語性のある優美な土器群に代表される勝坂期と中部高地における土器文化のクライマックスを飾る水煙文土器を有する曽利期について、多数の重要文化財や日本遺産の構成文化財を展示いたします。

中期中葉から中期後葉の曽利Ⅱ式まで中部高地において遺跡・住居軒数は増加の一途を辿り、土器内容が発達・充実した時期と言えます。中期中葉の土器群に施された物語性文様は、縄文人が口承で伝えていた神話・物語の一端を我々に伝えております。展示では各種の物語性文様について豊富な資料を解説いたします。

中期後葉の曽利Ⅰ式からⅡ式において、中部高地における土器文化のクライマックスを飾ると言っても良い、水煙文土器が製作されます。水煙文土器には把手部の形態が異なる3種類の土器がありますが、各種の水煙土器をその影響関係と共にご紹介いたします。

また、中部高地の中期文化には、石棒祭祀や屋外単独埋甕、敷石住居・集合再葬墓など他地域に先行して縄文時代後期に継続する要素があります。その後の縄文文化を規定した文化要素である、縄文文化の頂点を飾る品々をご堪能いただきたいと思います。

画像:酒呑場遺跡出土・深鉢形土器
酒呑場(さけのみば)遺跡(北杜市)出土・深鉢形土器
北杜市教育委員会所蔵

画像:真原A遺跡出土・深鉢形土器
真原A遺跡(北杜市)出土・深鉢形土器
北杜市教育委員会所蔵

画像:甲ッ原遺跡出土・深鉢形土器
甲ッ原(かぶつっぱら)遺跡(北杜市)出土・深鉢形土器
当館所蔵

画像:土偶
土偶
当館所蔵

第Ⅲ章新たな縄文文化の勃興

山梨県東部地域である都留市牛石(うしいし)遺跡からは環状列石が縄文時代中期後葉に構築されますが、後期には継続しません。一方で、東北地方は環状列石や敷石住居群など中部高地・関東で発祥したと考えられる石を用いた文化を受容し、縄文晩期まで継続する独自性の強い文化に展開していきました。

大湯環状列石は秋田県鹿角市にあります。形状の異なる小単位の配石遺構を複合させ、中心部にも小形の円形配石を設けて同心円形を呈する環状列石を2基構築しました。万座環状列石と野中堂環状列石の中心を結んだラインが夏至の日没方向を指していることから、天体の運行を意識した記念物であり、祖霊祭祀の場とも考えられています。

大湯環状列石からは時期を通して埋葬と祭祀を示す遺物が観察され、多様な形態の土器が確認されています。環状配石遺構群が構築される6期の資料には口縁部に3基の突起を有する台付土器など装飾性の高い祭祀具に発展します。

本章では、もう一つの縄文文化の頂点とも呼べる大湯環状列石出土資料をご紹介し、縄文時代後期から晩期に勃興した新たな縄文文化をご紹介いたします。

画像:大湯環状列石出土・台付土器
大湯環状列石(秋田県鹿角市)出土・台付土器
鹿角市教育委員会所蔵

画像:大湯環状列石出土・台付土器
大湯環状列石(秋田県鹿角市)出土・台付土器
鹿角市教育委員会所蔵

画像:大湯環状列石出土・朱彩台付土器
大湯環状列石出土・朱彩台付土器
鹿角市教育委員会所蔵

画像:大湯環状列石出土・土偶
大湯環状列石出土・土偶
鹿角市教育委員会所蔵

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特別展記念講演会

本展の開催を記念して、全3回にわたって県内外の研究者を講師にお迎えする講演会を開催いたします。

ご参加には事前にお申込みが必要です。参加お申込みは各開催日の1か月前より承ります。

詳しくは特別展記念講演会のご案内をご覧ください。

演題・講師・開催日

第1回「DNA分析から探る縄文人」

講師:篠田謙一(国立科学博物館)
開催日:令和元年10月20日(日曜日)

第2回「物語が込められた中部高地の土器」

講師:今福利恵(山梨県埋蔵文化財センター)
開催日:令和元年11月10日(日曜日)

第3回「縄文土器工芸の発達を社会背景から考える」

講師:高橋龍三郎(当館館長)
開催日:令和元年11月17日(日曜日)

時間

午後1時30分~3時(受付は午後1時より開始)

会場

風土記の丘研修センター・講堂

時間・会場は各回とも同様です。

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特別展関連イベント

イベント・ものづくり教室のご案内は、詳細が決定次第、掲載いたします。

県民の日イベント「縄文とあそぼう!」

縄文時代にちなんだ様々なアトラクションを体験できるイベントです。なお、県民の日は県内外を問わず、どなたでも特別展・常設展を無料でご観覧いただけます。

開催日:令和元年11月20日(水曜日・県民の日)
会場:山梨県立考古博物館・エントランスホール、中庭

ものづくり教室「チャレンジ博物館」「原始古代の技に学ぶ」

ものづくり教室のお申込み・お問合せは、風土記の丘研修センターまでお願いいたします。

原始古代の技に学ぶ第7回「縄文風陶器作り体験」

縄文土器をイメージしたおしゃれで実用的な陶器作りを体験できます。

開催日:令和元年10月5日(土曜日)
対象:16歳以上の方

原始古代の技に学ぶ第8回「土器ドキクッキー作り」(親子・一般向け)

縄文土器の破片そっくりな手作りクッキー作りを体験できます。

開催日:令和元年10月27日(日曜日)
対象:どなたでもご参加いただけます(ただし、小学生以下の方は保護者の同伴が必要です)

チャレンジ博物館第8回「土偶づくりにチャレンジ」

山梨県から出土した土偶をモデルとした土偶づくりを体験できます。

開催日:令和元年11月17日(日曜日)
対象:小・中学生の子どもとその保護者

ものづくり教室のお申込み・お問合せ

風土記の丘研修センター

住所:〒400-1507山梨県甲府市下向山町1271
電話:055-266-5286FAX:055-266-5287

受付時間:午前8時30分~午後5時

休館日:毎週月曜日、9月16日(火曜日)、24日(火曜日)、25日(水曜日)~10月1日(火曜日)、10月15日(火曜日)、23日(水曜日)、11月5日(火曜日)、26日(火曜日)~29日(金曜日)
ただし、9月16日(月曜日)、23日(月曜日)、10月14日(月曜日)、21日(月曜日)は開館いたします。

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このページに関するお問い合わせ先

山梨県教育委員会考古博物館 
住所:〒400-1508 甲府市下曽根町923
電話番号:055-266-3881   ファクス番号:055-266-3882

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