ページID:103382更新日:2022年11月1日

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原始古代の技に学ぶ第8回「干支土鈴"卯(兎)"と泥メンコ作り」

県立考古博物館では月に1回程度、16歳以上の大人の方を対象としたものづくり教室「原始古代の技に学ぶ」を開催しております。

今年度第8回のものづくり教室は、干支土鈴"卯(兎)"と泥メンコ作りを開催いたします。

干支土鈴”卯(兎)”の制作例(焼成前)と泥メンコの制作例

画像:干支の土鈴の制作例
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画像:干支の土鈴の制作例(立ち兎)
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画像:泥メンコの制作例
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土鈴(どれい)は粘土を焼いて作られた土の鈴です。現在は民芸品として一般的ですが、その起源は縄文時代にまでさかのぼると考えられています。山梨県内の縄文時代の遺跡からも球形の土鈴が出土しており、当時は土笛(つちぶえ─土鈴と同様に土で作られた笛)などと並んで、祀り(まつり)の場などで楽器として使用されていたと考えられています。

画像:酒呑場遺跡出土・土鈴
酒呑場遺跡(北杜市)出土・縄文時代の土鈴
重要文化財・当館所蔵
写真右は土鈴の底部と音を鳴らすための丸玉

一方泥メンコは大きさ1~3cm程度で、型を使って粘土を形作り、素焼きによって作られた土製品です。

山梨県内では鰍沢河岸跡(南巨摩郡富士川町)から約250点もの泥面子が出土しており、それらには実に多彩なモチーフが表現されています。特に信仰(七福神や天神様)や家内安全・商売繫盛(亀、宝船、唐獅子、打ち出の小槌)、五穀豊穣(農作物や米俵)を連想させる「縁起物」の表現が多いことから、何らかの祈願をするために用いられたのではないかと考えられています。

画像:鰍沢河岸跡出土・泥メンコ
鰍沢河岸跡(南巨摩郡富士川町)出土・泥メンコ
当館所蔵

今回のものづくり教室では、令和4年の干支・卯(ウサギ)をかたどった土鈴作りと、鰍沢河岸跡出土品がモデルの泥メンコ作りを体験していただきます。

なお、作品は2週間程度乾燥させた後、職員が焼成して完成となります。完成品のお渡しはものづくり教室の当日にお知らせいたします。あらかじめご了承ください。

皆様のご参加をお待ちしております。

参加者(来館者)の皆様へ

新型コロナウイルスの感染防止のため、入館時の検温や体調確認等、感染防止対策へのご協力をお願いしております。ご来館前に必ず次のページをご確認いただくとともに、感染予防にご理解・ご協力くださいますようお願いいたします。

ものづくり教室のご案内

開催日時

令和4年12月3日(土曜日)
午前9時30分~午後1時30分

会場

風土記の丘研修センター(甲府市下向山町1271)

会場は考古博物館ではありません。会場への経路は地図(GoogleMap)を参考にご来場ください。なお、考古博物館と風土記の丘研修センターを結ぶ曽根丘陵公園内の道路は管理道につき、一般の車両は通行できません。(徒歩での通行は可能です)

対象・定員

16歳以上の方・9名

参加費

500円
教材費およびイベント保険料です。参加時にお支払いください。

持ち物・服装

筆記用具、エプロン、汚れてもよいタオル、ビニール袋1枚、作品作りの参考となるウサギのイラスト等(必要に応じて)

新型コロナウイルスの感染防止のため、必ずマスクを着用の上、ご参加くださいますようお願いいたします。

お申込み方法

参加には事前にお申込みが必要です。

風土記の丘研修センターへお電話またはご来館の上、お申込みください。

令和4年11月3日(木曜日)よりお申込みを承ります。お申込みが定員に達し次第、募集を締め切ります。

お申込み後、キャンセルまたはご欠席される場合は、お早めにご連絡くださいますようお願いいたします。

お申込み・お問合せ

風土記の丘研修センター(考古博物館付属施設)

電話:055-266-5286
FAX:055-266-5287

受付時間:午前8時30分~午後5時
休館日:毎週月曜日、11月24日(木曜日)~29日(火曜日)

11月24日~29日の間は、第39回特別展「甲斐の勇者─その原像を探る─」(会期:9月28日~11月23日)の撤収等により、臨時休館いたします。休館中は大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解・ご了承くださいますようお願いいたします。

このページに関するお問い合わせ先

山梨県観光文化・スポーツ部考古博物館 
住所:〒400-1508 甲府市下曽根町923
電話番号:055(266)3881   ファクス番号:055(266)3882

ものづくり教室の詳細は、考古博物館付属施設・風土記の丘研修センター(電話:055-266-5286)までお問い合わせください。

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