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更新日:2021年8月7日

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原始古代の技に学ぶ第4回「青銅器作り─銅剣形ペーパーナイフ─」

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、このものづくり教室は開催中止となりました。すでに参加お申込みをいただいた皆様、参加をご検討いただいた皆様には大変申し訳ございませんが、何卒ご理解・ご了承くださいますようお願いいたします。

県立考古博物館では月に1回程度、16歳以上の大人の方を対象としものづくり教室「原始古代の技に学ぶ」を開催しております。

今年度第4回のものづくり教室は、青銅器作りと題して銅剣形ペーパーナイフ作りを開催いたします。

画像:銅剣形ペーパーナイフの製作例
銅剣形ペーパーナイフの製作例(全長:約19cm)
画像を拡大(JPG:876KB)

青銅器と青銅器作りの技術は弥生時代の初期に大陸より日本へ伝来したとされ、その後の金工技術の発達とともに様々な青銅器が盛んに製造されました。弥生時代の代表的な青銅器・銅剣もそのひとつです。銅剣は当初、武器として用いられていたようですが、間もなく伝来した鉄製の武器が主流になると、次第に儀式や祭祀のための祭器として用いられるようになり、大型化していったと考えられています。

画像:中細形銅剣複製品
中細形銅剣(複製・原品は明治大学博物館所蔵)・弥生時代中期
高知県いの町岩瀧出土

今回のものづくり教室では、青銅や青銅器の歴史について学習していただくとともに、青銅器作りの研磨作業に重点を置いて銅剣形ペーパーナイフ作りを体験していただきます。

青銅器作りは鋳込み後に初期研磨を済ませたペーパーナイフを基に、3種の耐水ペーパーを用いた仕上げの研磨作業を体験していただきます。なお、今回は鋳型作り・鋳込みの体験は職員によるデモンストレーションとなります。あらかじめご了承ください。また、希望者は竹材や紐を用いて銅剣の柄を作成することもできます。

この機会にぜひ、当館ならではの青銅器作りを体験してみませんか?皆様のご参加をお待ちしております。

青銅器(銅剣形ペーパーナイフ)作りの工程

鋳型作り

画像:型取りの様子
型枠にガス硬化砂を詰めて型を取る

画像:接着前の鋳型
型枠から外した片面ずつの鋳型

画像:鋳型の接着
片面ずつの鋳型を接着して組み立てる

鋳型(いがた)は高温で溶かした金属を流し込むための型です。

当館の青銅器作りでは、炭酸ガスで固まる砂(ガス硬化砂)を使って鋳型を作ります。型枠に青銅器の基となる原型(もとがた)を入れ、ガス硬化砂を隙間なく押し詰めます。砂を詰めた型に炭酸ガスを注入すると、原型の形を写し取った鋳型が出来上がります。

鋳込み

画像:炉の中の様子
高温の炉の中で銅と錫を溶かす

画像:鋳込みの様子
溶けた青銅を鋳型に流し込む

鋳込みは高温で溶かした金属を鋳型に流し込む工程です。

まず、高温をおこした炉の中で、坩堝(るつぼ)に入れた銅と錫(すず)を熱して溶かし合わせて、銅と錫の合金・青銅を作ります。続いて溶けた青銅を鋳型に流し込みますが、ここでは1,000度近くまで熱されて溶解した金属を取り扱うため、作業に大変な危険を伴います。しかし、炉から出した青銅は急速に冷え固まるため、素早く正確な作業が求められます。

成形

画像:鋳型から取り外す
青銅器を鋳型から取り出す

画像:鋳型から取り出した直後の青銅器
鋳型から取り出した直後の青銅器

画像:機会を使った成形の様子
機械を使った成形・初期研磨

鋳込んだ青銅が十分に冷め、安全に触れるようになったら鋳型から青銅器を取り出して形を整えます。

鋳型から取り出した直後の青銅器は、表面が鋳型の砂や煤(すす)などで覆われており、バリと呼ばれる出っ張った余分な部分があるため、表面の汚れを洗い落とし、バリを取り除いて完成品へと形を整えていきます。(本来はヤスリなどで地道に形を整えていきますが、ここではベルトサンダーなどの機械を利用して成形します)

研磨

画像:初期研磨後の青銅器
成形し、粗く研磨した青銅器

画像:研磨作業の様子
研磨作業の様子

画像:銅剣形ペーパーナイフの完成品
研磨を終えた青銅器

バリを取り除いて形を整え、粗く研磨を済ませた青銅器を、ヤスリ(耐水ペーパー)や研磨剤を使って仕上げの研磨を施します。

青銅器の色は青緑色を連想しがちですが、青緑色は銅に付着する緑青(ろくしょう)と呼ばれる酸化物の色であり、本来は光沢のある白銀色や黄金色です。(錫の配合量によって色味が変化します)

今回のものづくり教室では、仕上げの研磨に重点を置いて体験していただき、青銅器本来の美しい輝きを再現していただきます。

参加者(来館者)の皆様へ

新型コロナウイルスの感染防止のため、入館前の検温や体調確認等、感染予防対策へのご協力をお願いしております。ご来館前に必ず次のページをご確認いただくとともに、感染予防にご理解・ご協力くださいますようお願いいたします。

ものづくり教室のご案内

開催日時

令和3年8月21日(土曜日)午前9時~午後4時開催中止

会場

風土記の丘研修センター・実習室(甲府市下向山町1271)

対象・定員

16歳以上の方・8名

参加費

3,300円
教材費およびイベント保険料です。参加時にお支払いください。

持ち物・服装

筆記用具
活動しやすく汚れてもよい服装(エプロン等着用)でご参加ください。

新型コロナウイルスの感染防止のため、必ずマスクをご着用の上、ご参加くださいますようお願いいたします。

お申込み方法

参加には事前にお申込みが必要です。

参加希望者ご本人様より風土記の丘研修センターへお電話、またはご来館の上、お申込みください。

令和3年7月21日(水曜日)~8月3日(火曜日)の間、お申込みを承ります。

お申込みが定員を超えた場合、抽選にて参加者を決定させていただきます。なお、抽選結果の通知は、当選者への連絡をもって代えさせていただきます。あらかじめご了承ください。(お申込みが定員に満たなかった場合、先着順にて追加募集いたします)

お申込み後、キャンセル・ご欠席される場合は、お早めにご連絡くださいますようお願いいたします。

お申込み・お問合せ

風土記の丘研修センター(考古博物館付属施設)

電話:055-266-5286
FAX:055-266-5287

受付時間:午前8時30分~午後5時
休館日:毎週月曜日、8月10日(火曜日)
ただし、8月9日(月曜日)は開館いたします。

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このページに関するお問い合わせ先

山梨県観光文化部考古博物館 
住所:〒400-1508 甲府市下曽根町923
電話番号:055(266)3881   ファクス番号:055(266)3882

ものづくり教室の詳細は、考古博物館付属施設・風土記の丘研修センター(電話:055-266-5286)までお問い合わせください。

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