トップ > 組織案内 > 観光文化・スポーツ部 > 山梨県立考古博物館 > 風土記の丘研修センター > ものづくり教室「チャレンジ博物館」 > チャレンジ博物館第11回「弥生時代の矢じりのペンダントづくりにチャレンジ」
ページID:103531更新日:2023年1月17日
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県立考古博物館では月に1回程度、小・中学生の親子を対象としたものづくり教室「チャレンジ博物館」を開催しております。
今年度第11回のものづくり教室は、弥生時代の矢じりペンダントづくりにチャレンジします。
矢じりペンダントの制作例
矢じり(鏃─やじり、ぞく)は矢の先端に取り付ける刺突具です。日本では弓矢が狩猟に使われるようになった縄文時代から盛んに作られました。矢じりの素材には動物の骨や角、後世には金属などが用いられましたが、石材で作られた矢じり(石鏃─せきぞく)もそのうちの一つです。石の矢じりには石材を打ち欠いて作られた打製石器の矢じりと、打製石器を砂や石などとすり合わせて滑らかにした磨製石器の矢じりがあります。
打製石器と磨製石器はどちらも縄文時代・弥生時代において使われましたが、弓矢が主に狩猟に使われた縄文時代の矢じりは小さくて薄い(矢が軽い、弾速が速い、飛距離が長い=命中精度を重視)のに対し、戦いの武器として使用される機会が増える弥生時代以降の矢じりは、大きくて厚い(矢が重い、深く突き刺さる=打撃力を重視)などの違いが見られます。
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山梨県内では甲斐市の金の尾(かねのお)遺跡をはじめ、笛吹市の身洗沢(みあらいざわ)遺跡や甲府市の東山北遺跡などから弥生時代の磨製石鏃(ませいせきぞく)が出土しています。
今回のものづくり教室では、古代の石器(矢じり)について学習するとともに、山梨県内の出土品をモデルとして弥生時代の矢じりづくりを体験していただきます。
なお、安全性を考慮して、矢じりの先端や側縁が鋭利にならないよう加工します。また、実際の矢としては仕上げず、矢じりに穴を開けて紐を通し、ペンダントに仕上げてお持ち帰りいただきます。あらかじめご了承ください。
皆様のご参加をお待ちしております。
新型コロナウイルスの感染防止のため、入館前の検温や体調確認等、感染防止対策へのご協力をお願いしております。ご来館前に必ず次のページをご確認いただくとともに、感染予防にご理解・ご協力くださいますようお願いいたします。
令和5年2月19日(日曜日)
午前の部:9時30分~12時
午後の部:1時30分~4時
新型コロナウイルス感染症の影響により、予定が変更となる場合がございます。
風土記の丘研修センター(甲府市下向山町1271)
会場は考古博物館ではありません。会場への経路は地図(GoogleMap)を参考にご来場ください。なお、考古博物館と風土記の丘研修センターを結ぶ曽根丘陵公園内の道路は管理道につき、一般の車両は通行できません。(徒歩での通行は可能です)
午前の部・午後の部ともに、小・中学生の子ども8名とその保護者(子どもの合計が16名)
エプロン、定規(10cm程度のもの)、手を拭くタオル
活動しやすく汚れてもよい服装でご参加ください。また、新型コロナウイルスの感染防止のため、必ずマスクを着用の上、ご参加くださいますようお願いいたします。
無料
参加には事前にお申込みが必要です。
風土記の丘研修センターへお電話またはご来館の上、お申込みください。
令和5年1月19日(木曜日)~2月2日(木曜日)の間、お申込みを承ります。
お申込みの際に参加ご希望の時間帯(午前の部または午後の部)をお伝えください。
お申込みが定員を超えた場合、抽選にて参加者を決定させていただきます。なお、抽選結果の通知は当選者への連絡をもって代えさせていただきます。あらかじめご了承ください。(お申込みが定員に満たなかった場合、先着順にて追加募集いたします)
風土記の丘研修センター(考古博物館付属施設)
電話:055-266-5286
FAX:055-266-5287
受付時間:午前8時30分~午後5時
休館日:毎週月曜日
ものづくり教室の詳細は、考古博物館付属施設・風土記の丘研修センター(電話:055-266-5286)までお問い合わせください。