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更新日:2021年1月13日

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チャレンジ博物館第11回
「弥生時代の銅剣形ペーパーナイフづくりにチャレンジ」

県立考古博物館では月に1回程度、小・中学生の親子を対象としたものづくり教室「チャレンジ博物館」を開催しております。

今年度第11回のものづくり教室は、弥生時代の銅剣形ペーパーナイフづくりにチャレンジします。

この教室はキャンパスネットやまなし連携講座です。

画像:銅剣形ペーパーナイフの制作例
銅剣形ペーパーナイフの制作例(全長:約18cm)
画像を拡大(JPG:2,533KB)

弥生時代の銅剣(どうけん)は、最古の合金・青銅で作られた武器・祭器です。弥生時代の初め頃に中国大陸より日本へ伝来し、青銅器づくりの発達にあわせて様々な青銅器が盛んに製造されました。

画像:中細形銅剣複製品
中細形銅剣(複製・原品は明治大学博物館所蔵)弥生時代中期
高知県いの町岩瀧出土

弥生時代初めの銅剣は形が細身で、主に武器として使われていました。しかし、日本に銅剣が伝来してから間もなく、より優れた鉄製の武器(鉄剣)も伝来したため、銅剣は銅鐸(どうたく)などと並んで儀式や祭祀(さいし)で使われる祭器として使われるようになります。銅剣の役割が武器から祭器へと変化するにつれて、細身だった形は大型化していったと考えられています。

今回の教室では、青銅器の歴史や銅剣について学習していただくとともに、銅剣形ペーパーナイフづくりを通じた青銅器作りの技術を見学・体験していただきます。この機会にぜひ、古代より続く金工技術に触れてみませんか?

皆様の参加お申込みをお待ちしております。

青銅器作りのうち、鋳型づくり・鋳込み・初期研磨の工程は難易度が高く、特に鋳込みは作業に危険を伴うため、職員が行う様子を見学していただきます。ペーパーナイフづくりは、鋳込み後に磨いて仕上げる工程に重点を置いて体験していただきます。あらかじめご了承ください。

【注意】参加申し込みをご検討の皆様へ

今回のチャレンジ博物館は従来とは異なる点がございます。参加お申し込みをいただく前に、以下についてご確認いただくとともに、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。

  • 午前の部のみの開催とし、午後の部は開催いたしません。
  • 新型コロナウイルス感染症対策のため、定員は8名とさせていただきます。
  • ペーパーナイフづくりは鋳込み後の研磨に重点を置いて体験していただきます。ペーパーナイフの鋳型作りや鋳込みの工程は職員が行う様子を見学していただきます。

来館者(参加者)の皆様へ

新型コロナウイルスの感染防止のため、来館者の皆様には入館前の検温や体調確認等、感染防止対策へのご協力をお願いしております。ご来館前に必ず次のページをご確認いただくとともに、感染予防にご理解・ご協力くださいますようお願いいたします。

青銅器作りの工程について

今回の教室では、仕上げの研磨の工程を中心に体験していただきます。鋳型作りから成形までの工程は、職員が行う様子を見学していただきます。あらかじめご了承ください。

鋳型作り

画像:鋳型作りの様子
型枠にガス硬化砂を詰めて型を取る

画像:接着前の鋳型
型枠から外した片面ずつの鋳型

画像:鋳型の接着
片面ずつの鋳型を接着して組み立てる

鋳型(いがた)は高温で溶かした金属を流し込むための型です。

当館の青銅器作りでは、炭酸ガスで固まる砂(ガス硬化砂)を使って鋳型を作ります。型枠に青銅器の基となる原型(げんかた)を入れ、ガス硬化砂を隙間なく押し詰めます。砂を詰めた型に炭酸ガスを注入すると、原型の形を写し取った鋳型が出来上がります。

鋳込み

画像:炉の様子
高温の炉の中で銅と錫を溶かす

画像:鋳込みの様子
溶けた青銅を鋳型に流し込む

鋳込みは高温で溶かした金属を鋳型に流し込む工程です。

まず、高温をおこした炉の中で、坩堝(るつぼ)に入れた銅と錫(すず)を熱して溶かし合わせて、銅と錫の合金・青銅を作ります。続いて溶けた青銅を鋳型に流し込みますが、ここでは1,000度近くまで熱されて溶解した金属を取り扱うため、作業に大変な危険を伴います。しかし、炉から出した青銅は急速に冷え固まるため、素早く精確な作業が求められます。

成形

画像:青銅器を鋳型から取り出す様子
青銅器を鋳型から取り出す

画像:取り出した直後の鋳型
鋳型から取り出した直後の青銅器

画像:機械で成形する様子
機械を使った成形・初期研磨

鋳込んだ青銅が十分に冷め、安全に触れるようになったら鋳型から青銅器を取り出して形を整えます。

鋳型から取り出した直後の青銅器は、表面が鋳型の砂や煤(すす)などで覆われており、バリと呼ばれる出っ張った余分な部分があるため、表面の汚れを洗い落とし、バリを取り除いて完成品へと形を整えていきます。(本来はヤスリなどで地道に形を整えていきますが、ここではベルトサンダーなどの機械を利用して成形します)

研磨

画像:初期研磨が済んだ青銅器
成形し、粗く研磨した青銅器

画像:研磨作業の様子
研磨作業の様子

画像:青銅製ペーパーナイフの完成例
研磨を終えた青銅器

バリを取り除いて形を整え、粗く研磨を済ませた青銅器を、ヤスリ(耐水ペーパー)や研磨剤を使って仕上げの研磨を施します。

青銅器の色は青緑色を連想しがちですが、青緑色は銅に付着する緑青(ろくしょう)と呼ばれる酸化物の色であり、本来は光沢のある白銀色や黄金色です。(錫の配合量によって色味が変化します)

今回のものづくり教室では、仕上げの研磨に重点を置いて体験していただき、青銅器本来の美しい輝きを再現していただきます。

ものづくり教室のご案内

開催日時

令和2年2月14日(日曜日)

午前9時30分~午後0時30分

今回は午前のみの開催となります。また、新型コロナウイルス感染症の状況により、予定が変更となる場合がございます。

会場

風土記の丘研修センター・実習室

会場は考古博物館ではありません。会場への経路は地図(GoogleMap)を参考にご来場ください。なお、考古博物館と風土記の丘研修センターを結ぶ曽根丘陵公園内の道路は管理道につき、一般の車両は通行できません。(徒歩での通行は可能です)

対象・定員

・中学生の子どもとその保護者・8名

子どもの参加お申込みが8名を超えた場合、抽選にて参加者を決定させていただきます。

小学5年生以下の方は保護者の同伴が必要です。小学6年生以上の方は本人のみでもご参加いただけます。

なお、新型コロナウイルスの感染予防のため、同伴者は最小限の人数でご参加くださいますようお願いいたします。

持ち物・服装

エプロン、汚れをぬぐうタオル

ペーパーナイフを磨く作業では水を使用しますので、活動しやすく多少濡れてもよい服装でご参加ください。

また、新型コロナウイルスの感染予防のため、必ずマスクをご着用くださいますようお願いいたします。

参加費

無料

お申込み方法

参加には事前にお申込みが必要です。

風土記の丘研修センターへお電話、またはご来館の上、お申込みください。

令和3年1月14日(木曜日)~28日(木曜日)の間、参加お申込みを承ります。

お申込みが定員を超えた場合、抽選にて参加者を決定させていただきます。なお、抽選結果の通知は、当選者への連絡をもって持って代えさせていただきます。あらかじめご了承ください。(お申込みが定員に満たなかった場合、先着順にて再度募集いたします)

お申込み後、キャンセルまたはご欠席される場合は、お早めにご連絡くださいますようお願いいたします。

お申込み・お問合せ

風土記の丘研修センター(考古博物館付属施設)

電話:055-266-5286
FAX:055-266-5287

受付時間:午前8時30分~午後5時
休館日:毎週月曜日

次回のチャレンジ博物館

次回のチャレンジ博物館は弥生時代の矢じりペンダントづくりにチャレンジ(令和3年3月14日(日曜日)開催予定)を開催いたします。

参加お申込みは、令和3年2月14日(日曜日)より承ります。皆さまのご応募をお待ちしております。

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このページに関するお問い合わせ先

山梨県観光文化部考古博物館 
住所:〒400-1508 甲府市下曽根町923
電話番号:055(266)3881   ファクス番号:055(266)3882

ものづくり教室の詳細は、風土記の丘研修センター(電話:055-266-5286)までお問い合わせください。

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