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更新日:2011年7月25日

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やまなしINDEX「深沢七郎」平成23年7月29日(金曜日)午前7時15分~7時20分(YBS)

番組概要

この番組では、「インデックス」=「見出し」をキーワードに、山梨の話題を紐解いていきます。

放送は、毎週金曜日午前7時15分からと、土曜日午前8時20分からの2回です。

 

今週のINDEXは、「深沢七郎」です。

 

 

山梨が生み出した名作家、深沢七郎をご存知ですか?

 

彼は、小説『楢山節考』や『笛吹川』など、数多くの作品を世に送り出した昭和を代表する作家です。

今回番組では、この郷土が生んだ作家、深沢について紹介します。

 

 

深沢七郎『楢山節考』表紙深沢七郎『笛吹川』表紙

 

深沢七郎、数奇な作家人生

山梨が生み出した名作家、深沢七郎をご存知ですか?

深沢は、姥捨山伝説をもとに信州の寒村生活を描いた作品『楢山節考』や、戦国時代の貧しい農民の暮らしを描いた『笛吹川』など、数多くの作品を世に送り出した昭和を代表する作家です。

 

大正3年、深沢は石和で印刷業を営む家の4男として生まれました。

石和小学校から日川中学校(現在の県立日川高校)へ進学しますが、成績が振るわなかったことから、小学生の時の担任の家へ預けられることに。ここでの生活が彼の転機となります。先生の家が農家だったため、そのときから農業に親しむようになり、ギターや囲碁、映画といった娯楽にも興味を持ち始めます。その一方で、デュマの『椿姫』、アヴェ・プレヴォの『マノン・レスコー』で、感動を覚えた深沢は、詩の創作を始めました。

 

中学を卒業すると、東京の薬屋、パン屋に住み込みで働きますが、いずれも1週間ほどで辞めてしまいます。転々と生活する中、本格的にギターを習い始め、昭和14年には、ギターリサイタルを開催するまでに。戦時中にもかかわらず、深沢は17回も公演を行いました。

戦後、彼は旅回りバンドを結成。昭和29年には、日劇ミュージックホール正月公演に特別出演を果たしています。

 

そんな中、昭和31年、「楢山節考」を執筆、中央公論新人賞に応募し、見事受賞。その後も年に数本の割合で新作を発表し、作家としての地位を確立した深沢に、またも転機が訪れます。

 

嶋中事件、その後

1961年(昭和36年)、前年に雑誌・中央公論に発表した小説『風流夢譚』に端を発した右翼テロ事件、いわゆる「嶋中事件」が起こります。

 

この嶋中事件により、深沢は逃亡、定住地のない放浪の生活が始まります。

 

深沢七郎『風流夢譚』冒頭部

 

 

逃亡生活中も年に数本の割合で、新作を発表していた深沢。1965年(昭和40年)51歳にして、埼玉県菖蒲町に新しい定住地「ラブミー農場」を開き、農業に従事するようになります。

 

1967年(昭和42年)全3巻からなる『深沢七郎選集』を大和書房より刊行、出版記念ギターリサイタルを東京厚生年金会館で行っています。

また、1980年(昭和55年)、前年に刊行した『みちのくの人形たち』が川端康成文学賞に選出されますが、深沢はその受賞を辞退します。

 

晩年は、50代に発症した狭心症、心筋梗塞の持病により苦しむも、亡くなる前年まで「新春無題気儘対談」(雑誌・新潮)で井伏鱒二と対談を行うなど、農家・作家として活動しました。

 

深沢七郎は、1987年(昭和62年)8月に亡くなりますが、自身の葬式でエルビス・プレスリーの歌と深沢がテープに吹き込んだ「般若心経」をはじめ、さまざまなお経を現代語に訳したものを流します。

出棺の直前に「お暑い中をありがとう。お別れに歌を聴いてください」と深沢自身が挨拶、自作の「楢山節」のギター弾き語りを披露しています。それは、病人とは思えないほどの歌いっぷりだと参列者が感心したほどのものでした。

 

 

さて、県立文学館では、この秋、企画展深沢七郎の文学『楢山節考』ギターの調べとともに」の開催が予定されています。

夏の企画展では「手紙を書こう作家の手紙をお手本に」が開かれています(7月23日8月28日)。

 

この夏、深沢をはじめ、山梨ゆかりの作家の作品に触れてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

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