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更新日:2011年6月27日

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やまなしINDEX「新名庄川」平成23年7月1日(金曜日)午前7時15分~7時20分(YBS)

番組概要

7月は、河川愛護月間

 

そこで今回番組では、河川愛護月間にちなみ、「新名庄川」を例に、自然を活かす河川改修など安全に配慮し、かつ、環境にも配慮した河川の整備について紹介します。

 

富士山の豊かな湧水が流れる新名庄川新名庄川の流れになびく水草

 

多自然川づくり

 

飲み水や魚など食料の供給、農業用水、物資の運搬と、川は昔から私たちの生活を支えるまさに無くてはならないものでした。

その一方で、ひとたび大雨などが降ったりすると、川はその姿を変え、何度となく大きな災いをもたらしてもきました。

 

このようなことから、人は川と上手く付き合うための方法を長い時間をかけて考え出してきたのです。

河川の整備は、私たちが安心して生活していくために必要不可欠なもの。しかし、そのために、かけがいのない自然を破壊してしまうことは惜しいことです。

 

実は近年、環境や地域の歴史・文化にも配慮した川づくりが行われています。

 

かつて河川整備というと、洪水等の被害を防ぐ治水重視の整備が主流であったところ、20年ほど前から環境意識の高まりを受け、自然と調和した川づくり=多自然「型」川づくりが全国的に推進されてきました。

 

多自然「型」川づくりがスタートし、環境に配慮した河川整備が進められる一方で、その効果や方法について様々な問題点も浮かび上がります。

 

例えば試行錯誤しながら河川整備を行ってきたものの、本当にその川に適しているかというような批判や、河川を幾つかパターン設定し、その型に嵌(は)めようとしたことが批判の対象となりました。

 

しかし、それぞれの川には、環境や歴史、文化があり、ひとつひとつその表情が異なります。

このような反省から2006年、『型』に嵌(は)めない、本当の意味の「多自然川づくり」が始まっていくのです。

 

河川と自然環境、歴史・文化

 

この「多自然川づくり」の一例が、県東部、忍野村・山中湖村を流れる新名庄川。

忍野村といえば、富士の伏流水が湧出している忍野八海が有名ですが、新名庄川は、この忍野八海近くを流れる桂川の支流です。

 

日本の原風景を思わせる川の姿は、写真のスポットとしても有名で、特に、桜の季節は、多くのカメラマンが訪れます。

 

この新名庄川は2007年、安全だけにとどまらない環境や歴史文化への配慮ある整備方法が評価され、国土交通省が選定する『魅力ある関東のいい川づくり』コンテストで、第2位に選出されました。

 

新名庄川には観光客も

 

この新名庄川で行った工事方法、それは昔ながらの景観を損なわないよう、木の杭で川岸の浸食を守る木柵工法。

新名庄川の水源は湧水のため、水量変化が少なく、大規模な治水工事が必要なかったことも工法選択の参考となりました。

 

新名庄川の川岸には小さな木の杭がたくさんあります

 

自然な姿が残る新名庄川は、水生生物や貴重な植物の宝庫ともなっています。

新名庄川や桂川は、湧水で水温が低く水量が一定、流れが緩やかな川。このような川は、イギリスやアメリカにはあっても、日本では珍しいといいます。

 

 

新名庄川は、このような特徴もあり、レッドデータブックの「準絶滅危惧種」に指定されている単子葉植物の一種「ミクリSparganiumerectum」が自生、絶滅の危機から守られています。

貴重な動植物を守るためにも、このような整備は良かったといえましょう。

 

新名庄川は自然の宝庫(写真は絶滅が危惧されるミクリ)地域住民に愛されている新名庄川

 

 

多自然川づくりをしていくためには、整備する人々の知恵や、住民意識の高まりが必要。単に「型」を真似るのではなく、改修に当たっては一つ一つの川をよく観察して、それぞれの川、地域の歴史・文化に合った整備を進めていきます。

 

この新名庄川を見てみると、私たちが安全・安心な生活をするという事と、自然環境を守るということは、両立できるのだと感じます。

 

 

今回もラジオをお聴きになり、河川愛護月間の7月、皆さんも身近な川を見つめ直してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

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