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更新日:2011年5月30日

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やまなしINDEX「健康長寿日本一」平成23年6月3日(金曜日)午前7時15分~7時20分(YBS)

番組概要

この番組では、「インデックス」=「見出し」をキーワードに、山梨の話題を紐解いていきます。

放送は、毎週金曜日午前7時15分からと、土曜日午前8時20分からの2回です。

 

今回のINDEXは、「健康長寿日本一」

 

山梨県「ねんりんピック」の一シーン

 

本県は、東京大学や山梨大学、山梨県立大学などの調査から、男女とも自立できる状態で最も長生きしている日本一の「健康長寿県」。

地域における交流、地域行事への参加が重要であることが分かっている一方で、食事をはじめとする生活習慣によって、健康長寿は急激に短くなることも指摘されています。

 

今回番組では、山梨県が誇る「健康長寿日本一」について紹介します。

 

日本人、山梨県民の健康寿命

 

ずっと元気で生活していくということを指標にしたのが「健康寿命」。

自立して生活できる、介護が必要のない寿命のことをいいます。

 

日本人は、世界一長寿(平均寿命)だが、それはただ長生きしているだけで寝たきりが多いのではないのではないかとの説がありました。

 

この説に対して、1990年代以降、医療システムや介護システムを補完する、保健・予防医学に関する調査研究が盛んになりました。

この調査研究の中で、健康長寿も日本人がナンバーワン、特に本県の健康長寿がナンバーワンとの結果が出てきています。

 

 

平成10(1998)年、東京大学の橋本修二教授らの研究により、都道府県別「平均自立期間(健康寿命)」が算出されていますが、それによると山梨県は男女とも健康寿命が長く、女性は全国1位、男性は全国2位でした。

 

また、平成16(2004)年に山梨総合研究所等が参画して行った「健康寿命実態調査」の中で、山梨県立看護大学(現・山梨県立大学の小田切陽一教授が、介護保険における要介護認定率に基づき山梨県の健康寿命を算出していますが、やはり女性は全国1位、男性2位であり、山梨県は、自立できる状態で最も長生きしている日本一の健康長寿県であることがわかっています。

 

 

これらの原因・要素については、塩山市(現・甲州市で行われた山梨大学医学部と同市との共同研究があります。これは、1,800人から600人を抽出し、高齢者に聞き取りを行う、元気で長生きの人と、そうでない人の比較研究です。

 

この研究によると、週3回以上近所付き合いのある人が1.7倍、旅行仲間がいる人が3.1倍、悩みを打ち明ける人がいる人が2.7倍、健康長寿であるとの結果が出ています。

社会参加なしの人に比べ、1つ参加は1.2倍、2つ以上参加は3.0倍、健康長寿でした。

 

特に本県には無尽というお金を出し合って旅行や飲み会をする風習がありますが、それに参加しているか否かだけで健康長寿に有意差があるか調べた結果は、有意差なしという結果。

しかし、「それ無尽が楽しみだ」という人は、義理で参加している人の6.7倍、健康長寿との結果が出ています。

 

生きがいの調査では、趣味や仕事を生きがいにしている人は健康寿命が長く、お金を生きがいにしている人は健康寿命が短いという結果があり、目的観のある人、つまり何々をやりたいので元気でいたい人は、健康寿命が長く、ただ長生きしたい人の健康寿命は短いとのことです。

 

地域における多世代の交流が盛んであること、地域の行事への参加が大切なんですね。

 

長寿村・棡原(ゆずりはら)の教訓

 

山梨と長寿との関係については、もっと古くから注目、研究されていました。

それは、急峻な山に囲まれた地域、上野原市「棡原」地区の長寿の状況です。

 

棡原の入口にある記念碑「長寿村棡原」には、次の言葉が刻まれています。

 

 

『・・・古来、村人は健康で人情に篤く、粗衣粗食、耕雲種月の日々を楽しんできた。

穀菜食を主とし、肉食を嗜まず女性は多産且つ母乳豊富、老人は皆天寿を全うしまさに、身士不二の桃源郷である・・・』

 

 

昭和43年、この棡原住民の生活を微に入り細にわたって疫学調査したのは、甲府市の古守病院院長・古守豊甫と東北大学医学部の近藤正二教授。彼らは、雑穀や野菜を中心とした粗食と、高齢になっても辞めない(定年がない)労働が長寿の元になっていると分析しています。

 

厳しい生活環境であるにもかかわらず、住民は、腰も曲がらず、寝たきりになることもなく、夫婦ともども長寿を全うする棡原の住民。

 

経済成長が山間地に及ぶと、生活習慣は大きく様変わりしました。

80・90歳代の親よりも、50・60歳代の子どもが生活習慣病になり、親よりも先に亡くなってしまう「逆さ仏」現象が目立つようになったのです。

 

 

古くから当地の疫学研究を続けてきた古守医師と、栄養学者の岩手大学・鷹觜テル教授は、棡原に起きた短命化現象を研究、昔の食生活に比べ、住民の動物性タンパク質や脂質の摂取量は増えた一方、各種ビタミンやミネラル、食物繊維の摂取量が減少していったことから、両氏は、食生活の変化が長寿村・棡原を崩壊させたと結論づけました。

(古守豊甫・鷹觜テル著『長寿村・短命化の教訓:医と食からみた棡原の60年』(樹心社、1986年)より)

 

健康長寿日本一に関連深い山梨の郷土食「ほうとう」

【健康長寿日本一に関連深い山梨の郷土食「ほうとう」】

 

今回もぜひラジオをお聴きになり、ご自身や家族の健康を守るために、今一度、食事や生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。

 

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