更新日:2018年12月20日
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インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛等全身の症状が突然現れます。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。お子様ではまれに急性脳症を、御高齢の方や免疫力の低下している方では肺炎を伴う等、重症になることがあります。
今後、流行が拡大する可能性があることから、さまざまな感染症予防の標準予防策である手洗い・うがい・咳エチケットの励行、バランスのとれた食事を心がけ、改めて家族全員で体調の管理に留意するとともに、体調が悪いときは無理せず十分な休養を取り、早めに医療機関を受診しましょう。
警報レベル:定点医療機関当たりの報告数が30以上(10を下回るまで継続。10を下回ったら解除。)
注意報レベル:定点医療機関当たりの報告数が10以上(10を下回ったら解除。)
流行入り:定点医療機関当たりの報告数が1以上
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インフルエンザ |
風邪 |
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症状 |
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流行の時期 |
1月~2月がピーク 4月以降も散発的に続くことも。 |
年間を通じて、特に季節の変わり目や疲れているときなど |
インフルエンザは、インフルエンザウイルスが体内に入り込むことによって起こります。
インフルエンザのウイルスにはA型、B型、C型と呼ばれる3つの型があり、その年によって流行するウイルスが違います。これらのウイルスうち、A型とB型の感染力はとても強く、日本では毎年約1千万人、およそ10人に1人が感染しています。
インフルエンザにかかっても、軽症で回復する人もいますが、中には、肺炎や脳症などを併発して重症化してしまう人もいます。
高齢者、幼児、妊娠中の女性、基礎疾患をもっている方(ぜんそく、慢性心疾患など)
インフルエンザの感染経路は「飛沫感染」「接触感染」です。
インフルエンザの感染を予防するためには、これらの感染経路を断つことが大切です。
流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法です。インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。
外出した際には、必ず手洗いや消毒をしましょう。
外出時にはマスクを着用し、流行時には人混みを避けるようにしましょう。
空気が乾燥すると、咽頭粘膜のウイルス粒子に対する物理的な防御機能が低下するため、インフルエンザに罹患しやすくなります。
室内では加湿器などを使う等、適度な湿度(50~60%)を保つと良いでしょう。
予防接種(ワクチン)は、インフルエンザが発症する可能性を減らし、もし発症しても重い症状になるのを防ぐ効果があります。
重症化しやすい方は、医師と相談して予防接種を受けることも考えてみましょう。ただし、ワクチンの効果が持続する期間は一般的に5か月程度です。また、流行するウイルスの型は毎年変わるため、毎年、接種することが望まれます(※ワクチンを打っていてもインフルエンザにかかる場合があります)。
(学校保健安全法では、出席停止期間は発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまでは自宅で休息を取ることになっております。)
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