トップ > しごと・産業 > 農業・水産業 > 内水面漁業 > 魚病対策(アユの冷水病・コイヘルペスウイルス病)について

更新日:2019年4月16日

ここから本文です。

魚病対策(アユの冷水病・コイヘルペスウイルス病)について

  1. アユの冷水病
  2. コイヘルペスウイルス病

1.アユの冷水病対策

アユの冷水病

冷水病は、日本では昭和60年頃から宮城県、岩手県のギンザケで発生があり、平成3年に正式に確認された国外由来の細菌性疾病です。アユの冷水病は、昭和62年に琵琶湖産アユ種苗で初めて発生が確認されました。山梨県の河川では、平成9年に初めて発生が確認され、その後、少しずつ拡大し、アユの不漁の要因となりました。原因は、冷水病の原因菌を保菌している琵琶湖産アユ種苗によるものと推定されています。

アユに係る漁業協同組合の状況

山梨県では、県内の18漁業協同組合のうち、9漁協でアユが漁業権魚種となっています(平成25年12月までは、早川漁業協同組合に漁業権があり、10漁協)。これらの漁業協同組合の漁場となっている河川でアユ漁業(主に友釣り)が行われています。その放流経費は他の魚種に比して高く、アユの遊漁料収入は漁協の経営に直結しています。また、河川環境の悪化、カワウによる食害、冷水病等により、アユの遊漁者数は減少し、漁業協同組合の経営は厳しい状態となっています。

特に、平成17年以前は、冷水病の問題が深刻で、放流したアユが解禁前に大量に死亡する状況でした。アユの冷水病については、冷水病フリー種苗(冷水病の原因菌を保菌していないアユ種苗)だけを放流することにより、解禁前の冷水病の発生を防ぐことができます(解禁後は、原因菌を保菌している友釣りのオトリの持ち込みにより冷水病が発生する可能性がありますが、水温の上昇に伴い冷水病が発生しにくくなる夏の時期が近いため、解禁前から冷水病が発生している場合よりも被害量はかなり少なくなります)。このため、平成16年に山梨県漁業協同組合連合会から冷水病フリー種苗の増産及び安定供給の要望の要望が出されました。

冷水病フリー種苗の供給体制の拡充

これを受けて、平成17年に水産技術センターの施設整備(増設)を行い、主に富士川水系、多摩川水系で冷水病対策の完全実施が可能な180万尾相当の生産体制を整備しました(なお、相模川水系の一部の河川では、県で生産された無菌のアユ魚苗だけでなく、ダム建設の補償により県外産のアユ魚苗130万尾相当が毎年提供され、放流されていますが、保菌していないアユの放流に努めています)。

これにより、現在では、アユの解禁前の冷水病の発生を防ぐことに成功しています。今後も、山梨県水産技術センターでは、冷水病フリー種苗の安定的な供給体制を維持します。また、冷水病フリー種苗以外に、釣られやすさなどに配慮したアユ種苗の生産についても研究し、優良なアユ種苗を供給していくとともに、放流効果をより高めるため、放流場所の選定、放流時期などの放流方法改善等も指導しています。

2.コイヘルペスウィルス病対策について

コイヘルペスウィルス病

コイヘルペスウィルス病(KHV病)は、ウイルスによるコイやニシキゴイのみが感染する病気で、致死率が高く、18~26℃の水温で発生し、治療方法はありません。感染すると、行動が緩慢になったり、餌を食べなくなったりします。外見的にはあまり目立った特徴はありませんが、エラが色あせたり、ただれている場合があります。

コイヘルペスウィルス病が一度発生した水域では、その後にはコイの大量死は起きていませんが、未発生の水域では大きな被害が出る可能性があり、水域全体での対策が必要になります。持続的養殖生産確保法で特定疾病に指定され、養魚場や人工池等においては、同法に基づく防疫措置(移動の制限又は禁止、焼却、消毒等)がとられています。天然水域では、内水面漁場管理委員会の指示により、防疫措置(放流制限、移動の制限又は禁止等のまん延防止対策)が取られています。

人には感染しないため、感染したコイを触ったり、食べても人体に影響はありません。食用コイは安全です。

(参考)コイヘルペスウィルス病Q&A

山梨県の対応

平成15年10月に茨城県霞ヶ浦でこの病気によるコイの大量死が発生し、平成15年11月には山梨県でも発生が確認されました。

山梨県内の河川湖沼における発生状況(平成28年7月現在)(PDF:4KB)

平成16年8月以降、河川湖沼においては発生していません。

 

平成16年5月以降、山梨県内水面漁場管理委員会指示によるコイの放流制限・河川湖沼からの持ち出し禁止又は制限を実施しています。また、コイの大量へい死発生時の関係機関(農務事務所・漁業協同組合・市町村等)との連絡体制の整備、関係機関による病死魚の回収処分、未発生水域でのへい死の場合は遺伝子診断(死因の特定)等を実施するとともに、山梨県水産技術センターによるコイヘルペス無病コイ種苗の生産供給を行っています。

コイのへい死を発見した場合は、地元の市役所又は町村役場、山梨県庁花き農水産課水産担当(055-223-1614)、水産技術センター(本所:055-277-4758、忍野支所:0555-84-2029)に御連絡ください。

また、引き続きコイヘルペスウィルス病対策を継続する必要がありますので、関係者の皆様には御協力をお願いいたします。

関連リンク

コイヘルペスウィルス病に関する情報(農林水産省のホームページ)

報道提供資料

2018年12月28日コイヘルペスウイルス病の確認について(PDF:111KB)

2014年8月4日コイヘルペスウイルス病の発生について(PDF:66KB)

2014年7月4日コイヘルペスウイルス病の発生について(PDF:4KB)

2010年7月6日コイヘルペスウイルス病の発生について(PDF:41KB)

2006年7月12日コイヘルペスウィルス病の発生について(PDF:3KB)

2006年6月21日コイヘルペスウィルス病の発生について(PDF:4KB)

2004年6月30日コイヘルペスウィルス病の検査結果について(PDF:13KB)

2004年6月18日今後のプレスリリースについて(PDF:11KB)

2004年6月7日コイヘルペスウィルス病の検査結果について(PDF:12KB)

2004年5月14日コイヘルペスウィルス病の発生について(PDF:12KB)

2004年4月26日コイヘルペスウィルス病の検査結果について(PDF:11KB)

2003年12月16日コイヘルペスウィルス病PCR検査後の対応について(PDF:6KB)

2003年11月26日コイヘルペスウィルス病のPCR検査について(PDF:6KB)

2003年11月14日コイヘルペスウィルス病に対する今後の対応について(PDF:6KB)

2003年11月13日コイヘルペスウィルス病の確認について(PDF:4KB)

2003年11月5日コイヘルペスウィルス病について(PDF:7KB)

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

このページに関するお問い合わせ先

山梨県農政部花き農水産課 担当:水産担当
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1614   ファクス番号:055(223)1609

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

広告スペース

広告掲載について