このサイトでは、山梨県の郡内地域(富士北麓・東部地域)で生まれた織物、甲斐絹(かいき)を紹介いたします。

甲斐絹とは、江戸時代から昭和初期にかけて一世を風靡した高級絹織物です。しかし服装の洋装化、生産手段の機械化などの流れのなか、第二次大戦後に姿を消し、現在の市場では眼にすることはできません。

ここで紹介する甲斐絹の生地は、当センターの前身である山梨縣工業試験場が、明治後期から昭和初期にかけて収集したものです。

これらは、いずれも百年近い歴史を経た生地であるため、実際に手を触れて閲覧することは最小限に留めざるを得ません。
しかし、地域産業の貴重な遺産であるこの甲斐絹の資料を、なるべく多くの方に知っていただき、甲斐絹を山梨県織物産地のシンボルとして後世へ伝えていくことは、当センターの重要な使命のひとつであると、わたしたちは考えています。

そこで、当センターでは、所蔵する甲斐絹資料のデジタルアーカイヴ構築を進めてまいりました。

このサイトでは、当センターで所蔵する甲斐絹と、甲斐絹に関する資料やデータをご紹介いたします。また、内容は今後定期的に更新し、新たな情報を付け加えて充実したサイトに成長させてゆきたいと思います。どうぞごゆっくりご覧ください。

山梨県富士工業技術センター(現 山梨県産業技術センター 富士技術支援センター)

[ 2003.11.10 OPEN]

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