発表日:2018年10月19日
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山梨県甲府市は2019年1月1日をもって開府から500年を迎えます。(1519年12月に武田信虎〈信玄の父〉が躑躅ヶ崎(現武田神社)へ石和より居を移し、甲斐の新府中「甲府」が誕生)
こうふ開府500年記念事業関連展示として、山梨ジュエリーミュージアムでは『宝石の街 甲府』展を開催します。
甲府市には県内にあるジュエリーの企業や工房の多くが集まっており、宝石の街として山梨の研磨宝飾産業において大きな存在感を示してきました。
山梨のジュエリーは、かつて金峰山一帯から水晶が産出したことを発端に、江戸後期には京都の玉つくりの職人が水晶加工の技術を金桜神社の神官たちに教えたことから始まったと言われています。加工技術はやがて水晶工芸と水晶研磨へと枝分かれし、水晶工芸は国の伝統的工芸品に指定された甲州水晶貴石細工へ、水晶研磨はジュエリーに用いる様々な宝石の研磨技術へとそれぞれ発展しました。
また、甲府の錺(かざり)職人に加えて、明治初期の廃刀令の施行によって仕事が激減した職人が静岡などから甲府へ移り住んだこともあり、錺=貴金属加工の技術と石の研磨技術が合わさり、装身具を生み出す産業が成立していくこととなります。
現在では、水晶のみならず世界各国から集まった宝石を加工し流通させる宝飾の一大集積産地となっています。
本展では明治期の水晶工芸から、現在のジュエリーまでを幅広く展示し、貴金属加工・宝石研磨・水晶美術彫刻の各分野を紹介しながら、それぞれの技術が世代を経て新しい価値を生みだそうとする取り組みもあわせて紹介します。
ペンダント《ゆきのはな》
リング/ブローチ《待宵》
ブローチ兼ペンダント《惑星》
かんざし《甲州貴石切子 切子珠》
開館時間 10時00分~17時30分(入館は開館の30分前まで)
休館日 火曜日、12月29日(土)から1月3日(木)
展示室 山梨ジュエリーの今
名称 | 山梨ジュエリーミュージアム |
住所 | 山梨県甲府市丸の内1-6-1(山梨県防災新館1階) |
電話番号 | 055-223-1570 |
ファックス番号 | 055-223-1572 |
ホームページ | 山梨ジュエリーミュージアム |
JR甲府駅南口から徒歩7分
無料
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(055(223)1570)
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