更新日:2012年8月31日
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水の中の有機物(汚れの原因)を微生物(好気性微生物)が分解するのに使われた酸素の量のことで、有機物による水の汚れを示す代表的な指標です。
川の汚れの様子や、工場や旅館などの排水の状態を評価するための指標の一つです。
BODは、水の中の有機物の量が多ければ、有機物を分解するのに必要になる酸素の量も多くなるので、BODも大きくなります。
高いBODを示す=微生物によってたくさんの酸素が消費された
⇒水の中に有機物がたくさん含まれている⇒汚れた水
BODが水の汚れの度合いを示すものってことは分かったけど、数字を見ただけでは良く分かりません。もう少し分かりやすくなりますか?
BOD(単位:mg/L) |
1以下 |
2以下 |
3以下 |
5以下 |
8以下 |
10以下 |
---|---|---|---|---|---|---|
環境基準の類型 |
AA |
A |
B |
C |
D |
E |
生き物から見た水質 |
魚がすめる水質 |
魚は殆どすめない |
||||
すんでいるさかな |
|
ヤマメ・ |
アユ |
コイ・フナ |
||
生活の中の水質 |
水道水に使える水質 |
工業用水として利用 |
||||
利用するときに必要な浄化の程度 |
簡易な浄化 |
普通の浄化 |
高度な浄化 |
普通な浄化 |
高度な浄化 |
特殊な浄化 |
BODを身近な指標に換算すると上の表のようになります。
この表は、BODの値を国で定めている環境基準、魚種類とBOD、水の利用という3つの視点から比較したものです。
一日あたり一人43gです。
私達の日常生活から出る有機物は一日当たり43gといわれています。
そのうちの70%は生活雑排水(台所、風呂、洗濯等)です。
一日に排出される水の40%を占める台所の排水、食事の用意や食器などの洗い物によって、たくさんの汚れた水が排水されています。
したの図と表は、台所から出るものが、どのくらい有機物を含んでいるかを示しています。
魚がすめるような水質(5mg/L以下)に薄めるためには、とてもたくさんの水が必要になることがわかります。
食品の種類 |
しょう油 |
米のとぎ汁 |
日本酒 |
ラーメンの汁 |
みそ汁 |
牛乳 |
使用済みてんぷら油 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
汚れの程度 |
150,000 |
1,200~3,200 |
180,000 |
20,000 |
26,000 |
78,000 |
1,000,000 |
捨てる量 |
15ml |
2,000ml |
20ml |
200ml |
200ml |
200ml |
500ml |
お風呂で何杯?(注1) |
1.5杯 |
1.6~4.3杯 |
2.4杯 |
2.7杯 |
3.5杯 |
10杯 |
330杯 |
【脚注】
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