てくてくvol.17
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01昭和39(1964)年に運行を開始した長い歴史があるロープウェイ。標高1058メートルの山頂のパノラマ台駅までは約5分の空中散歩。窓からは四季折々の自然が眺められる。05花こう岩の岩肌を削るように落下する落差約30メートルの滝。仙娥とは中国神話に登場する月に行った女性嫦娥のこと。名前からも神秘的なイメージが感じられる。06弘法大師空海の作といわれる岩正五百大阿羅漢の木彫像が安置されている。154体が現存し、像底には応永30(1423)年の墨書がある阿弥陀如来坐像も安置されている。石門昇仙峡ロープウェイロープウェイ山頂のパノラマ台駅から徒歩約20分。弥三郎岳の山頂からは、富士山、南アルプス、金峰山などの山々が一望でき、360度の絶景が楽しめる。覚円峰(夢の松島)02渓谷沿いの奇岩・奇石長潭橋仙娥滝0807渓谷沿いの遊歩道からは、数々の奇岩・奇石を見ることができる。亀石、オットセイ石、大砲岩など名前もユニーク。イメージを膨らませながら探すのが楽しい。(写真は猿岩)羅漢寺03仙娥滝を過ぎると間もなく見えてくる、巨大な花こう岩が天然のアーチ状になっている石門。アーチの先端部がわずかに離れているが、絶妙なバランスを保っている。大正14(1925)年完成の橋。昇仙峡の玄関口であり観光の歴史を物語る風情がある。戦前に完成した県内の三つのコンクリートアーチ道路橋の一つ。土木遺産に指定されている。04覚円峰の名称は、その昔、僧侶覚円が頂上で修行したことに由来。遊歩道の途中にある撮影スポット「夢の松島」から見る直立約180メートルの覚円峰は大迫力。 東京から昇仙峡の散策に来ていたご夫妻に会いました。旅行が大好きで、山梨には何度か来ているというお二人。「昇仙峡は初めてですが、私は川の流れの音や渓谷の風景が好きなので大満足です。明日は金櫻神社や荒川ダム方面を見て回ろうと思っています。お土産にはワインを買おうかな」(ご主人) 「以前、主人が甲府から水晶を買ってきてくれたことがあるんですよ」(奥さま)と優しい笑顔で話してくれました。弥三郎岳じょうが17

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